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停戦のために何ができるか(澤地久枝さんから学ぶ)

2023-11-12 17:43:53 | 東京新聞を応援

  ガザへの非人道的なイスラエルの攻撃が止りません。

  それに対しNHKのニュースでも流れたでしょうか? アメリカのユダヤ系団体が、停戦を求めて米議会周辺でデモをして、抗議活動が禁じられているキャノン下院議員会館に立ち入ったため、逮捕者が300人出たそうです。また、日本でも渋谷で停戦を求める大規模な集会があったようです(KYODO NEWSの動画ココ)。

  一般市民が病院などで多くの子どもまでイスラエルの空爆で犠牲になる報道には、ジッとしていられない気持ちになります。それは、ウクライナの一般市民の住宅がロシアの空爆破壊も同様です。

  人が人を殺す行為が正当化されるのは、個人の場合は、わずかに正当防衛の時だけなはず。どんなに大事な人を殺されても、仇討ちが許されたのははるか過去の話なはずなのに、国家同士だとそれが許される不条理に、私は耐えられません。

  デモをすることでネタニヤフ首相やプーチン大統領が戦争を止めることに繋がるかは分かりませんが、ただ、黙っているわけにはいかないと感じています。ただ、家の事情で私はデモには参加できないので、いま反戦デモに参加している人がいることを多くの人に知ってもらいたいし、ニュースでもっと大きく取り上げてほしいので、ここにも書きました。

  そして、他に自分にできることはないだろうか?と思い、署名活動を調べてみました。

  国境なき医師団が署名活動をしていましたが、残念ながら気づかない内に10万人の署名を集めて終了していました。

  

    上の国境なき医師団のサイトに、残されていたメッセージ。心に響きます。そのガザから引揚げてきた国境なき医師団の白根さんも、これからは皆さんにガザの現状を日本の方に伝えるのが私の仕事と言っていました。クリックすると、彼女の話が聞けます。

    まだ、署名を受け付けているサイトをChange.org で見つけました。署名は下の画像クリックかココから行えます。

  

#CeasefireNow: 今起きている人道危機と罪のない人々のさらなる犠牲を防ぐため、ガザ地区とイスラエルにおける即時停戦を求めます!

いま、私たちは、ガザ地区とイスラエルにおける、耐え難い多くの死と破壊を目の当たりにしています。数千人が殺害され、負傷し、避難し、子どもや高齢者を含む200人近くが人質となっています。

国連によると、ガザ地区では水、食料、燃料、医薬品、さらには遺体袋までもがイスラエルによる包囲のために不足している状態です。また、ガザ地区の人々、特に幼い子どもたちが、まもなく深刻な脱水症状で死に追いやられるだろうと警告もしています。街は破壊され瓦礫の山と化し、安全を求めるガザ地区のパレスチナ人は行き場を失っています。イスラエル軍による避難命令の後、ガザ北部から南部に移動したパレスチナ人の多くは、ガザ南部に到着したとたんに爆撃を受けたとも伝えられています。

このような非人道的な危機を前にして、世界はこれ以上何も行動しないわけにはいきません。この衝突を止めることは、世界全体の責任なのです。

10月15日(日)、国連パレスチナ占領地人道調整官は、すべての紛争当事者と影響力を持つ加盟国に対し、人道的停戦に緊急に合意するよう訴えました。

いまこそ、私たちは声を合わせ「何よりも人命の保護を優先するよう」すべての首脳、国連安全保障理事会、そして戦地にいる責任者に対し呼びかけます。停戦中には、該当するすべての責任者に無条件で次のことを求めます:(さらに、この下に具体的な要求が掲載されています)

                               < 署名及び詳細は、ココから >

こちらの署名は,目標を100万人としていて、現在もう少しで89万人に到達しそうなところです。発信主はアメリカの ”Ceasefire Now” となっていました。詳細を読んで、私は納得して署名しました。

他にもアムネスティ日本も「ガザでは、日を追うごとに多くの命が失われ、深刻な人道危機にあります。これ以上の市民の犠牲を食い止め、ガザへの人道支援を確保するため、すべての紛争当事者に対して即時停戦を要請するよう求めます」という岸田首相宛の署名を集めていました。これも、リンクしておいたので、サイトをみて納得し署名しました。

そして、デモについては、東京新聞のココに、最初のデモとは別の、1946年に日本国憲法が公布されて77年の11月3日、東京・永田町の国会前の歩道に約200人が集まったデモについて書いてありました。その悪政に抗議を込めたカードを一斉に掲げたデモの中にいた、澤地久枝さんについての記事でした。

日本が米国の戦争に巻き込まれるリスクを高める集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法が2015年9月に成立した後、澤地さんは廃止を求めてデモを呼びかけ、11月3日から毎月3日には、雨でも炎天下でも必ず国会前に立ってきたのだそうだ。

今月の11月3日にも、参加者のスピーチに続いてマイクを握った澤地さんが
 
岸田首相は、国会で「総裁任期中に改憲を実現したい」と意欲を示す。「台湾有事を念頭に『戦う覚悟』を求めた政治家がいるけど、その人は戦場に行かない。戦場に行くのはいつだって若者。自衛隊員を戦死させてはいけない
 
戦死という『異形の死』を日本に繰り返させてはならない」という強い願いがある澤地さん。「戦死はほかの死とは違う。権力者の命令に従って戦場へ送り込まれ、自分では何も選べないまま殺されてしまうの」「日本の政治は戦争前夜に向かっている。岸田総理は今、フィリピンに(防衛装備品輸出の件などで)行っていますが、それが間違いであることをここに集まる人の思いとして示したい。先にあるのは戦争です」 
と語ったそうです。
 
未来の子らに戦争のない世を手渡したい。そのためにやれることはやる。「もういつ死ぬか分からない。けれど、今生きているってことが大事よ」。こう言って、一気に言葉を継いだ。「だって、お国のために戦死してよかった、と言った遺族は一人もいなかったもの。戦死しては駄目なんです」。
その言葉は、太平洋戦争中に日本海軍が大敗北を喫し、戦局の転換点となった1942年のミッドウェー海戦の日米合わせて3418人の死を調べ上げて、大著「滄海うみよ眠れ」と「記録 ミッドウェー海戦」(菊池寛賞)を書いた澤地さんの言葉だけに、「戦争の真実」に裏打ちされてずしりと重く私たちの心の奥に響いてくる。
 
ちょっと急ぎ足で要約を書きましたが、是非,下の東京新聞のネットに全文が掲載されているので、下の見出しをクリックして読んでみて下さい。澤地さんの経歴、経験、などについても詳細が分かります。
 
 
   澤地さんが、93才でこんなに声を上げているのに、それより若い私たちが黙っているわけにはいきません。
イスラエルの行動を止めるには、米国のユダヤ系団体が本気で動くことが大きな影響を持ちそうです。アメリカでも、世界でも、平和を願うひとの声が、プーチンや、ネタニヤフを動かしていくことを願います。
 
  そして、日本でも、米国の動きばかり横目にみて、平和への貢献をまったくできていない日本政府に国民も声を上げ始めています。
マイナンバーで健康保険証廃止の強行姿勢、インボイス制度の無茶な導入、選挙にらみの国民への「税の還元」などの矛盾だらけの無節操な政策、国民の生活より他国を威嚇する防衛費増強を優先する危ない長期政権に、今こそNOを突きつける時です。
 
  いくら野党が頼りないといっても、それは国民次第です。頼りない野党といわれていますが、私たち国民がしっかりしていれば、野党は勝手に暴走はしないでしょう。マイナンバー、インボイスの導入の強引さ、こういうのを国民がずるずる許せば、戦争への道を止められません。反対の声を聞かない政治にはNOを突きつけましょう。
 
  旧統一教会のような宗教団体の片棒でも平気でかつぎ、運動員や秘書すらも宗教団体にお世話にならざるを得ない世襲議員が多い自民党に力を与えた結果が、今のこの日本の凋落です。健康保険のマイナンバー紐付けも、敵基地攻撃能力も、60年以上の古い原発再稼働も、国民の反対があってもどんどん進んで行っていますよ。本当に日本の未来はそれでいいのですか?
 
  そんな自民党に振り回されて、すべての自民党の集団的自衛権、安保法制、ウソにまみれた国会運営を一緒に歩み、防衛費増強も容認し、かつての野党時代の「平和の党」の影をなくした公明党にも、創価学会員からNOの声が少しずつでています。それにしても、今の公明党は池田さんの理想とは随分違ってしまいました。信者の方たちは、しっかり公明党を支持し続けるか、昔からの変節ぶりを比べて考えてみましょうよ。
 
  そうそう、憲法改正を自民党は狙っていますが、自民党の憲法改正案の前文と、この現在の前文と是非読み比べてみてほしいです。自民党のことがよくわかります。自民党の憲法改正案をココから見ると、上下で現憲法と比較ができます。

   われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

   という、現在の日本国憲法の、まさに今の世界が目指すSDGsの考え方に通じる美しい一文が、自民党案ではどうなっているか、「教育勅語にもいいところがある」と歴代文科大臣が就任時に言うような古くさい自民党の本質がみえるような前文をよく読んで、比較してみて下さい。前文の違いにもがっかりしますが、第一条で天皇を「天皇は、日本国の元首であり、~」の出だしで、みんな眼が点になって違和感を感じるはずですよ。   


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