安倍首相は昨日(30日)、来年4月に実施することにしていた消費税率10％への引き上げを2年半延期するとしました。理由はよくわかりません。報道によれば安倍首相は「できるだけ長い延期が望まれるが、経済再生と財政再建を同時に達成する方針に変わりはない。ぎりぎりのタイミングとして2年半延期するとの考えに至った」と述べたとあります。「出来るだけ長い延期が望まれる」のであれば、10％引き上げは中止を決めればよいのではないでしょうか。消費税8％でも私たちの生活が厳しい時に、選挙目当てにただ10％引き上げだけは再延期では生活が改善されません。「再延期」を「中止」に変えることを要望します。ところで、北秋田市議会においては、平成26年9月定例議会において「消費税10％への引き上げの中止を求める意見書の提出についての陳情」は、よしみ議員は賛成討論しましたが、反対多数で不採択となりました。再延期は市民の生活にとってはひと安堵のところでしょう。
消費増税再延期を報道する秋田さきがけ紙
報道によると、北秋田市民病院運営連絡協議会が市民病院で27日に開かれました。本年度第1回の協議会ということで、病院と市から報告や現況では、市民病院に対する苦情などの対応、指定管理内容改善に伴う検討事項などについて協議されたと記載されています。そして本年度は、「急性期患者の退院後の療養や社会復帰の支援などを目的」にした地域包括ケア病棟を開設予定であることが病院側から示され充実する方向です。医師の充足率も4月から非常勤医師による外来応援体制が拡充され91.5％から93.5％に改善されているとのことです。医療体制が充実することは住民の願いであり大いに進めていって欲しいと期待しますが、医師の充足率93.5％は外来患者の遅くまでの診察を見るときに疑問を感じるところです。しかも初期の目的の常勤医師31名体制はいつできるのか計画はまだ霧の中です。市内の開業医(診療所)がなくなっていくときに市民病院の医療体制拡充を早期に進めることは緊急な課題であると痛感しています。
北秋田市郡の医療拠点施設である北秋田市民病院
「ねんりんピック」とは、あまり聞きなれない言葉ですが、「全国の高齢者が、スポーツや文化種目の交流やイベントを通じて国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚などを図り、ふれあいと活力のある長寿社会の形成に寄与する」ことを目的として、毎年持ち回りで全国健康福祉祭（ねんりんピック）を開催し、来年は秋田県で開催することになっています。北秋田市では「健康マージャン」が開催されるということで27日、第1回、北秋田市実行委員会設立総会が開催されました。今年10月にはリハーサル大会、来年は9月10，11日の2日間秋田大会がどちらも鷹巣体育館を会場にして行われます。どんなことを準備していくのかわかりませんが、実行委員会に出席してきました。まずは、大会成功のため頑張っていきたいものです。
ねんりんピック北秋田市実行委員会設立総会のステージ横断幕
オバマ米大統領は27日夕、現職米大統領として初めて被爆地・広島を訪問しました。それをテレビ報道で観ることができましたが、オバマ大統領は原爆資料館入館、平和記念公園で原爆慰霊碑に献花、その後、「核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない」などと決意を表明しました。今回の訪問と決意表明は歴史の1ページに記録されるものであり、核兵器廃絶に向けてぜひ具体的に前進させていって欲しいものと考えます。
オバマ大統領の決意を表明する演説（NHKTV）
25日実施された「チャレンジデー2016」において北秋田市の参加率は55.6％と発表され金メダル獲得となりました。今回対戦相手となった、島根県雲南市は参加率55.4％、鹿児島県南さつま市は68.3％でした。したがって、南さつま市が断トツで2勝、北秋田市が1勝1敗、島根県雲南市が2敗となりました。北秋田市の参加者数は昨年より1409人減少し1万8972人とのことです。いろいろな成果や課題があると考えますが、十分に総括して来年に備えてほしいものです。関係者の皆様お疲れでございました。
チャレンジデーの参加率を増やすためには組織的な参加を多くすることが必要かもしれません。
今日、ホテルニュー松尾 耕ホールにおいて平成28年度北秋田市遺族連合会総会が開催されました。戦後71年、戦争で犠牲になられた家族は非常に少なくなり、多くは遺子に引き継がれてきています。過去の戦争で犠牲となられた皆さんの遺志を引き継いで、これ以上戦争の犠牲とならないように平和な社会を築いていこうと誓い合いました。
北秋田市遺族連合会総会の看板です。
昨日は、阿仁文化財保護協会の総会がありましたが、閉会後ただちに講演があり聴講させていただきました。「浜の岱談義」と題して会員である佐々木茂氏が講演しました。内容は、阿仁地区荒瀬集落についてでした。興味深かったのは①「荒瀬（集落名）」の語源は何か②「浜の岱」の持つ意味でした。①「荒瀬」については、語源は「邑良志閉」、読み方は「オロシュイ」、意味は「山川の多い」アイヌ語とのことでした。②旧荒瀬小学校校歌には「浜の岱」とうたわれているが、かつて、荒瀬は「海辺のようであった」とのことでした。 その後、自分史を述べながら、荒瀬の歴史を語ってくださいました。集落の歴史まで探究されていることに驚いたと同時に、大変勉強になりました。感謝申し上げます。
「浜の岱談義」を講演する佐々木茂氏
21，22日に開催されました、秋田内陸線のりものまつりの盛況に続いて、29日（日）には、内陸線「第6回合川駅春まつり」が駅舎内と駅広場を利用して開かれます。実行委員会を中心に準備されていますが、多数おいでくださいますようにご期待申し上げます。
第6回合川駅春まつりのポスターです。
大相撲夏場所が終わりました。横綱白鵬が37度目の優勝を決めて場所を終えましたが、白鵬を追い越す関取が早く出てくることを望みたいものです。その中で、北秋田市出身豪風関は秋田県民の声援を受けて、36歳のベテランらしくうまい相撲で、千秋楽は人気関取遠藤を破り勝ち越しました。北秋田市民として、また秋田県民として豪風関の活躍には大いに誇れますし、北秋田市を全国に知らしめていることは非常にうれしいことです。郷土の誇り豪風関が来場所も活躍されるよう大いに期待します。
大相撲夏場所を8勝7敗で勝ち越した前頭12枚目豪風関（NHKTV）
昨日(21日)と今日(22日)の2日間、「秋田内陸線のりものまつり」が開かれています。好天気に恵まれにぎわっています。この期間、特別協賛企画として「合資会社宮越商店特別内覧会」が実施されています。宮越邸の最大の特徴は、江戸時代加賀国から来て以来阿仁地域の歴史を詳しく知ることができるという市としては貴重な建造物であることを知ることができました。とりあえずは、早急に北秋田市文化遺産に指定すべきと痛感したところです。多くのみなさんが見学されることをお勧めいたします。
秋田内陸線のりものまつり特別協賛企画として特別公開されている「宮越商店」
