新聞報道によると、文部科学省は29日、今年4月に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果を公表しました。公立校の都道府県別平均正答率で秋田県は小学6年が昨年に引き続き国語、算数の全4種類の問題でトップであったとのことです。
根岸均県教育長は、調査結果については市町村単位で公表し、学校単位でも保護者や地域と共有して、課題の克服に役立てるべきだとの見解を示したと報じられています。
子どもたちの平均点が良かったことは喜ぶべきことかもしれませんが、テストは競争ではありません。結果を分析して今後に生かすことが重要であります。教訓・課題が昨年と変わらないのであれば、60億円の金をかけたのは効果的とは言えません。
秋田県の平均点が高いのは、これまでの分析でも分かっていることですが、点数が低い子どもが少ないということで、今回の結果においても「低い無解答率際立つ」(秋田さきがけ30日号)と報じられています。つまり、底辺層が非常に少ないことから平均点が高くなっていることが示されています。秋田県は、昨年に続いて好成績であるのは、少人数学級でゆきとどいた授業を実践できることからであることが説明できます。
テストの平均点が高くても、決してそのクラスが問題ないとはいえません。例えば,どちらも児童数100人のA校、B校があったとします。A校は100点が60人、0点が40人であったとすると平均点は60点となります。B校は55点が100人であったとすると平均点は55点となります。皆さんであればどちらがよいことになるでしょうか。この例は極端ですがA校が0点を抱えるのが問題です。ですから、成績は平均点だけでは判断できません。標準偏差値など統計上様々なデータが必要です。
テストの教訓・課題は大体予想できていますので、60億円の予算は教員増に回すなどテストは廃止してもよろしいのではないでしょうか。
根岸均県教育長は、調査結果については市町村単位で公表し、学校単位でも保護者や地域と共有して、課題の克服に役立てるべきだとの見解を示したと報じられています。
子どもたちの平均点が良かったことは喜ぶべきことかもしれませんが、テストは競争ではありません。結果を分析して今後に生かすことが重要であります。教訓・課題が昨年と変わらないのであれば、60億円の金をかけたのは効果的とは言えません。
秋田県の平均点が高いのは、これまでの分析でも分かっていることですが、点数が低い子どもが少ないということで、今回の結果においても「低い無解答率際立つ」(秋田さきがけ30日号)と報じられています。つまり、底辺層が非常に少ないことから平均点が高くなっていることが示されています。秋田県は、昨年に続いて好成績であるのは、少人数学級でゆきとどいた授業を実践できることからであることが説明できます。
テストの平均点が高くても、決してそのクラスが問題ないとはいえません。例えば,どちらも児童数100人のA校、B校があったとします。A校は100点が60人、0点が40人であったとすると平均点は60点となります。B校は55点が100人であったとすると平均点は55点となります。皆さんであればどちらがよいことになるでしょうか。この例は極端ですがA校が0点を抱えるのが問題です。ですから、成績は平均点だけでは判断できません。標準偏差値など統計上様々なデータが必要です。
テストの教訓・課題は大体予想できていますので、60億円の予算は教員増に回すなどテストは廃止してもよろしいのではないでしょうか。