中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
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種子島包丁の研ぎ依頼

2023年10月20日 | ブログ
2023/10/20 包丁研ぎと黒鯛釣り
黒鯛釣りもそろそろ終盤だけど、怒干潮の時、船の往来で濁りが少しでる。
このときなら、近づくこともできるし、黒鯛も安心して蟹を食べてくれるZE~
ホンで昨夜出荷したのがこの黒鯛
真鯛はバラしてしまった

包丁研ぎもついに種子島の包丁研ぎ依頼がきた
1本400円で研いでいるけれど、この種子島の包丁の鋼材は何なのか?わからない
青紙⒈号や2号では無いし、安来鋼でもないしただの鋼なのか?定かではないけれど、異常に硬いのは研いだらわかる
青⒈号がやはり最高級だけれど、家では研げない鋼材
家庭では青2号鋼材の印を見て買うのが正解
ただし、直ぐに錆びるけれど、錆びない包丁はオイラ的には選ばないよ
70年前の包丁は驚く程切れる
その包丁を持参されたのが、御年94歳のお婆さん
嫁入りで持参した包丁とか?
息子も旦那さんも亡くなり 一人住まいのお婆さんが、断捨離したときにできてきた包丁なんだろう
とても重たいけれど、この包丁で魚を卸して家族で楽しく食べていたはず
大切にしまっていたんだろう
包丁にはそれぞれの家族の歴史がある
1本買えば100年は使えるはず
台所で一番使用するのが包丁
研いで孫達に渡せば、EE形見になるよ

今回の種子島包丁は、砥石では研げる材質ではない
しかも小型の鰺包丁は刃が欠けているし、HENKEL GERMANY制は、家の人がGrinderを掛けていたので、焼けが入っている
DIAMONDで修正をしながら刃を付けた
HENKELは3mmほど刃を付け直した
最初は3本持参されたけれど、試し切れを見せると(FBで動画配信しています)、直ぐに後の種子島も出してもEEですか?と言われた
今まで半端ないほどのボロボロ包丁を直して復活させてきたが、種子島の包丁はマジで硬い
家では研ぐことは無理だろう
研ぎ依頼も増えてきたが、半端なく難しい材質もある
熟して身につける
これが職人気質
見て覚えて、慣れて技術を進歩させる
かれこれ40年を過ぎるけど、今朝の種子島は興味をそそる鋼材でした
黒鯛はマジで旨い魚ですよ

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