薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団

2006-07-07 | 音  楽
■ 祖母にbabyの子守をお願いし、二人で音楽文化ホールへ行ってきました。久々のコンサート。半年振りくらいかな。プログラムは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とチャイコフスキーの『悲愴』という大変魅力的な組み合わせ。

■ 例によって前から3列目の中央付近の席をキープ。チケット発売等同時に購入したのですが、有名な曲の割には空席が目立ちました。ハンガリーというのがちょっとマイナーーだったか、はたまたチケット代が少し割高だったか・・・。少しでも空席を埋めようとしたのか、わが社の関係者もちらほら!?

■ ピアノ協奏曲では、指揮者であるゾルタンコチシュ自らがピアノを演奏。いわゆる“弾き振り”っていうやつですか。舞台中央にスタインウエイのピアノを据えて、リリカルに奏でていました。5番の『皇帝』の好きな曲だけど、やっぱりベートーヴェンの曲って華やかですね。

■ 『悲愴』のほうは、テンポ速めで動と静のメリハリをつけた感じ。各楽章の間も休むことなくぶっ続けで演奏しました。とりやけ第3楽章は賑やかで、シンバルやティンパニーが雷鳴のごとく轟いておりました。750席ほどのホールに70名近いフル・オーケストラ。きっと団員一人当たりに換算すると、観客は5人程度しかいなかったのでは・・・。そういう意味では実にお得なコンサートでした??

■ どちらの曲も生の演奏を聴くのは今回が初めて。“あぁ、このパートはビオラから出るんだ”など、いろいろな楽器の動きを見ることができて凄く楽しかったですね。じかに聞くチェロやコントラバスの弦の音色は実に素晴らしい。

■ 昼から温泉に入ってビールをしこたま飲んでいたので、途中で眠ってしまわないか心配だったけれど、初っ端のチャイコフスキー:スラブ行進曲から終始賑やかな演奏で、とても寝ているような余裕はありませんでした。