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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

自分の見ている報道を疑え・続

2020-09-13 12:13:55 | 日記

  昨日「自分の見ている報道を疑え」で書いたが、報道が萎縮して、政権の発言がそのまま垂れ流されるだけだったり、主張や批判をするとしても、政権側の代弁者を並べて発言させるよう配慮したり、「公平」を理由に電波法で高市さんが脅したりしたせいか、骨のある番組がどんどんキャスターと共に消えてきている感じがする。  そんな中、TBS報道特集の金平茂紀さんもいて頑張っていると評価しており、先日も菅官房長官がいかに内閣人事局の力を使って官僚支配をしてきたかを、(ふるさと納税が高額納税者の節税対策になっている現状を示し、制度の問題点を説明した官僚が左遷されたことで、総務省内の雰囲気が一気に変わった話)を通して説明、説得力があった。TBSは、他にも日曜の「サンデーモーニング」に青木理さんや安田菜津紀さん、荻上チキさんなども出て、いい話が聞け、テレビ朝日でも「羽鳥慎一のモーニングショ-」の玉川さんが活躍している。

  ただ、昨日書いた"Choose Life Project”の代表の佐治洋さんは、そんなTBSの「報道特集」「上田晋也のサタデージャーナル」のディレクターをして生きがいも感じながらも、問題を感じ始めていたという。

    J-cast のココから引用させてもらうと「次第に報道番組でも、企画のテーマや切り口より、視聴率が評価される雰囲気が強まってきたと感じるようになった。逆に高視聴率が期待できる、放送前に起きた事件・事故などの「発生もの」やインパクトのある映像が使える企画が優先されることが増えた。また、じっくり取材して編集した動画を放送できる長い企画の枠がなくなったり、そもそもそうした企画枠がある番組自体も少なくなってきた」ということで、社会問題や政治に関する大切なニュースが放送されずどんどんこぼれ落ちていく状況を憂い、それを打開するために始めたのが”Choose Life Project”という。     2016年参院選前に、前年9月の安全保障関連法成立後の初めての国政選挙だというのに、なぜか盛り上がりがない。(選挙民の半分しか投票しないような中で、政治が動くと大変なことになる!これはできることからはじめないと!)という思いで賛同者が、集まりプロジェクトが始まったそうだ。

  ただ、是枝監督が出演してくれたりと好スタートを切ったはずが、動画のアクセスは増えなかったという。それでも諦めずに、地道に少しずっ仕事の傍ら「国会ウォッチング」や、検察庁の問題、都知事選前には街頭演説をしなかった小池氏も引っ張り出して主要候補者4人による討論を実現したりした。それが、多くの登録者を得るきっかけになってきたという(ココから)

   

    わたし自身は、山本太郎をフォローしていたので、たぶんそっちの情報からこの公開討論会を知ったのだと思う。都知事選では、小池氏は選挙期間中も街頭演説に出ることはなく、討論会とかもなかった。だから、候補者の肉声をしかも4人いっぺんに家で聞ける、これはまたとない企画だった。 まさに、放送局ではどの局も実現し得なかった企画。主催者の佐治さんは、この”Choose Life Project" のたったひとりの専従として、今年から本格的にこちらにシフトして頑張っているという。もちろん、1人ではとてもこのような活動をするのは不可能なので、企画ごとに現役のテレビ局の記者やディレクター、映画監督らが、その都度加わる「離合集散型」で、多くの画像を作っていて、これまでに関わったメンバーは数十人に上るそうだ。

    メンバーが本業で発信する媒体は新聞、テレビ、ネットなど様々だが、組織の壁を越えて緩やかにつながる形でこれまで続けてきて、この都知事選候補者の番組の司会者である津田大介さんなどもその1人。メンバーに共通するのは、「自由な言論空間を構築する」「メディアを繋ぐメディアになる」といった活動理念への共感だという。

    検察庁問題でも、元最高検検事長のインタビューなども含め数々の動画を配信し、検察庁改正案の提出を諦めさせる原動力のひとつとなり、徐々に人々がみるyoutube チャンネルにと成長していき、20万人以上がみた動画もでてきている。

    そして、今回の与党、野党の代表選挙では、どうしたかというと・・・自民党の総裁選3候補の話は日々報道がなされていたが、野党の立憲民主党と国民民主党が合流して新党の代表と名前を決める選挙については、ある程度は報道されていたが、十分な報道とは言えなかった。玉木代表が合流から自分は抜けたりしたことも合流を白けさせもした。あるテレビのコメンテーターも、(何だか野党の合流は正直あまりよくわからない。新鮮味を感じられなかった)とコメントしていたが、勉強不足というより、野党の情報が圧倒的に少ないのも、コメンテーターにまでこんな発言を許してしまう原因にあるだろうと思う。大きな電通のようなプロの広告会社をバックにもっていないせいもあるだろうが、野党のイメージアップ戦略は確かに上手とはいえない。

    そんな中で見た”Choose Life Project"の「政治は誰のためにあるのか?」という動画は非常に面白かった。正直、枝野さんは、あの小池氏と前原氏に無茶苦茶にされた衆議院選挙で立憲民主党を立ち上げた手腕に感嘆し、魂の3時間演説には感動し「安倍政権が不信任に足る7つの理由」は本も買って読んだ。でも、それ以降は、私にとっても 充分に声が聞こえてこない感じだった。立憲民主党の泉健太氏については、政治に関心を持っているつもりの私も、恥ずかしながらよく知らなかった。

    ところが、この動画を見ていたら、非常に建設的な感じで、「もっと教育でしてもらいたいことがある~」というゲストの要望に、「予算は使いよう。イージスアショアとか、用をなさないようなものに莫大な予算を使うことを考えれば、その分を回してできることはある」と枝野さん。「ただ、今の状況で教える教師にその仕事を押しつけるのは限界がきている。そこの解決もつけないと」と言えば、泉さんがそれを受けて、「先生に押しつけずに、専門家がそれこそ通信のリモート機能を使って授業の説明を引き受ける。そうすれば、個々の先生の負担にならないと思うし、各学校の先生には、個別のより大事な仕事をしてもらえばいい。そうすることは、学校によるばらつきをなくすのにも役立つのでは?」という具合に、どんどん積極的なアイデアがでるなど、とてもいい雰囲気の議論になっていた。批判より提案型を目指していると泉さん。なるほど、いいね。

    *動画の発言者の言葉を括弧にいれはしたが、速記をして正確に書いているのではないので、是非、私が誤解して書いているところもあるかもしれません。下の写真をクリックして、実際にyoutube 動画でお楽しみの上、ご確認下さい。理解が的外れだったりしたときは、コメントに書き残して下さい。確認して修正するようにします。

         

  また、「『野党は、いつも反対ばかりして建設的な意見をいわない。足を引っ張るだけ』と言われることがあるが、野党も国会で多くの提案を行っている。ところが、実際にそれを実行に移せるのは『政府』なので、野党が提案して実現したモノでも、国民には野党の成果としては見えにくい。そもそも、普通に提案して採用される事柄は、テレビなどのニュースにはならない。野党も賛成して法案を通しているモノが多いのに、それが理解されていない。なぜそうなるか。ニュースになるのは(対立して、目立つ事柄)だからだ。だから、野党の提言で実現していることが、国民には充分伝わらない」と枝野氏が言っているのも、なるほどと思えた。

  そして、まさに、これなんかはマスコミがちゃんと、森友、加計、桜を見る会と野党が国会で追及をしているときに、政府がちゃんと証拠を出し、証人をだして正直に話させれば、「あっ」という間に問題解決が付いた問題であること。隠し、改ざんし、証人がでてものらりくらり、議論を長引かせた張本人は政府にあること。質問している側はいたって「当たり前の質問」をしていたことを、ニュースはしっかりもっと伝えるべきだったと思う。

  政府の国会の答弁の酷さが、国民に充分行き渡らなかったのは歯がゆい。でも、この政権の本質は、あちこちにほころびがたくさん見えていて、西日本に大雨特別警報が出されていた夜に赤坂亭で首相を囲んで議員が飲み会をしていたような政権だということ(因みにツイッターでその写真を拡散したのは、今の新型コロナ対策担当の西村大臣だ)。習近平の来日、オリンピック開催前の検査数の圧倒的少なさ。国民に、病院には行くな家で熱を我慢しろというとんでもない医療行為断念の薦め、マスクや給付金の遅さ。マイナンバーのお粗末さ。怪しい会社を経由して税金が無駄に使われている仕組み。いろいろ、嫌と言うほどそのお粗末さは分かったと思う。大切な税金を多額に使い配られたのに、不良品、遅配でアベノマスクを実際に使用したのは、首相自身だけ?大臣すら、使っていなかった。

  さて、枝野さんの言うとおり、野党は、政府の批判をして足を引っ張っていると思う人もいたが、それでもしっかりネットで検索して探すと、コロナウィルスの専門家会議の開催でも、PCR検査の拡充でも、野党に押されて政府がやったと思われることは多い。しかも、野党がコロナ対策に一緒に一丸となってあたろうと呼びかけると、それを拒み、検察人事、選挙違反などの追求を逃れたいためか、国会を開く要求を出していた野党を違法に無視していたのは政権側だった。 野党が合同でいろいろな問題にヒヤリングや意見を集約したりしていた努力の積み重ね、国会でおかしな事柄を追求してこなかったら、どんな暴走がさらに許されてことだろうかと思う。選挙民は決して、そこを忘れてはならない。週刊文春とかの黒川賭けマージャンとかのスクープの力も絶大だったが、野党の追求も力になっているのだ。

  こういう、政権の問題をしっかり公平に報道する場が持てること、とても大事だと思う。もちろん、テレビでも新聞でも、一般人からの情報提供や要望を受ける部署はあり、実際私は利用して意見を送ったりすることもある。でも、内部の人だった佐治さんが語ったように、視聴率、時間などのからみで提案が通らない中で、私たちが見たい)という思いは、なかなか尊重されるとは思えない(意見を伝え続けることは決して無駄にはならないと思うので大いに推奨する)。

  だから、市民の声や要望に応えた番組作りがしてもらえる報道チャンネルができることは力強い。このチャンネルは、何よりも、本当に国民が知りたいこと、本当に国民に知らせたいことが合致して育てられていけば理想だろう。

  「再生回数や広告収入などに左右されず、いずれは市民がスポンサーになって寄付をもらう形で安定的に存続するメディアに発展させたい」という思いもあるようだが、(力とお金とポストなどで人を動かして行こうとするもの)に対して、(力もお金もポストの保証もできない市民たちが、たくさん寄り集まることで、必要な情報を得られる報道)にしてほしい。こういう大事な仕事をしてくれる人を、しっかりたくさんの力で支えていきたい。    

  この枝野さんと泉さんの話は代表選の前に収録されたものだけれど、話を終わって両代表が互いの良さを認め合い、褒めあい互いに将来に活かしていこうとする姿をみて、話合いというのはこうでなくちゃと思えた。さあ、枝野さんが代表となったが、立憲民主党の人材登用のお手並み拝見といきたい。

  そして、新しい野党の代表選を闘う2人の話しぶりとくらべ、とんでもない公費を使った不倫スキャンダルもある「和泉さん」を重用した現政権。さらに自分たちの派閥のポストねらいとしか思えない今の政府の総裁選、どちらがまともか、是非比べてみてくれませんか。どうして、「他よりよさそうだから」と、これで自民党や内閣支持率があがるのか、私にはさっぱり理解できません。

  ところで、石破氏だけは、森友、加計、桜問題の対応では自民党内で唯一「再調査を含め、国民の納得が必要。桜を見る会に毎年同じ方が呼ばれたらおかしい。重複をさけるため、記録を残すのは当たり前ではないか」と、12日の総裁候補者3人の討論会ではっきり発言していた。長くて面白くもない討論を聴いて、途中で嫌になったが、この石破氏の明確な意見を聞けたのだけが唯一の救いだった。自民党がこの石破氏の明確な指摘を、今後も無視し続ける党なのか? 国民はしっかり見届けないといけない。そうでなければ、赤木さんの死は報われない。

  この「当たり前」「常識」が通じない政権の継続を日本人は、本当にいいと思うのか。菅候補は、再調査の必要を問われて「再発防止策をこれからしっかりつくっていく。再びこうしたことが起こらないようにするのが私どもの役目。(でも、)財務省の処分は行われた」と再調査は否定。同じ答えをオウムのように繰り返していた。新しい証拠も出て来ているのに、一顧だにせず検討すらしない態度は、都合の悪いことを隠ぺいしたいからだとしか思えない。

  「再び起こらないように」は口先だけのいつものカラ約束だ。異論をいう人間は左遷したり、排除する。その態度には民主主義のカケラもない。今の自民党の人たちは、自分が首相になったり、大臣になったり、幹事長の椅子に座り続けられること、議員であり続けられることが、何よりも大事なようで、批判精神をもつ、反省をする、責任をもつ人間はいったいどれほどいるのだろうか。そんな政治家が大臣になっても、役人に書いてもらった答弁を読むだけだ。そんなどうしようもない大臣たちの情けない姿はもうたくさんだ。それをもっと見たい、と日本国民は本当に願っているのだろうか?

   記憶喪失しないで、ばかな発言や、選挙違反で何人の大臣が辞めたか、しっかり思い出しておこう。そして、元法務大臣は逮捕され、夫婦して裁判中。秋元議員も汚職と偽証を求めて逮捕されている。選挙違反で逮捕されたが不起訴になった菅原元大臣は、まだ自民党員のままで議員だ

  ちゃんと、自分の目にしている報道を疑ってみませんか。そして、少なくとも、自分のことばかり考えて上にへつらう人を選ぶのだけは止めませんか。あなたの意見を選挙で選んだ人にぶつけて、選挙民の声に耳を傾ける人か 選挙の前には1度調べてみませんか? 長く幹事長を続ける81才のひと声で、71才の総裁が突然担ぎ上げられて右へならへ。自民党員の意見も充分受けることなく登場。そんな総裁が、過去の反省もなく「継承」を掲げているのは、「責任を取る」「丁寧な説明をする」と虚しい言葉を繰り返すのを得意技とした「首相の嘘、誤魔化しの継続」です。 この政権の継続を、自民党の大半の議員が支えるというなら、「正直であること」を大切なことと信じ、「本当に丁寧な説明」を求める日本人は「NO!」を突きつける時だろう。

  「他の内閣よりよさそうだ」は、これだけ酷い内閣には通用しない。 経済? 雇用が?庶民には落ちてこなかった豊かさ。トリクルダウンはなかったと竹中平蔵さん自身が今は言っているそうだ。野党は、以前は財務省の声に従って消費税を上げる必要を信じて失敗したが、今はその間違いを上で紹介した動画でも伝えていた。なぜなら、消費税の値上げは老齢化社会での福祉とかに行くと思われていたが、大企業の法人税の減税などに回されていたということが明らかになってきているからだ。これについては、またちょっと勉強していつか書いてみたい。

 * このブログを書くに当たって、J-cast のココの記事と、東洋経済のココの記事から多くのことを知り、転載させて頂いている。

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息を呑む朝の月と惑星の風景

2020-09-13 09:46:39 | 惑星・天体ニュース

   昨夜は寝る時間には月が上っていたのですが、姿は見られませんでした。そのかわり、夜中に目が覚めて、外にでてみました。すぐに火星が目に飛び込んできたので、(これは空が晴れている!)と思いました。今は月が細くなり北寄りから昇ってきているので、裏手に回ってみると、なんとも美しい風景が目の前に広がっていました。

      

  1.カストルと2. ポルックスは冬の星座のふたご座の2つ星。3.金星(通称:「明けの明星」、4.冬の大三角の星・プロキオン 5.月

   寝ぼけ眼のぼーっとした頭に、この夜明け前の風景はまだ夢の中の景色に思えました。明日(14日)の未明はこの写真よりさらに月が金星に近づいて、美しい景色となります。インスタグラムとかに美しい景色をアップするのが大好きな方。是非晴れていたら、早起きしてみて下さい。  

   上の写真では、美しさが充分伝わっていませんが、月と金星は非常に目立ち、金星はヴィーナス(女神)といわれるほどの美しさです。実際の空は、もう少し暗めでしたが、下の月の写真は逆に表情を出すために、背景が実際よりは暗いです。あなたの目で、明日、明後日でもまだ女神のそばに月が見えるはず。確かめて見て下さい。日の出前の5時頃がお薦めですね。

      

      少し時間が経つと、世が明け始め、金星の輝きは太陽の光の中に溶け込んでしまいます。でも、月はもちろん、その後もしばらく見えていましたよ。

        

      銀杏の葉の先に見えた月です。大阪選手のゲームを見られる時間でしたが、この後は寝てしまいました。起きると、雲っていてもう月は見られませんでしたが、大阪選手が私がチェックした時の試合スタート時は相手ペースで1セット取られてしまっていましたが、見事に第2、第3セットを取って全米オープン2度目の優勝を手にしたニュースを見ることができました。大阪なおみ選手、おめでとうございます!!!

      

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