上発地村から

標高934mぐらい日記

ゴー アヘッド!

2017年10月26日 | Weblog
ひさしぶりに太陽を見た

ここんところずっと雨の中での収獲作業が続き、運搬車がつっぺって動かなくなるのをギリギリで回避しながらの毎日だった
相場はよくない。秋冬のキャベツ産地も順調なようで、今後は当分安値安定で最後まで希望の持てない雲行き、明日からは白菜の出荷があるのだがテンションが全く上がらない。このまま終わりにして冬支度に入りたい気分である。
今日は出荷の合間を縫ってかみさんと一緒に高崎に出かけた。主な目的は息子と俺のスマホの修理。息子のスマホは充電がまったくできなくなり、俺のは落としてガラスを割ってしまっていた。とりあえず新しいのを買って使っていたのだが、古いのも修理すれば家で(もしくはfree wi-fiゾーンで)端末として使えるので修理してみることにした。息子はこれを機に新しい機種に乗り換える気のようだったが、そうは問屋が卸さない。修理店に到着、店員さん(修理技術者さんだと思うが)の見立てではバッテリーの交換でいけそうとのことだった。俺のもガラスの交換だけで問題ないらしい、一時間ほどで修理できるということでそのあいだどっか飯でも食べようかということになった。
高崎は大学時代住んでいたのでだいたいの様子はわかっているのだが、貧乏学生の頃は安い学食や定食屋にしか言ったことがない。立派な大人になったので少しだけ贅沢して大学の時にも存在していたけれど一度も行ったことのなかったステーキ店に入る。
先に運ばれてきたサラダを食べたりコンソメスープを味わっていたら ふわっと学生時代のいろんな出来事が頭の中にわき上がってきた。ただ今の俺はもう少しだけ未来志向でいなければいかんなと、目の前でステーキを食べるかみさんを見ながら思い返す…

息子は今年大学受験をする、演劇科志望らしい。先日はAO試験に落ち、推薦入試を残すのみとなった。
進学校ではないので一般入試での合格は現時点では不可能に近い。そんなこんなで本人もいくらかナーバスになっているようで、先日クラスの同級生ともめたらしく、眼鏡を壊して帰ってきた。まあ小学校高学年ではほとんどクラスに行けず、特別支援学級にいた頃に比べれば大分成長したと思うのでよしとしなければならないのだろう。
アスペルガ―症候群と信州大学医学部付属病院で診断され、学校の先生方に助けられながらも本人やかみさんは(俺はなんもできんかったけど)なかなかしんどい道を歩んできた。かみさんは息子の事を程良い距離感と時間感覚で真剣に、時には適当に見守ってきたと思う。息子を理解してもらえる塾の先生に出会ったりしてなんとか高校にも進学でき、そこで自分のやりたい演劇に打ち込む事もできた。大学に行って学問として演劇をもっとやっていきたいと今回演劇科を受験することにしたという。

俺も10年ほど前、仕事に行き詰まりそこから逃げたいというのもあって東俳だったかな、オーディションみたいなのを受けたことがあった。今考えるとなぜそんな無茶な事をしたのか…(錯乱状態だったな) 
台本を渡されそこの若い研究生と寸劇みたいなことをやったりした。あんまりよく覚えてないんだけど担当の人に「うちで学びながらいろんなオーディションをうけてみましょうか」みたいな事を言われた気がする。後日担当の方から電話がかかってきたのだけれど、結局諦めることにした。っていうかただの気まぐれな行動だったんだろう当然の結果だった。けどその時若い研究生との寸劇の時間は高校の演劇部にいたときのあの感じを思い出させてくれ、後ろを振り返って「あの日に戻ってみたい」というような感情が沸き起こる不思議な時間だったのを覚えている。

今晩の息子は公民館活動として登録されている軽井沢混成合唱団の練習に出かけて行った。これも自分からやりたいと言い出した事だ
今晩の双子の姉妹は修学旅行で木更津宿泊。来年はダブルで中学校入学のための用意をしなければいけない。盛りだくさんの山場が目の前から奥の方まで続いている。

ということは あれだ… 過去を懐かしんでる暇なんて一切無いってこと…




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