como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

天地人 第35話「家康の陰謀」

2009-08-30 22:21:33 | 過去作倉庫07~10
はい、先週、上杉家と家臣団・泣きの涙で越後に別れを告げるの巻を持ちまして、大河ドラマ「天地人」は最終回を迎えました。みなさま応援ありがとうございました。今週からは、小栗旬主演「新・天地人」、全10回をお楽しみください。
 ってなことになればいいな~と、半ば妄想してましたら、今週はほぼそれに近い内容だったですね。いや~今週は、ほんっと主役の影がうすくて、これだけ居ても居なくてもいい存在感なら、ドラマ全体スッキリして見えるってもんです。
 しかも面白いところなのね、このあたり。秀吉が死に、関が原前夜にむけて石田三成が孤立していくこの短期間というのは、すごく濃密で、関係する武将達が、個々の利害損得を腹に抱え、本音を隠して渡り合い、関が原にむけて対立構造が浮かび上がってくる。そういうのが見所だと思うんですよね。でもこのドラマに登場する有名武将たちは、正直っていうかわかりやすいというか、おなかの中まで丸見えに見せ合っちゃうの。本音で熱くぶつかってしまうの。なんかすごく「ちっちぇ~~!!」って感じなんですよね。こうなると、小栗旬ひとりが頑張っても、なかなか戦国ドラマらしいダイナミズムは出ません。
 それでもまあ、先週みたいなどうしようもない回とくらべると、断然見られるんですけどね。ゴーストライターさんガンバってください。では「新・天地人」第1回…あ、いや(笑)、天地人・第35回。開票速報も気にしつつお送りしたいしたいと思います。今週もお付き合いよろしゅう!

 秀吉の病重い大坂城では、家康と北政所のあやしい関係が噂になっています。なんせ家康は、「わたしが調合したクスリです、疲れがとれて若返りにも聞きますよ」かなんか言って、怪しい薬物を北政所様に手渡したりする。んなクスリもらって大丈夫か、オカカ。捕まるぞ。「違法なものとは知らなかった」ではすまないぞ(ちがうか)。
 集団移住が完了した上杉家では、春日山城とちがって平城の若松城は心許ないとかなんとか、ブツクサ文句をいいつつ国づくりに入っております。太閤の病篤いという知らせにも、「いきたいが、国づくりでいそがしくて上洛できない。お前いってくれ」と勝っちんは兼続たんを派遣します。兼たんはべつに居なくていいらしい(笑)。樋口パパが替わりにいればいいって、この前から「5人の兼続」とかいってあんなにマンセーしたのは何だったんでしょうか。
 で、京都にいきますと、京都支店長の与七っちゃんが「内府様は北政所様と親密で、いつも人払いをして、二人で違法な薬物をキメているという噂もあり、とにかくいろいろよからぬことをしている」と兄ちゃんに吹き込みます。どうでもいいけど、与七っちゃんもあんまり役に立たない人だね。選挙速報を控えてこの存在感のなさ。いいのかなあ。

 でも、与七っちゃんのことはどうでもいいです。今週から主役は三成なので。晴れて主役ということで、衣装も、10年も着たきり雀だった茶色のグラデーションを捨て、モノトーンの大人色に新調してもらった三っちゃんです。三っちゃんは、派手なゴシック調のベッドルームで危篤状態の太閤の側に侍っています。
 太閤秀吉の死というのは、戦国もの大河ドラマでは見せ場のひとつでありまして、毎回いろいろと趣向をこらします。悪霊にとっつかれて凄い形相で死ぬとか、猟奇的な死に様を競う傾向がありますけど、今回の秀吉の死は、歴代の中でも出色なんじゃないかなあ。良かったです!
 死にかけた秀吉は、よわよわしく三成に茶を所望するんですね。ブルブル震える手で一杯の茶を飲んだ秀吉は、「うまい、うまいのう。もう一杯」とおかわりし、二杯目の茶をのんで「うまいのう、もう一杯」…と、茶をのむたびに手の震えもなくなり、精気が甦っていくんですよ。そして、三杯目の茶をのんだところで「そなた、なかなか気の利くやつじゃ。気に入った。わしに仕えぬか」と、張りのある声で言うんですね。
 三成は、美しい目からサーッと涙をながして、「はっ、有難きおことば、命を捧げて豊臣家にご奉公します」と平伏します。そして秀吉は枯れ木のように倒れ、最期に、三成の耳元に声にならない声で何かいうんですが……いやー、良かった!このシーンは素晴らしかった!! なんも言わなくても、三成と秀吉の長い信頼関係とか、その後三成が関が原まで一念を貫いていく理由とか、はっきり見えたもん。また、最期の言葉を声にしないのがニクイよね。これです。こーゆーのを大河ドラマらしいというのですよ!

…ということで秀吉は亡くなり、太閤の死後、ここからが大名達の思惑がぶつかり合う腹芸合戦ということなのですが、うーん……ここに出てくるのは腹芸が出来ない人ばっかりなんだよね、これが。
 その代表格が、意外なことに家康なんですよね。太閤の弔問に集まった五大老に向かって、「上杉殿は領地を出てこないから、今後のことは四大老で決めさせていただいた」とか言って。で、三成が「これからの政治は五大老・五奉行の合議制で決めていくことにします」と仕切ると、突然ブチ切れ、「治部少輔、無礼であろう、なんだエラソウに、ナニモンだお前」みたいなことを怒鳴りまくる。全員ドン引きしてシーンとなるなか、前田利家様が、「まあまあ、別に治部は間違ったことは言ってませんよ」と言って収めてくれるのですが、あんなわかりやすいキレ方って変だよ(クスリの影響か?)。
 さらに兼たんの論理もすごくて、「石田殿に対するあの態度。やはり家康は悪いやつです。天下を狙っているにちがいありません!」って殿に。あのー、なんで三っちゃんに意地悪を言ったから天下を狙ってることになるのか、イマイチよくわかんないのですが。
 それは殿も感じたらしく、「おまえ三成に肩入れしすぎていないか。我々がやるべきは京都のことより国づくりじゃ」とか言うんですが、でも今週は、兼たん殿のほうをほとんど向いてません。三っちゃんしか視界に入ってません。なんか、腐女子が喜びそうだな…。

 で、家康のわかりやすい意地悪オヤジぶりは、淀の方が全大名を集める場面で最高潮に達します。そもそもこの大名招集ってのも変で、「集まってもらったのはほかでもない、あらためて秀頼への忠誠を口に出して誓ってもらいたい」ってんですが、小娘が急に太閤の威光を振りかざし、大の大人を呼びつけて、高飛車にこんなこと言ったらムカッとしますよね。しかも「子を思う母ゆえ鬼にもなるのじゃ」とか、いきなれ敵意むき出しに言われたら。それでも誰も顔に出さないなか、家康だけは「そんなわかりきったことを言わされるのもバカらしい」みたいにことを、はっきり口に出しちゃうわけです。
「この中には淀の方様をたぶらかし、天下を意のままにしようとする奸臣がおるようで心配でござる、さらに、長いこと上洛をシカトして領地で怪しい動きをする大名もいるようでして」…って、ほんっとに悲しくなるくらいわかりやすい讒言を、わかりやすく腹黒い顔して、満座のなかで言っちゃう。松方さんの存在感と、脚本の浅はかさが噛み合ってなく、なんともいえない歯がゆい家康になってるのは毎度のことなんですが…この場面は、その上をいくお調子モンがいるんですね。「内府様、いまのお言葉聞き捨てなりませぬ!」と我らが兼たん、いつものようにキラキラお目目で言い放つんです。
 はっきりいって、今週主人公が存在感を示すのはここだけなんですが、その言い草が、悲しいくらい浅はかなの。「天下を操ろうとする奸臣とは誰でしょうか。怪しい動きをする大名とは誰のことなんでしょうか。ハッキリ名を出していただきたい。それが言えぬのでしたら、いまの言葉は取り消してなかったことにしていただく!!」
 誰なんですか、どうなんですか、総理、総理総理総理総理…ってあなた、そんな国会のイロモノ議員みたいなことを。家康は、KY議員に絡まれた与党の大物みたいに、のらくらと「言の葉はいちど口から出れば取り消すことなどできぬわ」とか言ってはぐらかし、BGMは、なぜか場違いに壮大なハリウッド映画のような大オーケストラ。どうすんのかと思ったら、淀の方が「皆さんご苦労様、ではこれで」といきなり手を打ってチョンです。
 で、退出する家康は、三っちゃんに「我らは自力で国を切り取った者、そのほうなんぞに束ねられはせぬ」とかなんとか、解り易すぎる捨てゼリフをしていくんですね。うーん……役者よし、場面よしのイイトコロだっていうのに、この脚本の不甲斐無さ、なんとかならんかなホントに。

 で、その夜、兼たんのところにまた三成から使者が来て、また目隠しされてどっかに連れて行かれるのか(笑)、と思いきや来たのは忍者っ娘で(笑)、しかもお船とふたりでいるプライベートタイムに乱入してきて「三成様を助けてえ!」ってナンじゃそりゃ。
 とにかく兼たんが、とるものもとりあえず駆けつけてみると、戦装束の三っちゃんが、いまから家康のところに出入りじゃー!と臨戦態勢でおり、その側には島左近(若林豪だよ!)が居たりします。この三成の戦装束が、ここに出ている誰よりもよく似合って、質感も色合いも美しく、ホレボレするあまり、このまま夜討ちの戦シーンにいっちゃってえ!とか思うくらいなんですが、われらが兼たんは、体を張ってそれを止めるんですね。
「我らには世界平和の使命がある!家康ごときの挑発に乗って世界平和を壊してはならぬ!体をつかわず知恵を使うのだ!」とかなんとか、でも知恵を使うったって貴方の知恵はあまりアテには……。
 ま、とにかくそれで自分を取り戻した三っちゃんは、冷静に四大老にはかって、家康をつるし上げる作戦に出るんですが、田舎の土建屋の社長みたいな態度で居直った家康には、理詰めの糾弾状などは通じない。で、今度は大名の中で最高位の前田利家様の威光を使います。重病でいまにも死にそうな利家様は、病床に招いた家康に「この場で貴殿の命を奪うことも出来るのだ」といって匕首をつきつけ、「豊臣家への忠誠をウソ偽りのない言葉で誓え!」と。
 このシーンも良かった。好々爺然としたお殿様が、百戦錬磨の武将人生を髣髴させるような一瞬の変貌ぶり、お見事でした。ただ、家康の真実の言葉というのが「ちっ、誓いまちゅ!」みたいな、わざとらしいマンガ声だったのはいただけませんでしたけど。

 ま、とにかく家康は忠誠を誓う気なんかはサラサラなくて、利家様が亡くなると、もう臨戦態勢です。そこに、はやばやと戦装束の伊達政宗が乗り込んできて、家康の方をモミモミしながら「舅殿、戦の前の気分ってイイですね~。やっぱ強いものが天下を取らないと~」みたいなこと言うんですが…あのー、でも家康って政宗の舅じゃないよ?細かくいえば「娘の舅」だよ? なんかこう、年齢の概念が混乱しているドラマですよね。まあ、今にはじまったことじゃないですけど。

今週の殊勲賞
脱力じゃなくてホントの殊勲賞ね。例外的に。前田利家様の最初で最後の存在感に敬意を示して。それと、歴代の同シーンにくらべても遜色なく輝いた、秀吉臨終の場面に。どんなダメな脚本でも、輝く名場面というのは自然に出てくるのが、大河ドラマの底力。

 次週…スポーツ刈り、いや剃髪(?)した三成のあらたな髪型に目が釘付け。「史上最大の密約」って、えらく大げさですが、どう史上最大なのか。それより三成の髪型が気になるなあ。
 ってなわけで、史上最大の政権交代が現実化しつつあるところで、また来週っ!!


28 コメント

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こんばんはです (ikasama4)
2009-08-30 22:53:25
今回からはしばらく三成主演の「天地人」ですねぇ

というか、初っ端からの三杯のお茶を見てしまうと
まるで三成が秀吉を毒殺したみたいな(爆)

まぁあの秀吉の言葉を聞く限り
三成の忠義に嘘はないんでしょうけどね。

そういえば三成の服装というか服の柄が変わってましたねぇ。


個人的に前々から言ってましたが
なんとも言葉で補おうとする演出が
物語をウスくしてしまってますね。

家康のあの言葉も雰囲気もあからさますぎて。
陰謀であるとすれば、そういう部分はもっと
隠すと思うんですけどねぇ。

それでいて会津の防備をしてる上杉家の意図に関しては
からっきし説明なしですけどね。


>家康って政宗の舅じゃないよ?
言ってましたねぇ。
なんか、全体的に若手の俳優をキャスティングした事が
この時点で仇になってるんじゃないかっていうくらい
政宗や幸村が年をとっているという印象が感じられないですね。

それが政宗が訳のわからん言葉を言う要因かもしれません(苦笑)

自分も前田利家の気迫はよかったんですが
家康のあの雰囲気があまりにも小者すぎて
プラマイゼロになりました ̄▽ ̄

>次週…スポーツ刈り、いや剃髪(?)した三成のあらたな髪型に目が釘付け。
これぞ、まさにカツラだからこそのものですねぇ。


その昔、子供の頃は大河ドラマが歴史の勉強の手本になっていて
こういう作品があったからこそ自分も歴史が好きになったんですが
それだけにこの内容では正直R-15指定にした方がいいのではないかと(; ̄∀ ̄)ゞ
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関ヶ原 (hiro)
2009-08-30 23:49:49
庵主さま早速にありがとうございます。
私録画(LIVE中は選挙特番に備え家事をしていました。)は致しましたが、まだ見ていません。
今回は「新・天地人」とか、期待して見ましょう。前回の「五人の兼続」と話が続かないのは三人の脚本家の所為でしょうか。
関ヶ原の敗北は、晩年秀吉の失政(朝鮮出兵等)にもあると思います。今日の選挙結果を見ながら思いました。
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あの・・・ (通りすがり)
2009-08-31 01:24:24
突然お邪魔して、申し訳ありません。次週登場する三成の髪型はカツラではなく、
このワンシーンのために自身の頭を剃髪したんです。天地人のスタッフブログに
書いてありました。
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ムーディー? (佳々)
2009-08-31 15:36:41
すみません、昨晩は見てないんですけど、一昨日あのゆるい回の再放送を5分~10分ほど見て驚きました。

びっくりししました!兼続さま?ひげ姿がムーディー勝山かと思ってしまいました。確かに庵主さまのおっしゃる通り、景勝さまは藤岡弘状態。う~ん、脚本もさりながらもうちょっと衣装さんやメイクさんも工夫の仕方ががあるでしょうが…(涙)。(工夫というよりも普通にやってくれればいいものを…。)
変な所に変な一貫性があるドラマですよねえ。

それにしてもあのノリひげ、どこから見ても私にはムーディー勝山にしか見えませんでした(涙)。

しかも妻夫木くん、まだ着物に慣れていない?歩き方の重心が上半身にあるから、なんか七五三の子どもが初めて着物を着たかのようで、地に足がついていない…。

腰から下が軽い?重心をどっしり腰から下に持ってきていないから、歩き方まで軽~い重臣になってしまっていますね。袴の丈も他の人より心もち短いような…、いえ、つま先から先に歩いているからそう感じてしまうのでしょうか。

妻夫木くん、オファーがあっても時代劇はもうやめておいたほうがいいかも…。
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Unknown (クド)
2009-08-31 16:00:35
珍しく三杯の茶と利家は良かったですねw
ナレーションで利家が終了したのはあれですが
うん、演技も今回は良かったですね
ただ兼タンが家康の言葉を遮る無礼はいつものことですが幸村まで出てくるのはおかしいのキワミ
あと左近って陪臣だから兼タンと同じ立場ですよね 何で兼タンのが立場が上みたく描かれてるんたか
まあ脚本家の頭の中では三成=兼タン、三成>左近だから兼タン>左近なんでしょうが(´・ω・`)
見直すと穴だらけですがとりあえず見た感じとしては良かったですね
ではでは
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はじめまして (皐月)
2009-08-31 17:20:06
いつも楽しく拝見させていただいております。

秀吉と三成の三杯のお茶の場面、
三成が秀吉に召抱えられることになった逸話の
「三献の茶」なのですね。
それを踏まえて見てるとこっちまでなんか泣けてきますね。
いいシーンでございました。

妻夫木氏は「憑神」の主人公役はよかった気がするんですが…気のせいだったかしら。
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陰謀って? (庵主)
2009-08-31 21:00:35
ikasama4さん

>初っ端からの三杯のお茶を見てしまうと
まるで三成が秀吉を毒殺したみたいな

わたしは、家康がクスリを持ち出したのを見て「家康が毒殺!」と思ったんですが、あれは、なんかエロいクスリだったんですかね(笑)。

>陰謀であるとすれば、そういう部分はもっと
隠すと思うんですけどねぇ

あれじゃ陰謀でもなんでもないですよね(笑)。「家康の意地悪」とか「家康のイケズ」ってサブタイにしたほうがいい。
だいたい、誰もおなかの中になにかを隠していることが出来なくて、1,2週持つ伏線もろくに晴れないドラマなんで、陰謀って設定自体が成立しないんですけども。

>なんか、全体的に若手の俳優をキャスティングした事がこの時点で仇になってるんじゃないか

目先のウケねらいでイケメンをならべたツケがまわってきましたかね(笑)。
ほんとに、年齢の感覚がむちゃくちゃなんですもん。政宗もそうですが、幸村なんか何歳なのか、見当もつかんでしょう。

>子供の頃は大河ドラマが歴史の勉強の手本になっていて、こういう作品があったからこそ自分も歴史が好きになったんですが

わたしもそうなので、まさにそこが大河ドラマの将来を真剣に憂えるところなのですが、ちゃんとしたドラマというのは、お子ちゃまや初心者むけに毒抜きしなくても、子供ごころに強烈に覚えているものですよね。そういう濃いドラマがなくなりそうなのが、なにより心配…。
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大崩壊 (庵主)
2009-08-31 21:04:23
hiroさん

わたしもネットで速報をチェックしながらレビューを書いていたんで、アップする時間は結局いつもと同じでした(笑)。
なんか、アバンタイトルのお習字「崩壊の序曲」というのがただ事でない不吉さで(笑)、おいおい、いいのか~、とか思ってしまいましたが、まさに大崩壊でしたね。そっちのほうが生々しくて、ドラマチックに感じました。
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やっぱり技術。 (庵主)
2009-08-31 21:15:30
佳々さん

>ムーディー勝山かと思ってしまいました

では、あの最終回(笑)で見たものは、すべて右から左へ受け流してしまって下さいな。

>変な所に変な一貫性があるドラマ

一貫性がヘンな髪型と衣装にあるらしい、というのが段々わかってきましたが…わかってからは、突っ込むのが虚しくなってきました。

北村さんと小栗君の身のこなしが美しいので、よけい目立ってしまう妻夫木君の所作のまずさ。
時代物の所作というのは、なにか似合わない、いつまでもしっくりこない、と思わせる時点でもうダメだと思うんですよ。着物が似合わないとかの問題じゃないんですよね。
やっぱり、大河ドラマに出る俳優さんには「技術」がないとダメ。人気と熱意だけではもたないと、去年の瑛太とつづけて見てつくづく思いました。
来年の人も心配です。
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いろいろボロが (庵主)
2009-08-31 21:23:16
クドさん

>兼タンが家康の言葉を遮る無礼はいつものことですが幸村まで出てくるのはおかしいのキワミ

あれは変でした。しかも、口を開いてから「殿、よろしいですか」みたく自分の殿に許可を求めるのがさらにヘンでした。あの座の上座はいったい誰ですねん、って感じで。

>左近って陪臣だから兼タンと同じ立場ですよね

左近も土下座まですることないと思うけど(笑)。あと、幸村にあんなに上からモノをいう理由もわからない。山城守という官位があるからかとも思ったんですが、それであんなにエラソウにしているのは、なにか感じが悪いです。

>見直すと穴だらけですがとりあえず見た感じとしては良かった

ま、いろんな穴やボロについてはもうあまり深く考えなくなりました。今週は、褒めちぎるところがあって良かったな~と、なにかホッとしたりして(笑)。
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