中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
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古い道具を蘇らせる!”これがホンマのReuse&recycle 昔の刃物は丁寧に製造していたよ

2024年06月07日 | ブログ
鋸、藪鉈研ぎ
かなり錆びていた道具の研ぎ依頼
鋸は縦引きの替え刃タイプの、目立てができない鋸なんよ
それを引き受けたのは、何でも「これ!使いやすいとか?」縦引きの鋸は用途が少ないのよ
板を切るときは横引きがEE。縦引きは木の繊維を切るのでは無く、目詰まりが起きやすいのよ
最近はほとんどが両刃とか、横引きの鋸が多い
ではなぜ縦引きがあるのかというと、木を上から下に向けて製材するとき、使うのよ
切り口が綺麗で毳立たない

横引きは目詰まりを起こさないように、天刃とあさりと呼ぶ、左右に拡がる角度がある
このあさりと天刃が切りかすを出してくれるから目詰まりしないのよ
ホンで、本来は替え刃なので研ぐ鋸では無いけれど、愛用していると言うので、引き受けた
いちいち説明しても嫌でしょ。縦引きとか、横引きとか、あさりが無いとか?天刃が無いとか言っても
使用している人はそれでなれているのだから!
替え刃の材質は焼きが入っているので、普通のヤスリでは研げない
目立て板にセットして、DIAMONDで仕上げた
縦引きなので天刃は付けないけれど、その代わり、ナイフと同じように刃を付けるのよ
削るのでは無く、切る感じの刃付け
それを両面に付けるのよ。さらにあさりは焼きがあるから直ぐに折れてしまう
簡単にポッキと刃が折れてしまう。
研ぐこと3時間仕上がった
試し切りをすると、板が包丁で切れる感じでスーッと綺麗に切れた
ヨシヨシ!
次に錆錆の藪鉈
刃も欠けてボロボロ
錆はかなり浸透しているけれど、かれこれ60年経過している鉈
意地でも刃を付けないとだめ
見たら分かると思うけれど、刃がボロボロを直すだけでも大事
さらに鉛筆が綺麗に削れるように仕上げないとダメ
これも3時間かかった
切れ味は凄い
枯れた竹だけは絶対に切らないでくださいと伝えた
枝打ちや青竹はナンホン切ってもEEけれど、枯れ竹は金属みたいな材質
鋸で切らないとダメ
刃物は用途で使い分けないとね
刃物研ぎも追求したらきりが無いが、喜ばれる仕事だ
日本は技術労働力の国
資源は無いけれど、技術がありまじめに働く労働力がある
世界中でもコンナまじめな国は少ないはず
今日本は労働賃金を上げて、休みを増やしてと呼びかけているが、オイラはいずれ海外に負けてしまうと感じる
EE製品を作り出し、納期に送れない、当たり前の事ができる国で無いと、このままでは駄目になる。
海外よりもEE製品を作り、遅延しないのがJapanだ
週休3日 有給年間40日、残業0。産休3ヶ月ボーナス6ヶ月実に素晴らしいけど
これをして海外に勝てるのか?
まー国が推奨している制度だからEEのだろうけれど、戦後の奇跡の日本の復興は、モー誰も忘れているのかな?
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