湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 半世紀近くの年月を経ても動いているもの

2015年09月06日 23時23分23秒 | 日常・その他
熊本民謡「おてもやん」にちなんで
熊本市内には幾つか(私が知っているのは三つ)の「おてもやん像」があります。

これはその中の一つで、
熊本唯一のデパートとなった「鶴屋百貨店」の、通りを挟んで向かい側、
「熊日会館」前の歩道に建っています。



    突然ですが、ここでクイズです。

     『この「おてもやん像」の台座になっている物は何でしょうか』

       ヒント:日本全国各地に計181,521本あるものです。  




答えは↓





181,521本という数値は
「日本郵政グループ ディスクロージャー誌 2015」に掲載されている2014年度のデータです。


    突然ではありませんが、またクイズです。

     郵便ポスト設置数181,521本とほぼ同じ数になりますが
     『全国に183,655台(2015年3月末)設置されている物は何でしょうか』
 
       ヒント:2000年頃は、この4倍もありました。
      
               ※答は末尾


上の2枚の写真で、
 後方に写っているビルが「鶴屋百貨店」です。
 背景に旨い具合に(*)写り込んでいる熊本市交通局の市電は、
   1枚目が「1350形」(1960年(昭和35年)製造)で、
   2枚目が「0800形」(2008年製造2009年運行開始)です。
 
 1350形は半世紀近くも市民の足となって走り続けていることになります。

      * : 実は、電車が通りかかるのを待って撮影したものです。


「おてもやん像」の近くにあるスクランブル交差点は
上通りアーケード商店街と下通りアーケード商店街を繋ぐもので、
熊本市内で最も人の行き来が多い場所といえます。

その交差点から一方通行の狭い道を少し入ったところに
お好み焼屋「大文字」さんがあります。


   "あります" と書きましたが、
   店の入り口が面したこの道を通ったのは何十年ぶり(?)で、
  "あのとき" に入ったこの店がまだ存在していたことを知りませんでしたので、
  "まだありました" というニュアンスになります。

  たぶん50年以上続いているお好み焼屋の老舗(?)ということになりますが、
   この店で食べたのは "あのとき" の1回きりです。

「大文字」さんは2階、3階が店舗になっています。

   ※この道の先が電車通りのスクランブル交差点で、
    突き当たりのビルが「おてもやん像」の前の「熊日会館」です。

  "あのとき" とは、もう半世紀近く昔になる、私が10代のときの出来事です。
  その日、(2階ですが)天に舞い上がった気分で高所恐怖症にもなっていた私は
  何を食べたのか、相手が何を頼んだのか全然憶えていません。
  何を飲んだのか(または飲まなかったのか)憶えていません。
  どんなことを話したのか一言も憶えていません。
  それ故にか、
   具体的には何も覚えていない "あのとき" のことを、忘れることはありません。


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答:公衆電話機

   2015年3月末:183,655台  
   2000年3月末:735,812台

    ※ "あのとき" の頃には全国いたる所に90万台近く設置されていた公衆電話機も、
      今日(2015年9月7日)時点では、
      ついに「郵便ポスト」の設置数よりも少なくなったものと推測されます。