よしみの北秋田市議会だより

合併して4期目の当選を果たした“福岡よしみ”が北秋田市の議会や市民の日常などを紹介します

総選挙、国民の審判下る

2009年08月31日 | 議会だより
 選挙期間中公職選挙法による投稿の内容規制は、具体的にどこまでであるか分からず全く触れませんでした。「天下の悪法」と言われている公職選挙法、選挙活動をしやすく改正してほしいものです。
 さて、報道によると予想通り、「自公政権へ厳しい審判を」という国民の声である民主党の風が嵐となって吹きまくり、民主党の大勝利となりました。
 共産党は、現状維持の9議席でしたが嵐に巻き込まれはしたものの国民の皆さんの共産党に寄せる思いにより後退しなかったのは「前進」と見てよいのでしょうか。
 さて、民主党政権により、国民のいのちと暮らしがよくなるのか。平和日本の外交が世界のリーダーになれるのか。注意深くみていきたいと思います。

米内沢総合病院も総務省「公立病院改革ガイドライン」の被害?

2009年08月30日 | 議会だより
津谷市長が、米内沢総合病院は来春以降診療所にして無床化も視野に入れることを発表しました。
 市民病院の方向が定まっていないときに、米内沢病院だけ具体的な方針を出してよいかは、大いに議論をすべきところです。
 「改革ガイドライン」は、「三つの視点」・・・①経営効率化、②病院機能の再編とネットワーク化、③経営形態の見直しを提起して、これにもとづいて自治体に「公立病院改革プラン」の策定を求めているものです。米内沢病院は「改革プラン」を提出したので、津谷市長も米内沢病院の計画はこの「改革プラン」に沿って動いているような気がします。

公立米内沢総合病院の将来

2009年08月29日 | 議会だより
 津谷市長が一昨日(27日)病院議会において、米内沢病院の「診療所無床化」も視野に入れる考えを示したことは昨日紹介しました。市長就任以来北秋田市民病院もそうであるが、米内沢病院の場合も、大幅に変換する方針を突然表明しています。
 市長は、「厳しい経営状況にある。早く方向性を出したい」として、9月中に結論を出す考えを示したと報道されています。急ぎすぎです。
 北秋田市の地域医療については、基本構想を具体化しながら進めているが、市民病院も米内沢病院も大きく隔たった方針変更となっています。これではその場しのぎの計画となり地域医療が破壊する恐れがでてくることを考えれば、簡単には認められません。

市長、公立米内沢病院の規模縮小を言明

2009年08月28日 | 議会だより
 北秋田市民病院にかかわって、米内沢総合病院はとばっちりを受け、またもや大変な事態になるようです。
 昨日、公立米内沢総合病院は市民病院の「犠牲」になる恐れがあることを投稿しましたが、早速その事態となりました。
 津谷市長は昨日、米内沢病院の組合議会において「19年6月に改正された市医療整備基本構想で想定した構想と現実が様変わりしており、現実を見据えたあり方に変更したい。村とも協議を進め、北秋田地域全体の当病院の役割を検証し、無償化、診療所化も視野に検討したい」(北鹿新聞28日)と述べました。
 市民病院の方針の変更により、米内沢病院の本来の役割が否定されたことになります。(詳細は後日)

市民病院問題解決のため米内沢病院犠牲?

2009年08月27日 | 議会だより
 北秋田市民病院は開院を来年4月に延期する方針で動いています。しかし、常勤医15人体制で始動するために、基本的問題はなんら解決しないまま開院することになります。したがって、「高度医療、がん治療、救急指定など」はほとんど構想どおりの病院でなくなるのは目に見えています。それでも市長は開院をめざしています。北秋田市は厚生連に対して「至れり尽くせり」ですから財政負担はかなりの額に及ぶことが予想されます。それでも、開院するということのようです。
 そのとばっちりを受けるのが、公立米内沢総合病院。津谷市長は、厚生連の民間病院を市が多額の財政負担を行い、公立の米内沢や阿仁病院は規模縮小などと発言していることに、「どこの病院の管理者か」と疑いたくなります。
 周知のように、米内沢病院は常勤医をあと5~6人確保すれば経営は上向いてくるはずです。住民の税金で厚生連の医師確保に向くのではなく公立(自治体)病院の医師確保に奔走すべきではないでしょうか。それを行わないために米内沢総合病院は厚生連の犠牲にさせられるようで理解、納得できません。
 

今日、議会運営委員会

2009年08月26日 | 議会だより
 9月定例議会が9月上旬開会される予定です。定例会のための議会運営委員会は次回のようですが、前段として定例会に向けて今日(26日)招集されています。
 協議案件は、
(1)各会派の一般質問の割り当てについて、
(2)9月定例会一般質問の締め切りについて及び抽選日について、
(3)決算特別委員会委員の選任について、
(4)北部市議会連絡協議会定例総会の要望事項について、
(5)その他 ①敬老会の日程について ②稚内市の行政視察について

北秋田市民病院と公立米内沢総合病院

2009年08月25日 | 議会だより
 北秋田市民病院の住民説明会は22日、23日の両日に開かれて4会場合計の参加者数は400名を超えたようです。
 市民病院開院に伴ってくるのが米内沢総合病院の存在。津谷市長は「赤字の病院をいくつも維持するのは大変」と米内沢総合病院の対策を検討しているようで8月中には一定の方向性を示したいと発言しています。27日に米内沢総合病院組合議会が開会されますのでそのときに提案されるのではないかと予想されます。
 市長の考えには、財政論が優先しているように感じるが、市民病院の設置目標は「高度医療、救急指定病院など」1ランク上の病院のはずであったが予定の半数に届かない医師不足のため「並み」の病院になったことからこの事態になっています。
 米内沢病院の将来について今結論を出すのは性急過ぎると痛感します。

市民病院問題の住民説明会開かれる

2009年08月23日 | 議会だより
 北秋田市は北秋田市民病院の開院延期問題についての住民説明会を22日、合川、鷹巣の2カ所で行いました。
 津谷永光市長は、当初予定していた10月1日開院を、厚生連からの12月以降への延期願いを受けて、来年4月に延期することを説明しました。
 厚生連は、基本協定の締結が遅れ、医療機器(特にオーダリングシステム)の発注ができなかったために10月開院はできない。と説明しているとのことです。
 市長は「議会が指定管理者を指定した昨年9月の段階で厚生連が準備を進めるのは当たり前のこと」と述べて、維持管理費の負担等責任を求めていく考えを示しました。
 出席者からは「なぜ、厚生連との協議がうまく進まないのか」、「指定管理方針の大幅変更、開業までの施設の維持管理を市が負担するなど、厚生連にとって、至れり尽くせりな内容。こんな状態で市の財政は大丈夫なのか」、「開業までの施設の維持管理はどうなるのか」、「昨年9月から市は何をやってきたのか。ツメが甘い」などの質問が出ました。今日23日は阿仁、森吉2カ所で開催。

市民病院について2回目の住民説明会

2009年08月22日 | 議会だより
 今日(22日)、明日の2日間、北秋田市民病院について現市長が就任して2回目の住民説明会を行います。当局の主な説明は「10月1日開院を来年4月開院に変更する」点についてです。住民の皆さんの中には、「病院が建ってしまって経営していかなければならないだろう」と「当局の好きなように」してもよいと話す人もいますが、多くの住民の皆さんは、「なぜこんなに問題がでてくるのか」と疑問と怒りを抱いています。今日の住民説明会では、どんな質問が出てくるのか聞きたいと思っています。会場は次の通りです。
 ▽22日午前10時、合川農村環境改善センター▽22日午後2時、市中央公民館▽23日午前10時、阿仁山村開発センター▽23日午後2時、森吉コミュニティーセンター

再び、北秋田市医療整備基本構想について

2009年08月21日 | 議会だより
 昨日まで3回にわたって、北秋田市民病院と厚生連の発言について投稿しましたが、開院する時期は延期するとしても病院規模は以前の北秋田市医療整備基本構想と大きく異なることになります。つまり「病院経営計画」はどうなるのか。全く見えません。例えば、高度医療の病院とうたっているがそんな病院にはなりっこない。救急指定病院Bランクとしても常勤医の数から十分に対応できるはずはないなど医療整備基本構想との整合性が問われることになります。基本構想に沿って市民病院を建設したのですから、基本構想どおりの病院にすることが行政の務めであるが津谷市長はこれを180度変更しようとしています。これでは90億円もかけた病院建設が意味を成さなくなります。これの責任はどうなるのか。問いただす必要があると考えます。
 基本構想と関連して、07年12月総務省が「公立病院改革ガイドライン」を取りまとめました。これについては次回に譲ります。