自分が本当にしたいことがはっきりしてきたのは、６０歳を過ぎてからである

私は
テレビでインタビューしている
２０歳～３０歳くらいの
俳優さんや女優さんを見て、
よくもこれらの人は
若いのに、
はきはきと
自分のしていること、したいことを
明確に述べられるものだ、
と感心する。
というのは、
私は
自分を語れるようになったのは、
６０歳を過ぎてからであったからである。
ただいろんな物事に対して意見を聞かれれば
ちゃんと、
明確に意見は言えたのではある。
またイエスかノーを聞かれれば
これもまたはっきり
イエスノ―を言ってきた。
要するに
自分自身がどう生きて行動していったらよいのか、
自分が本当にしたいことは何か、
自分にとっての生きがいとは何か、
こういうことについては、
私においては、
高齢期に入ってから
だんだんと
はっきりしてきたのであった。
稀なケースだろうと思う。