実相の真理の継承者には
本当に真理を悟る人なら
誰でも可能である。
形式的なことでは
真理は伝わらない。
それには竜吟の世界(実相の歌)を
悟る必要がある。
(参考 正法眼蔵を読む 竜吟の巻 谷口清超著)
1<血脈不断>(その4)
さて今、香厳、石霜、曹山等の竜吟を聞いたのであるが、実にすばらしい吟詠であり、雲を集め、水を呼ぶが如き感がする。実相世界はかくの如き竜吟の世界であるから、口先で言った言わぬの問題ではなく、言わない言葉もあるし、物言わぬ眼睛の髑髏(どくろ)もある。これらは全て竜吟の千変万化する変奏曲である。喜怒哀楽の世界では蝦蟇(がま)が啼いたりするし、意識の世界では蚯蚓(みみず)の啼くこともあるが、これらも実は竜吟の変奏曲である。かくの如く全てが竜吟の展開であるから、真理の血脈は不断であり、「葫蘆(ひょうたん)が葫蘆(ひょうたん)を嗣ぐ」のである。乾いてしかも不尽であるから、露柱が懐胎(かいたい)して子を生むのであり、灯籠と灯籠とが対をなしてたわむれ合うのである。まさに「石女(うまずめ)が児を生む」光景と言わなければならないだろう。
本当に真理を悟る人なら
誰でも可能である。
形式的なことでは
真理は伝わらない。
それには竜吟の世界(実相の歌)を
悟る必要がある。
(参考 正法眼蔵を読む 竜吟の巻 谷口清超著)
1<血脈不断>(その4)
さて今、香厳、石霜、曹山等の竜吟を聞いたのであるが、実にすばらしい吟詠であり、雲を集め、水を呼ぶが如き感がする。実相世界はかくの如き竜吟の世界であるから、口先で言った言わぬの問題ではなく、言わない言葉もあるし、物言わぬ眼睛の髑髏(どくろ)もある。これらは全て竜吟の千変万化する変奏曲である。喜怒哀楽の世界では蝦蟇(がま)が啼いたりするし、意識の世界では蚯蚓(みみず)の啼くこともあるが、これらも実は竜吟の変奏曲である。かくの如く全てが竜吟の展開であるから、真理の血脈は不断であり、「葫蘆(ひょうたん)が葫蘆(ひょうたん)を嗣ぐ」のである。乾いてしかも不尽であるから、露柱が懐胎(かいたい)して子を生むのであり、灯籠と灯籠とが対をなしてたわむれ合うのである。まさに「石女(うまずめ)が児を生む」光景と言わなければならないだろう。
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