como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

「翔ぶが如く」を見る!(9)

2009-09-01 20:12:03 | 往年の名作を見る夕べ
 2008年の大河ドラマ「篤姫」の中で一番許しがたかったのが、薩摩の同士討ち「寺田屋騒動」の扱い方でした。ここで再度文句を言おうとは思わないですが、こういうショッキングな事件を、主人公を美化するためのオカズに使うというのは、歴史ドラマとしてはいちばんやってはいけないことです
 女の脚本家というのはこういう愚劣な真似をやりがちなのだろうかと、情けなくなったのですが、そういえば、小山内美江子という女性の脚本化が、「翔ぶが如く」の寺田屋事件をすばらしい描写で描いていたはず… と、思い出してから1年以上。あらためてジックリ見直してみて、わたしは泣きました。ボロボロ泣いてしまいました。
 幼い頃から一緒にそだった仲間同士が、時代に巻き込まれ、主義主張を異にしたことで、ついには殺しあわなくてはならない。その壮絶な悲しみは、やはり、ホンモノの有馬新七以下の寺田屋殉難烈士に対する深い敬意なしにドラマに描いてはいけないと思います。
そんなわけなので、「翔ぶが如く」全編のなかでも最高の名場面の一つ・寺田屋同士討ちについては、そんな小山内さんのつむいだ珠玉のセリフを中心に、再現してみたいと思います。では、16話・17話をみてまいりましょう。

 第1-16話「吉之助、帰る」

 正助あらため一蔵(鹿賀丈史)の尽力で、吉之助(西田敏行)の召還命令をだすことができました。吉之助の帰還は、一にも二にも久光(高橋英樹)の挙兵上京をフォローするためなんですね。ここでいったん話をまとめておきますと、久光の上京とは、薩摩の三千の兵を率いて京都にいき、京都の天皇に、いつでも天皇を支えるこれだけの軍勢がおりますということをアピールする。そして、その武力のバックをもって幕府に薩摩の実力をみせつけ、幕政改革を意見する。その内容は、越前の松平春嶽を大老にし、一橋慶喜を将軍にし、世界に伍していける日本に内政改革をしよう…という計画なわけです。討幕挙兵なんていうつもりはまったくないんです。
 でも、斉彬存命のころならそれで通ったんですが、安政の大獄を経て事情は変わっています。大獄で有為の志士を殺し、国を外国に売る幕府は倒すべきだ!と過激な尊王熱に浮かされて突っ走る浪人志士が急増中。この志士たちが、久光の挙兵に便乗し、クーデターを起こして日本を転覆しようではないか!…と、ようするに、計画はとんでもない過激な方向に一人歩きしはじめたんですね(そのあたりの詳細はコチラでまとめましたんで、宜しかったらご参照くださいね)。
 そして、ついに薩摩でも、有馬新七(内藤剛志)を首領とする過激派が志士たちと呼応。久光の上京を待てずに、薩摩を飛び出して上方に先行します。久光の挙兵とあわせて京都でテロを起こし、新幕派の公卿を殺し、天皇を奉じて、いっきの討幕の兵を挙げる!というどえらい計画で、これに信吾(緒形直人)と弥助(坂上忍)もつい乗せられて、家出して京都に飛び出してしまうんですね。
 そうこうするうち、召還される吉之助の迎えの船が、奄美大島にやってきます。いとしい愛加那(石田えり)と子供に名残がつきない吉之助ですが、「男ちゅうもんは、死ぬべき時に死なんにゃならん。オイが死んだとて泣くとじゃなかど。オイの魂は必ずおはんや菊次郎のところに戻ってくっでな」と泣かせることを言い残し、島を離れる船にのります。
 こうして、吉之助は3年ぶりの鹿児島に帰ってきました。吉之助の帰還を狂喜して迎える仲間達…の中に、生涯吉之助の弟子として一生をまっとうする村田新八(益岡徹)が登場します。
 吉之助は一蔵の段取りでお城にあがり、久光と対面する運びとなります…が、よく知られているように、この出会いは不幸なもの。斉彬を生涯一主君と決めている吉之助は、目つきからして主君を見る目ではありません。それは久光にもつうじ、最初から空気が凍っているのですが、その上吉之助は、この挙兵上京がどんなに無謀で粗漏で、なんの役にもたたないか、兵糧や経費などの具体的な数字をあげて堂々とプレゼンし、そのうえ反逆者として幕府にも攻撃されることになる、と悲惨な未来を予言します。
 吉之助の論理に久光も反論はできず、青筋を立てて席を立って立ち去るのですが、久光の怒りを恐れて恐慌をきたした側近達に、さらに決定的なことを言ってしまうわけです。
「三郎様は国許にあってはご藩主のご実父ごわんどん、一歩外に出れば官位もなんもなか、ただの三郎でごわす。先君斉彬公は諸大名の中でも第一等の人物として天下の人望を集め、尊敬をうけておられもした。同じこつをなさろうち、どだいわけがちがいもす。そいがわからんようでは、しょせん地五郎にすぎもはん!」
 この暴言をあとで聞いた久光は、怒りのあまり失神寸前。しかし、一蔵のとりなしをうけ、吉之助には別の任務が与えられます。一蔵は、湯治に行ってしまった吉之助を追いかけて、「挙兵団に先行し、九州の過激派の様子を探索して、下関で待っているように」と久光の命令を伝えます。 オイはこん日のために全てを捨てて久光様に擦り寄り、取り入ってきました、いまこそ天下に出るときでごわす!という一蔵の真剣さにうたれた吉之助は、「よか、ふたりでやりもんそ」と頷くのですが…その目がすごい、虚無的。
 そして、村田新八をつれて下関に行った吉之助は、その足で、久光の命令を無視して大坂にいってしまいます。大坂には、有馬新七が諸藩から結集した過激派を集めて居座っていたんですね。この連中を、正面から止めては暴発を招くだけなので、適度におだてながら根気よく説得しようとしていた吉之助でしたが…やはりこれは、京都に向かう途上の久光の、激怒を買ってしまうんですね。
 しかも、命じられて大坂の探索に潜入したのが大バカ野郎の有村俊斎(佐野史郎)で、このお調子ものは、クーデターの意気あがる大坂組にすっかり感化され、吉之助がその先頭に立っている、みたいなことを久光にベラベラ吹聴してしまうのです。
 怒り心頭に発した久光は、ついに宣言してしまいます。「吉之助を捕縛しろ。そして、斬り捨ててしまえ!」と。…

1-17話「同士討ち」

 さあ、いよいよ名場面中の名場面です。よけいなことは出来るだけいわず、名セリフでつづっていきましょうね(よかったらコチラもあわせてどうぞ)。
 京都に入った久光(高橋英樹)、いよいよ公家社会にデビューです。薩摩から軍勢をひきいて出てきた久光を、公家さんたちは猛獣のように恐れているのですが、ここで登場するのが岩倉具視(小林稔持)。単細胞の久光をおだててその武力を公家の味方につけようと画策したんですね。おだてられて木に登った久光、いよいよ、京都でテロを企てている自藩の過激派を放置するわけにはいきません。
 逮捕命令がでた吉之助(西田敏行)の行方は、有能で頼りになる小松帯刀(大橋吾郎)が、久光にわからないように調べてくれ、一蔵(鹿賀丈史)は兵庫に急行します。海辺の漁師小屋で吉之助と二人きりになれた一蔵は、極刑必至の逮捕命令が出ていることを告げ「もはや万策つきもした、かくなるうえは…」と、刀の鯉口を切ります。ですが、一緒に死のうという一蔵を吉之助は張り倒します。「いまふたりが死んだら、誰が薩摩のために働く。誰が天下の大事を任ずるか!亡き斉彬公に対して大不忠になるばかりかこの日本国を危うくする、そいがわからん一蔵ドンではなか!」
 わかったか、わかったらおはんの手でオイを突き出してくいやい、と。…こうやって、久光の不興を買った一蔵も救済したんですね。吉之助は、一緒に行った村田新八(益岡徹)と森山新蔵(東野英心)とともに捕らえられ、薩摩に護送となります。
 薩摩から突出した有馬新七(内藤剛志)、信吾(緒形直人)、弥助(坂上忍)たちは、結集した他藩の勤皇浪士とともに大坂薩摩邸に滞在しています。みんな、久光と合流して討幕の挙兵をすると信じて疑ってません。そんなところを、久光の命令をもった一蔵が訪ねます。天皇から、浪人の暴動にそなえて禁裏守護の勅命が出たので、薩摩藩から暴動の参加者をだすことはできない、逆らうものは鎮撫するという命令。そのうえ吉之助の逮捕を知ってキレた有馬は、もう久光は信用できないと見切りをつけます。
「こげんなった以上、なにがなんでん三郎をオイたちの動きに巻き込んでやる。狙うは所司代酒井と九条関白の首じゃ。そん首を三郎につきつけ、無理にもそん首を旗印にさせて三郎にことを挙げさせる。浪士呼ばわりされる者の力いかなるものかを天下に示し、三郎の鼻面を引き回して、一挙に幕府打倒への道をまっしぐらにうち進む!」
 チェストーー!!!と意気天をついた暴発組は、そのまま伏見に移動。伏見の船宿・寺田屋に終結し、京都での同時多発テロに向かっていきます。この動きをしった久光は、直ちに鎮撫隊を伏見に送るのですが、残酷にも、とくに誠忠組のメンバーから選抜したんですね。えらばれた大山格之助(蟹江敬三)は、もしものときには同士討ちになってしまう、とうろたえる一蔵に、「おはんまで騒ぎに巻き込まれたらあとの始末はどうもならんど」と言い残し、覚悟を決めて、薩摩藩邸を出発していきます。
 かくして、文久2年4月23日未明、悲劇の幕があがります。
 寺田屋にやってきた大山たち鎮撫隊は、京都襲撃に準備万端の有馬たち突出組と対面。慰留無用!と話し合いを拒絶する有馬に、「新七どん。頼む、頼んもす、君命じゃ」と、大山は手をついて衷心から訴えます。
「ことはここまで来ちょる。オイは武士じゃ」「君命にそむけば上意討ちじゃ」「…かまわん」
 緊迫する空気のなか、有馬の側にいた柴山愛次郎がスッと立ち上がります。
「オイは君命にしたがう。じゃっどん、男として暴発は捨てられん。ここは一番、斬られるほかなか」
 端然と瞑目した柴山を、格之助は、チェーーーイ!!と気合い一発、一刀の元に斬殺します。これを皮切りに、寺田屋の一階で、同胞相討つ惨劇が開始されるんですね。
 乱戦の中で刀を折られた有馬は、相手の藩士を力技で壁に押さえ込み、絶叫します。
「橋口、橋口ーーっ!刺せ、オイごと。突け、オイごと突けえーー!」
これを言われて、「心得もしたッ!御免ーー!」と、尊敬する先輩と同胞の藩士二人とも一緒に串刺しにする橋口壮介の物凄さ! しかも、死んでゆく有馬が、最後に大山としっかり目を合わせて、コクンと頷くんだわ! 反射的に橋口を斬ってしまった鎮撫側は、ハッと我にかえって、おもわず水を汲んできて飲ませてあげようとしたら、もう死んでたり。ああもうたまらんです、この場面。
 二階にのこった信吾たちは、階下のさわぎにやっと気づいて、ソロソロ降りていってみると、血の海になっている。呆然とする突出組を前に、満面血で朱に染め、血刀をさげた鬼の形相の格之助が立ちはだかるわけです。格之助は血塗れの着物をもろ肌脱いで、刀を捨てて、信吾たちにガバッと手を突いてこう言うですが、そこがまた泣かせるんですよ。
「君命に従うてくれ。 こん通り、こん通りじゃ! 有馬どんな、壮絶に戦って死んでくいやった。そいで、おはんたちの言い分を立ててくいやった!これ以上の同士討ちは、犬死にじゃ! あとは久光公の前に出て、思うところを陳べてたもんせ。そんうえで、天下のためにおいどんたちと働いてくれんか。頼む、頼む、頼む。そいが聞けんとならオイを斬ってくれ。命はすでになかもんと決めてきた。こん通りじゃ、頼む。一緒に錦の藩邸に押しかけもんそ。信吾どん、弥助、頼む。一緒に藩邸にいこう。犬死にはやめもんそ!」
 この壮絶な懇願をうけて、一夜あけ、薩摩藩邸に出頭した突出組でしたが、待っていたのは縄目の恥辱。冷静に佇んでいる一蔵に、信吾が絶叫します。
「汚かど、大久保サア。おいどんたちは捕縛されるために生き延びたとではなか!そいが薩摩武士のするこっか。騙されたとあっては、生き恥の限りでごわす!こんままでは寺田屋で死んだ同志は犬死にじゃ!」
…さあ、この純粋すぎる訴えを一蔵はいかに聞くのでしょうか。


13 コメント

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有村兄弟 (くまま)
2009-09-01 23:27:11
ちょうど有村俊斎についての本を読み終えたばかりで、尚古集成館でも、斉彬のゆかりの品々を見てきたばかり、尚いっそう真にせまりました。
確かに俊斎は、感情に走ってしまう傾向にあり、大久保利通も、それを心配していたようです。
有馬新七遺書説の根拠?! (ブラック奄美)
2009-09-02 01:39:45
こんばんわ。今回の「翔ぶが如く」のブログも有り難く拝見させてもらってます。特に台詞の引用の青文字の部分など、一言たりとも漏らさず伝えたいという、庵主様の渾身の思いが詰まっていると感じます。(自分も「独眼竜政宗」で秀吉が小十郎を引き抜こうとするシーンをブログで再現するときはそうでした)

ところで、今回、私は初めて知ったのですが、「篤姫」で取り上げられていた「有馬新七の遺書」の件については、どうも、その元ネタがあるようです。それは、『王政復古義挙録』という文書です。

その中で、著者の小河一敏(おごう・かずとし)は、寺田屋事件の直前に薩摩藩大坂屋敷内で、有馬新七らと密談し、その際有馬は、「篤姫」の中で語られていた遺書のような内容を小河に語っていたそうです。

このあたりは、以前にもこちらのブログで紹介がありました桐野作人先生のブログ「膏肓記」の中で、引用つきで紹介されています。

http://dangodazo.blog83.fc2.com/blog-entry-498.html

私も、桐野先生が少し言及されているように、後付の苦しい言い訳のような気もします。

しかし、このことに限らず、今回の「天地人」でもそうですが、ドラマの中で、史実や通説と異なる表現をしたり、また、あまり知られていない史料を基にストーリーを創作するのであれば、その根拠を解説するなどの配慮が是非欲しいと思っています。それが歴史上の重要事項であれば尚更です。ドラマに対しての一定の「信頼感」を維持する為にも、NHKに対しては再考して欲しいところです。

「天地人」でも泉沢の息子を越後に残した事は、後の「越後一揆」の布石を表現していると見る向きもありますし、また、「五大老・五奉行制度」の発案に兼継が関与したらしい根拠は「太閤記」の中に見ることも出来るという一文をネット上で見かけています。

何か、こんなことを後から聞かされると、言いようも無い「掻痒感」みたいなものに駆られますね。あまり気持ちのいいものではないです(苦笑)
大活躍 (庵主)
2009-09-02 23:03:37
わ、くままさんが読まれたのって「海江田信義の幕末維新」ですよね?
わたしもこの本読みたいんですよ~。幕末は、時代的に近いので、直近の子孫とかからの反駁の再評価本が出てくるのが面白いとこですよね(ってそういう内容の本ですか?)。
このあと、俊斎大活躍?の、生麦事件もありますよ♪
史料の裏づけがあっても (庵主)
2009-09-02 23:25:50
ブラック奄美さん

ありがとうございます。もう、グダグダレビューを書いているより、この熱いせりふをそのまんま聞いてみてくれ!ってかんじで(笑)。いいセリフは文字に起こしていると、なにか高揚感がありますよね。

王政復古義挙録については、篤姫の学習会をしているときに紹介くださった方があって、そのときもちょっと調べたりしたのですが、史料の内容が事実だとしても、やはり、「篤姫」での解釈は若干ずれがあるように思いました。
今回あらためて「翔ぶが如く」を見て、「勤皇の精神と君命とが矛盾した場合、志士はどう行動するべきなのか」という、当時の真面目な志士の苦悩がちゃんと描かれているので、あらためて感服しました。脱藩するか、諫死するかしかないんですよね。
いまさらここで繰り返しても仕方ないのですが、「篤姫」では、薩摩藩士の基本的な苦悩というのがなかったので、「久光様の尊王義挙の捨石になる」みたいな遺書の内容が、とってつけたようなキレイ事にしか見えなかったですね。
どちらかというと、この第17話の有馬のセリフ「こげんなった以上何がなんでん……三郎の鼻面を引き回して幕府打倒への道を突きすすむ」のくだりのほうが、件の史料にみる発言を忠実に(言い方はともかく、内容は)再現しているように思えるのですが。どうでしょう。

でも、そんなことより

>ドラマの中で、史実や通説と異なる表現をしたり、また、あまり知られていない史料を基にストーリーを創作するのであれば、その根拠を解説するなどの配慮が是非欲しい

ほんとうにおっしゃるとおりですね。また、そういう異説を展開するには、しっかりとした信頼できるドラマであることが必要ですよね。
「篤姫」にしても「天地人」にしてもそうですが、たまたまそれを裏付けるような史料があったとしても、すごいご都合主義やキレイ事に見えてしまうのでは意味がないでしょう。

どうしてもこの問題には、語りきる言葉が足りなくて、おっしゃるとおりの隔靴掻痒感なのでありますが(笑)。
蟹江さん♪ (佳々)
2009-09-03 15:10:21
いろんな方の多方面からなるコメントに、どんな場合も(私のようなゆるゆるにでも(笑))、いつも的確に答えたいらっしゃる庵主さまの知識の豊富さと誠実さにいつも感服いたします。楽しませていただいてありがとうございます。

蟹江敬三さんの大山格之助には泣けました。蟹江さん、これまでチンピラとか犯人役が多かった方ですけど、この大山は本当によかったです。今はすっかりいいひとキャラの俳優さんになられましたが(笑)。来年の「龍馬伝」にも出られるみたいで楽しみです。

でも、すっかり今年がトラウマになってしまって来年の重厚な脇役陣も主役の福山くんに一抹の”大丈夫?”が頭をかすめてしまいます。

ドラマで見ることの少なかったGACKTさんや吉川さんと違い、福山くんはすでにかなり俳優さんとしてドラマでお見かけしているので、だいたいセリフ回しの感じなどがわかるような気がして…、そこがちょっと不安…。

だめですね、すっかりネガティブな体質になってしまいました(笑)。

最近、来年の龍馬の家族写真が発表されましたが、気になったのは福山くんそっくりの子役の子ども…。もう”子役でまた話題を”、なんていうのも勘弁してほいいです。あ、やっぱりこれも今年のトラウマか?考え過ぎですよね、きっと(笑)。



海江田信義 (くまま)
2009-09-03 17:25:50
そうです、その本です。幕末の歴史にからめて書かれているので、復習にもなりました。「生麦事件」は、生麦にある資料館に行って、館主さんのお話も聞いていたので、やはり信義は、ウィリアムに情けのとどめをさしたのだと思います。この本を読んで、ほんとに、去年のドラマ「篤姫」は、よくできていたんだと、つくづく思いました。

大政奉還のあと、信義と益次郎が仲悪かった話なども、なかなかおもしろかったですよ。
携帯から (淳子)
2009-09-04 23:09:26
庵主様、いつも天地人や翔ぶが如くのレビュー、ありがとうございます。
PCを開く余裕がない最近ですが、毎回楽しみに(皆様のコメントも)拝見してます♪

両方を読んで、やっぱり歴史ドラマは、例えフィクションを加えるとしても、
実在した人物を敬うとか、尊重するとか、そういう想いが創り手にないといけないと思います。

翔ぶが如くのような脚本だと、役者さんもやりがいがあるでしょうね。

天地人はもしかしたら、坂の上の雲の引き立て役なのかも知れませんが、
『配役が地味』と言われながらも、キャスト・スタッフの熱意が伝わった風林火山のように
『年末の坂雲に負けるものか』とでも言う気概が欲しかったですね
(一部の出演者さんにはあると思えますが…吉川信長や小栗三成、笹野秀吉で
スペシャルをやってほしいです~。もちろん脚本は別の方でですよ~!)

両方の話題が混在して、すみません。
翔ぶが如くのレビューは幕末・薩摩の勉強にもなります。
庵主様のブログチェックや皆様のコメントが私の日々の楽しみの一つです♪
これからもお願いします!
蟹江さん (雪蔵)
2009-09-05 02:14:47
翔ぶが如く初回レビューにコメントした雪蔵です。
私はまだ記憶に新しいので、こうして文字に起こされると、
そのシーンがまざまざと蘇ります。
寺田屋事件シーンは、まさに鬼気迫ると言った、画面ごしに圧をかけられているようでした。
私は篤姫と比較しつつという見方を敢えてしませんでしたが、
(なんか、「巨人の星」と「タッチ」を比べられないような感じなんです)
さすがにこのシーンだけは
「あれっ、篤姫の寺田屋シーンってファンタジーだったかな?」ってくらい、フワフワしてましたね(苦笑)
いや、去年はそのシーン観て泣いたんですけど。

(あ、ちなみに私は、寺田屋事件の勉強をした際、
最初から王政復古義挙録説の方を習っていたので、逆に庵主さまのレビューを読んで、あ、そういう見方もあったんだ、って知りました。)

私が翔ぶが如くを初鑑賞した直後にこちらのレビューが始まったわけですが、
このレビューがアップされる前日、仕事で蟹江さんご本人にお会いする機会があったんです。
もう、私の中では「大山さぁ!!!!」でしたよ。笑
何か、勝手にリンクするものを感じてしまいます。

引き続き、私が理解しきれてなかった奥行きを、庵主さまのレビューで味わいなおしていきたいと思います!
すすすすみません (雪虫)
2009-09-05 02:27:47
イキナリ、投稿の名前を間違えておりました。
雪蔵=雪虫です。
無駄にコメント欄使って本当に申し訳ありません…
蟹江さんの弥太郎もみたかった (庵主)
2009-09-06 07:50:31
佳々さん

蟹江敬三さんは、ホントいい味をだしている俳優さんですよね。若い頃から素敵でしたが、この、大山格之助は、もう他に上書き不可とというくらいのハマリ役だったと思います。
「龍馬伝」では岩崎弥太郎のお父さんでしたっけ、香川さんとの父子って、濃いわ(笑)。ここ2年ではわすれていたアクのつよい匂いにうれしくなっちゃいますが、20年くらいまえなら蟹江さん本人が弥太郎を演じられただろうなと思い、ちょっとシミジミしちゃいました。

福山龍馬は、いちばん気がかりなのは「イケメンすぎる」ということなんですが…(笑)、まあ、あのかたは去年の龍馬とちがって体格がおよろしいので、「ヒョロヒョロね」とガッカリすることはなさそうで、それはまあ、いいかなと思ってます。
脇の顔ぶれが濃厚なので、主役は「辛抱立ち役」になりそうですが、そういう役こそミュージシャンとかの、本来の役者にはない華みたいなものが生きる(うまくいけば)かと思うので。がんばってほしいですね。

福山君そっくりの子役って…
いやあ、よく探してきますねー(笑)。

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