よしみの北秋田市議会だより

合併して4期目の当選を果たした“福岡よしみ”が北秋田市の議会や市民の日常などを紹介します

安倍首相・自民「96条先行」に慎重意見・・・狙いは9条、国民置き去り

2013年05月12日 | 日米安保条約と憲法改悪問題
 憲法改正の発議要件を定めた96条の要件緩和を先行する安倍晋三首相の姿勢をめぐって、自民党内にも矛盾が表面化しています。

 10日の自民党憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)の会合で「私の支持者からは、自民党の改憲論議は国民を置き去りにしているとの声があった」などとして、慎重な対応を求める意見が出されました。96条改定に強い意欲を示す安倍首相の足元の党内から異論が公然と噴出したのは初めてです。

 このようなこともあって安倍首相や自民党幹部から国民投票を含めた憲法改正手続きに控えめな発言が目立ち始めたことがメディアでも紹介されています。改憲への決意は変わらないものの、夏の参院選を前に「前のめり姿勢」を修正したようです。自民党の狙いは9条改悪、国民はその狙いを見抜き参院選にのぞみたいものです。

 ≪憲法改正をめぐる主な発言≫
 安倍晋三首相:▽「参院選でも堂々と掲げて戦うべきだ。まずは96条改正にチャレンジしたい」(4月23日、参院予算委員会)、▽「無理にやろうとすれば元も子もない。国民的議論が深まっているかと言えば、そうではない。友党である公明党との信頼関係を保つため、丁寧に説明し議論したい」(5月10日、フジテレビ番組)
 石破茂幹事長:▽「憲法の見直しを言うと、票が減る、選挙に負ける」(5月11日、講演)

 (参考:しんぶん赤旗、秋田さきがけ いずれも5月12日付)