じいちゃんまで新聞に！

以前「ばあちゃんとチビちゃんが新聞に」という記事を書きました。
その新聞社さん、ばあちゃんの取材で見えたとき、
「今度はご主人を取材させて下さい。」って言ってらしたと聞きました。

てっきり「絵」の取材だと思っていたら・・・

「戦争体験記」だった・・・


18歳で徴兵され、満州へ。
延吉で終戦の報を聞いてからソ連軍に捕まり、収容所へ。
それから辿った壮絶な体験。４度も生死をさまよう経験を越えて
（過酷な任務に肺炎・飢えの先で飲んだ井戸水で腸チフス・
　凍えた雪の中での凍傷・逃避行の果てに濁流の川を渡るも溺れそうになり・・）
日本に帰ってきた一部始終が語られていました。
「日本に帰りたい気持ち」と「周りの方の愛」のおかげで日本に辿り着く
ことが出来たと締めくくっていた父。

涙無くしては読めない内容で。
娘の私にもこんなに詳しく話してくれたことはなかった
あまりにも辛い体験談。

また夏が巡り来て、あの悲惨な戦争を思い出す機会を作ってくれたこの新聞。
ありがとう。

そして、生きていてくれたからこそ今の私が居て・・・
父よ、よく生き延びてくれました。ありがとう。

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