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人間“神の子”なる理念は一度に表現されるのではなくして完全なるものであるから、次第を追って徐々に時間的過程を通して表現されつつあるのであります。

2020-06-20 11:41:53 | 日記

この現象世界は

理念の世界であることが、

以下のご文章でよくわかります。

時間・空間のスクリーンの一コマ一コマに、

「神の子・神の国」の理念が

表現されます

人間の一生においてもそうでありますが、

何回もの転生においても

同様であります。

表現されたものは実は非実在でありますが、

そこに完全なる理念「神の子・神の国」が

表現されます。

「神の子・神の国」を観るには

そこに“いのち”(理念)を観る必要があります。

これは見えない、つかめない“霊妙なる存在”(聖経『甘露の法雨』)です。

(神癒への道 谷口雅春)

【メタフィジカル・ムーヴメントの處依(しょえ)するところの根本的信念は、人間は、人間は神の最高の自己顕現であり、他の被造物は、より低位なる被造物であるから、かくの如きものによって人間が侵されると云うことはない。人間が万物の支配者であると云うことであります。ところが一方に「進化論」と云うものがある。人間が現在あるような姿に現れたのは、たしかに進化の結果であると云うのである。そこで人間が神の理念の最高自己表現であるということをいえば、生長の家は、進化論に反対するかの如き感銘をうける人があるかもしれないが決してそうではないのであります。進化ということは、神の心の中に既に内在する所の至美至善の「理念」が、形ある世界に徐々に展開して尚一そう完全に自己表現を遂げることであって、無限に完全なる「神の肖像」(にすがた)なる理念が人間であるから、その理念は一度に表現されるのではなくして次第を追って徐々に時間的過程を通して表現されつつあるのであります。人間は知性的存在であるから、その完全なる姿が発現する所の「根源」(もと)となるべきものは、知性的原因即ち「理念」でなければならないのであります。】

 


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