(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

4号機倒壊の恐れと3号機の再爆発危機を海外の専門家が検証

2011-05-18 | アート

いつもはフュネラル・アート(手作りのアートお葬式装飾)の美しいアートを使ったカラフルなお葬式装飾の情報を、ニューヨークや、ロンドンの情報を主に発信していますが、

今の日本がとても危機なので、私がキャッチした福島原発の海外での情報を御知らせしています。

 

アメリカの原子炉の専門家がTVを通して、福島原発の事を検証しています。

最新の物がアップされたので、ご紹介いたします。

日本語訳は下のほうに掲載しています。

海外の検証→http://www.youtube.com/watch?v=kghLgF2NRFk

 

「福島第一原発:一歩進んで四歩後退:新たな問題が次々に」

こんにちは、フェアウィンズのアーニー・ガンダーソンです。今日は5月13日金曜日です。

今回は、福島第一原発とその周辺地域で何が起きているかを整理してみたいと思います。まずこの一週間を一言で振り返るなら、ロデオの暴れ馬がカウボーイを振り落とし続けた日々と言えるでしょう。

来週の木曜日、アメリカ原子力規制委員会の会合でスタッフから状況説明があります。

おそらくスタッフは「状況はいぜんとして不安定」と報告するでしょうが、「不安定」とはあまりに控えめすぎる表現だと思います。

今日、東京電力は、1号機の炉心が露出してかなりの燃料が損傷を受けていると発表しました。

皆さんにとっては少しも意外ではなかったと思いますが、とにかくそれが東電の記者会見での発表でした。

なぜこの事実が明らかになったかといえば、短時間とはいえ建屋の中に人を入れて格納容器に新しい計器を取り付けることができたからです。その結果、原子炉内には水がなく、格納容器内にはごくわずかな水しか溜まっていないことがわかりました。

では、あれだけ注入した水はみんなどこに行ったのでしょうか。なにしろ過去2ヶ月で何万トンもの水を注入してきたのです[実際は1号機で1万トン強]。要するに水が漏れて地下水に入り込んでいるということです。これについてはまたあとでお話しましょう。

いずれにせよ1号機に水はなく、おそらく燃料は融けて原子炉を突き破り、今は格納容器の底に落ちているものと思われます。このせいで放射線レベルが非常に高くなり、建屋内で作業するうえでの被曝リスクを高めています。

被曝量は70R/時[700ミリシーベルト時]。4、5時間浴びたら死に至るレベルです。長期の[被爆による]死ではなく、早い死です。それだけ1号機の線量は非常に非常に高いということです。したがって東電は1号機の作業計画を一から見直す必要があるでしょう。放射線量が高すぎます。

次に2号機ですが、こちらはほとんど変化がありません。ざるのように水が漏れています。上から水が入って下の穴から出てくる。格納容器から漏れているのです。

つまりここからも大量の水が発生しているわけですが、現場にはそれだけの水を収容できるスペースがありません。しかも水は除染が必要です。前例にないほどの大量の除染です。

福島の原子炉はそれぞれおよそ毎日100トンの水が注入されていますが、除染できるのはせいぜい一日1、2トン。したがって除染の計画も大幅な見直しが迫られています。さもなければ汚染水が地下水や海に流れ込んでしまいます。

3号機は興味深い状況になっています。3号機から煙が出ているという噂がネット上に広まっていますが、たぶん心配はいりません。煙が出るのは夜で、空気が冷えています。

太平洋の水も冷たくなっています。おそらくあれは3号機からの熱い水蒸気が冷たい水に触れて、濃いもやとなって立ち昇ったのだと思います。放射性の蒸気であることは確かですが、火災が起きているわけではないでしょう。少なくとも私はそう考えています。

ただし、3号機については良いニュースはここまで。前にもお話したとおり、原子炉最上部の温度は非常に高いのに原子炉の圧力はきわめて低い状態です。こういう状況下で水が存在することはできません。

気体の温度が高いのに圧力が低いということは、3号機の原子炉の中には水も水蒸気もないということです。だとすれば炉内には空気が入っているわけですが、原子炉は空気で冷やされるようなつくりにはなっていません。

したがって、3号機の原子炉をどう冷やすかは依然として非常に深刻な課題です。温度と圧力のギャップが大きいので、3号機ではまだ水素爆発の可能性があります。

3号機については今週新たなことがわかりました。燃料プール内の映像が公開されたのです。3号機はすでに瓦礫の山も同然であることを思い出してください。

そして映像に映った燃料プール内の状態はじつにひどいものでした。コンクリートの大きな破片がプールに落ちたのがわかります。大きな金属の塊も見えます。

制御棒や燃料ラックは、私には変形しているように見えました。プール内で激しい爆発があったのは間違いありません。私は3号機の燃料プール内で発熱を伴う何らかの爆発があったとずっとお話ししてきましたが、この映像がそれを裏付けています。

裏付けとなる情報はほかにもあります。プール内で高濃度のヨウ素131が検出されたことです。事故後2ヶ月が経過しているのですから、本来ならヨウ素131はなくなっているはずです。にもかかわらず高濃度のヨウ素131が検出されたということは、私が数週間前から指摘してきたような「即発減速臨界」が燃料プール内で起きた証拠です。

次は4号機ですが、4号機は傾いています。傾いていることは東電も認めています。構造が損傷したのは明らかに3号機の火災と爆発によるものでしょう。

ですが、一番上の部分が傾いている。これは良くありません。もしも強い余震が来たら4号機は崩壊するおそれがあります。東電はなんとか4号機を支持構造で補強しようと懸命に努力していますが、これは大変な作業です。

それから、4号機についても燃料プールの映像が公開されました。ラックは壊れていないように見えます。だとすれば、周辺で発見されたプルトニウムは4号機からのものとは考えられません。

4号機では2日間火災が発生しましたので、その原因となる熱源があったのは確かですから、プルトニウムをはじめほかの放射性同位元素、セシウムやストロンチウムなどが4号機で揮発化したのは間違いないでしょう。ですが、周辺で検出された大量のプルトニウムが4号機由来のものだとは思いません。

今週計算してみたのですが、アメリカ原子力規制委員会の報告書にあるように核燃料の破片が2キロ先で発見されたとすれば、破片は時速約900~1,000マイル[時速約1,450~1.600キロ]で燃料プールから放り出されたはずです。

私の想像ですが、人差し指の先くらいの大きさの燃料のかけらが、3号機の燃料プールから2キロ先まで吹き飛んだ。ということは、空気の抵抗も考えると、おそらく初速は時速1,000マイル以上に達していたでしょう。

つまり、私がたびたび指摘してきたように音速[時速約1,200キロ]を超えているわけであり、3号機で起きたのは「デフラグレーション(爆燃)」ではなく「デトネーション(爆
轟)」だったということです。

以上が何を意味するかといえば、まず1号機の格納容器からは水が漏れていて、窒素を注入しても圧力を維持できません。2号機からはずっと水が漏れて周囲のトレンチに溜まっています。今や3号機からも水が漏れ出してトレンチに溜まっています。

つまり1~3号機の格納容器からはすべて水が漏れているということです。これまでアメリカの原子力規制委員会は、格納容器に漏れが生じることは「ありえない」と説明してきました。

原子力諮問委員会などは昨年の10月、格納容器が漏れる可能性は「ゼロパーセントと想定している」と明言しました。明らかに間違っていたわけです。

このことは、原発の運転にかかわる様々な規制に影響を及ぼします。現在認可を申請中のウェスティングハウス社製の新しいAP-1000原子炉も、影響を免れないでしょう。これについては来週詳しくお話しするつもりです。

最後に、こうした状況が福島第一原発の周辺地域に対してどんな意味をもつかを考えてみたいと思います。最初の問題は水です。先ほどもお話したように大量の水が発生していますが、すべてを収容しきれていません。

専門家によれば、発電所自体が1フィート[約30センチ]ほど沈下しています。だとすれば土台のコンクリートに亀裂が生じており、放射性物質が地下水に入り込んでいるに違いありません。

前回私は、放射性物質が近隣の町の下水システムに流入したという話をしました。今週、下水関係の専門家と話をしたところ、地震のあとで地下水が下水に染み出すのは珍しくないそうです。したがって、東電と日本政府に出してほしい今一番重要なデータは、地下水の放射能レベルがどれくらいかということです。

それから空気中の放射性物質についてです。今週、日米合同で上空を飛行して汚染の度合いを調べたところ、原発から50~60キロの地域まで汚染されていることが分かりました。

その地域に高校があります。生徒はマスクと長袖シャツを着用して皮膚の露出を防ぐようにいわれています。その学校で生徒が授業を受けている間、屋外の駐車場では土壌の表面を除去する作業を行なっています。

汚染レベルが高すぎて、生徒が屋外に出たら原発労働者並みの放射線を浴びてしまうからです。このような状況で、あの学校を開校させているのは人道的に許されないことです。

最後になりますが、放射性物質はすべての原子炉から放出され続けています。格納容器が用をなしていないため、下からは水として、上からは蒸気として出て行きます。そしてそれを止める見通しはまったく立っていないのです。

ありがとうございました。また来週お目にかかりましょう。

 


4号機も倒壊の恐れが逼迫しています。本日も福島で震度4の地震があったようですし、

今4号機の補強を東電がしているらしいのですが、そのこともアーニー・ガンダーソン氏は効果あるやり方なのか疑問らしいようです。

また、これから梅雨に台風がやってきます。

台風が直撃したら、4号機はひとたまりもないのでは?と思います。毎日ひやひやしますね。

3号機も温度が高く、危機的状況のようですし、

悪い事ばっかりです。

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福島原発・制御不能の状態と海外メディア検証

2011-05-18 | アート

いつもはフュネラルアート(アートお葬式装飾)の海外などの情報をご紹介していますが、

昨今の福島原発の逼迫している状況について、海外のメディアなどの検証をご紹介しています。

 

日本政府と海外の検証はかなり違います。

まずは、イギリスの原子炉専門家の検証で、

福島の原発はもう制御不能の状態であると、言ってます。

画像はこれ→http://www.youtube.com/watch?v=Vz4I5rb3_BM

 

日本語訳すると、概要は、

「燃料は容器の外に出ており核反応は続いている。事態は制御できない状態。

9ヶ月収束は夢。

放射線物質はヨーロッパまで飛来。

ドームを作って封じ込めるとかドラスティックなことすべき」

で、制御不能だそうです。

 

日本語訳はこちら。

「クリストファー・バズビー教授:福島は放射能を帯びた地獄の業火」

司会者:福島第一原発で、さらに2つの原子炉がメルトダウンを起こしている可能性が浮上しました。すでに1号機についてはメルトダウンが確認されており、地震によって冷却機能が失われたことが原因とみなされています。

では、この問題をさらに掘り下げてみましょう。放射線リスク欧州委員会のクリストファー・バズビー教授にお話を伺います。バズビー教授、ご出演ありがとうございます。福島原発の事故が起きた当初は、メルトダウンが最悪のシナリオといわれていました。それが現実になったということは、具体的に何を意味しているのでしょうか。

バズビー:メルトダウンというのは、原子炉内の燃料が非常に高温になって融けたということです。原子炉内部は、いわば放射能を帯びた地獄の業火が荒れ狂っているような状態になっています。

われわれは燃料がすでに原子炉の外に出ていると考えています。圧力容器が損傷しているのは間違いないからです。思い出していただきたいのですが、事故当初からメルトダウンが起きている兆候はいくつも確認されていました。

今彼らがメルトダウンを認めたのは、本当の状況がはるかにひどかったからです。最後にあなたとお話ししてから得られたデータによれば、核爆発が起きていたことがわかりました。

放出された放射性物質の同位体の比率を調べた結果です。これは非常に悪い状況です。すでに放射性の粒子はアメリカで見つかっていますし、福島よりずいぶん南の東京でもかなりの放射能が確認されています。きわめて深刻な事態です。

司会者:じつに心配な状況ですね。ところで東京電力は緊急作業チームの労働環境を改善すると話していますが、もう2ヶ月ものあいだ作業員の命を危険にさらしてきたわけですよね。もっと早くに手を打てなかったのでしょうか。

バズビー:たしかに人命が長期間危険にさらされてきたのはたしかですが、東電にすればほかに手立てがなかったのだと思います。簡単に解決できる問題ではありません。誰も危険を冒さずに手をこまぬいていたら、事態はもっとひどくなっていたでしょう。

われわれは作業員たちの勇敢さを称えるべきです。労働環境を改善するというのもけっして簡単ではありませんが、今までに起こった出来事の数々が結果として作業環境を改善することになります。というのも、最初に大量に放出された放射性物質が現在はそれほどではなくなっているからです。

ただし、指摘したいのは核分裂が今も続いているということです。つまり核反応はまだ止まっていません。放出されている放射性物質の同位体比率を調べてそれがわかります。ですから、まだこの危機は続いています。収束とは程遠い状況です。

司会者:責任のなすり合いも続いていますね。東電は状況の深刻さの判断を誤った、と常に批判されていますが、もうそろそろ政府は東電に任せずに現場を完全に掌握すべきではないんでしょうか。

バズビー:私は東電が判断を誤ったとは思いません。東電は最初からすべてを隠そうとしてきただけです。ですが、今ではいろいろな人たちが独自に測定を行なっていますので、東電は「何事も起きていない」という建前をもう続けられなくなったということだと思います。

たしかに日本政府がすべてを掌握すべきだとは思いますが、この状況をコントロールするのが非常に難しいのもまた事実です。基本的に状況はすでに手に負えなくなっています。

個人的には、これはもはや日本政府だけの問題ではなく全世界の問題だと思います。ただ、日本政府、日本国民が今何らかの手を打たなければならない状況にはなっています。

司会者:東電は9ヶ月で解決するといっていますが、それは具体的にどういうことなのでしょう。実現可能だと思いますか?

バズビー:絶対に無理です。何をどうすればいいか、彼らにもさっぱりわかっていないと思います。現状で彼らに何ができるのか、私にも思いつきません。

いろいろアイデアは出ていますが、奇妙奇天烈なものばかり。私のいるイギリスのウェールズ地方にもイギリスのほかの地域にも、ヨーロッパにも放射性物質は飛んできていますが、こうした世界規模の飛散を防ぐためには思い切った方策を講じる必要があります。

原子炉をドームなどで覆うことをして、少なくとも核分裂によって生じる放射性物質を外に出さないで閉じこめることを考えるべきでしょう。

司会者:教授、どうもありがとうございました。放射線リスク欧州委員会のクリストファー・バズビー教授にお話を伺いました。

 

 

また4号機が傾いて倒壊するかも、、との報道もイスラエルのメディアも伝えており、

これ→

http://hamsayeh.net/world/678-reactor-number-4-structure-at-fukushima-tilts-sideways.html

 

もし、倒壊しなくても、じわじわ汚染は拡大するだろうし、

倒壊したら、高濃度の放射能が拡散し、近くに人が近寄れず、1,2,3、号機に水をかけることが出来なくなり、

すべてアウト、、、となる可能性も、、、でしょうか?

かなり緊張した感じになっています。

怖~。

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