マン女子は
物事のすべてに「善」を見る明るい気持ちが必要である、
と言っている。
もう一つ生長進歩しない者は落伍するとも書いている。
この二つのことは
吾等が生長するための最も大事な事柄である。
(祈りの科学 谷口雅春)
【ある日マン女子の所へ夫婦で相談に来たものがあった。この夫婦は小さい雑貨店の老舗(しにせ)を買いたいのでその資金を借りることができるように祈ってもらいたいというのがマン女子訪問の目的であった。彼らはその町で雑貨店を開いていたのであるが大規模のチェーン・ストアが近所に開かれることになってしまったので全然自分の店にはお客が来なくなり、他に適当な雑貨店を見つけて移転するよりほかに生活の道がなくなり、金がほしいのであるが、しかし彼らは他に店を開いても成功するという確信はもっていなかった。
「また店を開きましても結局はつぶれることになるのだろうと思うのですけれども、何しろ、この時世では小資本の伸びる余地は全くないんです。小さな商店というものは不用なんですからね。」というのであった。彼のこの声には深い悲しみと失望とがこめられていた。
マン女子が思うのに、第一この人達から取り去らなければならないのはこの悲観的な心持である。もっと明るい心持にならなければ運命というものは好転しないのである。人間は過去を捨てて前進する。旧態依然たる状態を続けているものは落伍する他はないのである。】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます