幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

旧宿場町「智頭」(鳥取県)の歴史的建物

2021-10-26 | 旅行

鳥取駅の観光案内所で情報を得て、寄り道して智頭町(ちづちょう、鳥取県八頭郡)の街並みを見物した。

この町を前から知っていたわけではない。

 

旧智頭宿の街を10分ほど歩き、着いたのが「石谷家住宅」。

石谷家は、地主であり山林経営をしていた旧家で屋号は「塩屋」だったそうである。

この建物は、国の重要文化財に指定されている。

その敷地は3000坪、40もの部屋、蔵が7棟と聞けばビックリするが、中に入ると広いこと・・・。

 

まるで武家屋敷と思わせる玄関があり、格式の高さを感じる。

 

とにかく広い土間。

こちらは町内の人やら使用人などが、ふらっと入ってきそうな雰囲気である。

 

天井のない吹き抜けになっていて、一抱えもあるような梁がむき出しになっている。

 

土間を上がったところは囲炉裏の間になっている。

 

廊下から眺める日本庭園も美しい。

庭園も400坪ほどあるといわれ、とにかくスケールが大きい。

 

「石谷家」の前には、通りを挟んで向かい側に消防署の屯所だったそうだ。

こちらも歴史を感じさせ、なかなかいい感じの建物である。

 

すぐ近くに、「塩屋出店」という建物があり、「西川克己監督 映画記念館」の看板を見つけた。

西河監督は、この町の生まれであり、「伊豆の踊り子」など多くの作品を送り出したのだそうだ。

 

「塩屋出店」の敷地に入ると、広い庭の一隅に洋風の2階建ての建物だある。

1階を入ると、古い映写機がデンと据えられている。

西河監督の撮った映画のポスターやら、ゆかりの写真やらが展示されている。



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