上発地村から

標高934mぐらい日記

Don't think feel !!

2017年12月05日 | Weblog
先月28日、白菜の出荷を最後に今シーズンの野菜出荷がすべて終了した
だいぶ前からフェイスブックなるものをやっているのだが 去年の今日はこんなことしてましたっていうのがお知らせ的に出てくるので今年の終了日が遅いのか早いのかすぐにわかって具合がいい。ちなみに去年は
24日、雪の中 集荷場までキャベツを運んできて最後の出荷になっている。今年はどこもかしこも雪の便りが届いてスキー場は賑わっているようだけど 軽井沢は今日ちらっと積もったものの、まだ本格的な雪景色にはなっていない。この歳になると春まで降ってくれるなって本気で思う、弱気になったもんだ。
もう一つちなみに去年の今日は村の青年部4名(僕も青年)で浜名湖への旅をしていた。みかん刈りなんぞを人生で初めて体験してはしゃいでいる記事が自分のFBに記してあった。
畑作業が終わり、恒例の薪割り作業も終わった。この時期のなんともいえない開放感はホント農家やってるからなんだなって実感があり非常に嬉しい。
例えば冬の間、何らかの畑仕事があれば農家はそれをやらなければいけない感じになるのだけれど、暖地の農家と違って気候的に無理っていうのは 諦めがついてそれはそれでありがたい気がする。夏のテンションが一年中続いたらそれこそ参ってしまう。
二ヶ月後の二月に入れば種まきが始まり来シーズンがスタートする。この農閑期だって溜まっている事務仕事や申告作業をやっていれば、あっという間に毎日が過ぎていってしまう。ただでさえ頭の回転が遅くなっているのだから時間なんていくらあっても足りないのだ。
ところが、去年先輩農家からある提案をされた。冬の間空いているビニールハウスを利用して、そこでレタス栽培して地元の道の駅に出荷しないかというのだ。先輩農家は去年からそれを実践していて年間通して野菜の生産販売を実現している。
去年まで軽井沢に在籍していた農協のK指導員も年間を通しての野菜生産 それに伴って季節雇用者の年間雇用を画策してしていた。年間を通して安定雇用ができれば もっと農業就業者が増え 右肩下がりの
軽井沢の野菜生産に歯止めがかかるだろうと考えていたのだろう。そこまでしっかり考えてくれる指導員はなかなかいない、彼はホントに大局的に農業政策を見れる数少ない指導員だ。
先日佐久改良普及センター主催で佐久地域の新規就農者さん(就農五年未満)の方々との交流があった。
そこでの質問で「季節雇用で三名ほどお願いしてるのですが、その人達の冬の雇用をどうするか悩んでいます」というのがあった
自分の経験でしか答えられないのは当然なんだけど、今年うちに来てくれたアルバイトの青年は来年から
独立し、うちの村で農地を借りてインゲン、玉ねぎ、トマト、花豆、にんにく、もろこし、鷹の爪なんかを栽培し、先ほどから話している地元の道の駅(発地市庭)に直売で出す計画を立てている。今年もうちを手伝いながら、暇を見つけては疲れた体にムチ打って自分で栽培していた農産物を直売に出荷していた。ということで今年は例外的に季節雇用を考えなくてもいい状況にあったのだが、それまでは中国人実習生を何年も受け入れていて、それも冬の雇用までは考慮しなくていい状況だったのでずっとやり過ごしていた。結局自分の経験からはいいアドバイスが出来ず、僕自身は冬の間農業をしたいと思っていないので代行の仕事やったりスキー場に雇ってもらったりしてつないでいますと 全く答えにならないようなことを言ってしまった。
確かに自分自身、農協の子会社に所属して農業をやっていたときは、もう少し手厚い雇用条件だったらいいなと思っていたのも事実だし、企業的な農業をしていくにはそこが課題にもなってくると思う。雇われる立場に立ったら 農業の現場っていうのは朝早いっていうのから始まって 残業や時間外 ブラックとまではいかないけれど厳しい職種であることには間違いない。
アルバイトの人はそんな事はないけども、俺自身過労死ラインの週80時間なんて、トップシーズンにはとっくのとんまに超えている。

話がちょっとそれたが…

冬のハウス野菜生産をしているその先輩農家は農業に対してのとらえかたが僕とはやはりちょっと違う 
それは僕の姿勢が甘いとかそういうんではない。農業とそれに関わる生活のスタイルは人それぞれ違って当然なのだ。百姓の中には畑に出たくて出たくてしょうがないっていう人もいれば、まあそこまではいかないけれど頑張ってやっているみたいな人もいるわけで、その人その人でテンションが全く違う。会社員だって、会社に行きたくって日曜日なんていらないって人もいるだろうし(いんのかそんな奴?)ほどほどの人だっているはずなのだ。
といったわけで冬のハウス栽培に関しては逡巡している

だいたいブログ書いてるだけで夜がほとんど終わってしまう
加速度的に人生は終わりに近づいている 本当に自分がやりたいこと 

湧き上がってくるものに耳を傾けて…


 

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