最初はいつもの通りオスカー・ピーターソンのジャズハノンから。
今日は、「EXERCISE No.8」。これまでと違って18分音符の連続。これは、シンコペーションをつけないで演奏するようなので、ペダルを使わずに、音が均一にでるように練習してみました。ところが、最初の方が指使いをいろいろ考えてもどうもうまく行かない。
早く弾こうとすると、どうしても音が抜けたり、しっかり音がでない(泣)
先生の前で弾いても、やはりうまく行かず・・・「音の粒が揃わないのですが、解決法がありますか?」と問うと、
「ゆっくりまず弾いてみたらいいんじゃないですか?」
「確かに」
納得してゆっくりに弾き直してみましたが、やはり つっかえました(笑)
先生、私が工夫してつかえないように指使いを工夫して書き入れた数字入り楽譜を見ながら、「指使いのココとか無理があるんじゃないのかなぁ」
といいつつ、私と席を交替。
あれこれ指使いを試してみて・・・「これは、確かにちょっと指使いの難しい曲だなぁ」
という訳で、私も匙を投げて諦めました(笑)。
そして、前回頂いた新曲のお披露目。先生の音楽を付けたDVD「桜ハイビジョン」から「安芸・周防」。
先生が前回模範演奏して下さったのでは、アドリブが最後の所だけだったのですが、DVDを聞いてみると、D.Sで戻った時もアドリブになっていたので、DVDのアドリブは難しくて真似できないまでも、前回の曲のように、書かずにアドリブに挑戦。最後のアドリブも、適当に入れて・・・。
ちょっと外したりしつつも、どうにか乗り切れました。
それで、先生にそのアドリブの場所の違いについて伝えると、「思い出した。確かにそう弾いてましたね。それで、いいですよ。ただ、最後のアドリブの時は、2に行った方でなく、終わった感じのGにして繰り返してfade outする感じなので、間違えないように」
「アッ、それはたぶん単純に私が、Gにすべきなのは分かりつつ間違えちゃったんだと思います」
「じゃあ、これはこんな感じでいいんじゃないですかぁ」とまさかの一発OK???
先生の私への期待値が、やや下がっていてOKになったのでは?とも思えましたが・・・あっさり、音も間違ってなかったとのことで、終わってしまいました。拍子抜け。
あまり、早く終わってしまったので、前回OKは出ていたものの、「播磨・備前」で、繰り返しとか、最後とかで曲の最初の3拍子のメロディーになる時に崩れていたのを修正練習してたのでお披露目。これもあっけなくOKが出ました。
さて、それで新曲へ。
先生が、「実は、ないと思っていたら、楽譜を整理していたら"Endless Blue"の楽譜がでてきたんですよね」とファイルを取り出して・・・
「ただし、どれも楽譜というほどには書いてないんですけれどね。あの頃はバブルの忙しい頃で、時間のない中であわてて作った曲ですから」
”Endless Blue”も、「桜ハイビジョン」と同じところで作られたDVDで、桜ハイビジョンより前の2004年制作のものです。
前に、この中の2曲の楽譜が見つかって弾きましたが、残りが今回 見つかったようでした。ファイルの中の楽譜をみせて頂くと、スターティングのメロディーもしっかり書いてあるし、結構シーンごとに題名が入っていて、期待大ですっ!
「これで又、暫く弾く曲には困らなそうですね。実は、僕も忘れていて、正直どんな曲がでてくるか楽しみです」と先生。
(私も、楽しみです!!!)
そして、頂く新曲は、桜シリーズの方のもう楽譜があることが分かっていた「岩代」へ。
これは、落ち着いた短調のゆっくりした感じの曲です。同じテーマが繰り返されるところもありながら、それぞれに曲調が変化していて、この桜シリーズは本当に弾いていて面白かったです。この「岩代」も似ている部分もありながら、他の曲とは雰囲気が違って印象的な曲でした。
珍しく、この曲はアドリブなしの曲だったそうです。
さてさて、これで桜シリーズは最後かと確認していくと、「桜道」というのも残っていることがわかりました。
それで、「桜道」も頂けることになって模範演奏を弾いて頂けました。
これは、出だしのイントロがDVDでとても印象的で、先生が弾きだすとまさにそのイントロ!!! わおっ、やりましたぁ!!!
このイントロがほしかったんです。動画撮影させて頂くと、うまく弾き方の秘訣を盗ませていただけそうですぅ!!!
それにしても、何でこんなイントロが弾けるというか思い浮かぶんでしょうね。ただ、ただ、先生は凄いです!!!
残念なことに、でも頂いた楽譜のこの部分はコードすらGと書いてあるだけ(苦笑)
あとは、フェルマータとRubatoとあるだけ(さらに苦笑)
2行目は「絵が動き出したら」とあって、コードと音符の豆だけ(苦笑)
先生曰く「ここは、即興で、映像を見ながら付けていったところだから」
でも、十年以上前の曲を譜になくてもすぐ再現して下さったのは驚きでした。
静かな「岩代」、「桜道」の聞き惚れてしまうようなイントロを弾けるのがとても楽しみです。