上発地村から

標高934mぐらい日記

同じスピードで

2012年03月17日 | Weblog
3時まで代行だった。その後相棒と白髪ねぎ牛丼を食べに行き、帰ってきたのは4時
普段なら寝ているところだが今朝は7時に起きて風呂に入った。今日はどうしてもシャキッとしたい

朝から漫画をみているアホ息子だったが、着ている服は真新しい学生服だ。
ちょっと袖が長いようだがしかたない、子供の成長への希望的観測からくる希望的裾上げだ。

服装とか制服といったものはけっこう大事で 着れば・・・のようなものになって見える。

母校は俺が卒業してすぐぐらいに建て替えられ 俺にとってはまったく馴染みがないが
弟は真新しい今の校舎の初めての生徒で、ちょっとうらやましく感じていたのを思い出す。
山口の森と呼ばれる松林が敷地内にあり、そこで毎日のようにキックベースをしていた。
今ではキックベースをやっている様子はなかったが、そこここに懐かしい風景が残っている。

体育館に皆が集まりいよいよ式がはじまった。
制服に身を包んだ今日で最後の6年生達が入場してくる。みんないい顔をしていた。
息子も少し緊張しているようだったが、頑張って歩いてきた。

ふっと息子の保育園卒園式を思い出す・・・

先生に「これからは小学生だよ!頑張ってね!」と励まされ、両手をグッと握りしめてもらっていた

君が代を斉唱し、いろんな人の挨拶を聞く。卒業証書も練習どうりに受け取った。
「呼びかけ」は生徒達は練習して何回も聞いているだろうけど俺たち親は初めてだ。
ひとつひとつの言葉に耳を傾ける・・・

そして卒業の歌を在校生が歌い、先生が歌い、卒業生が歌う。小学生の歌声は澄んでいた。
最近はスナックでオヤジの演歌しか聞いていなかったので、なおさらそう感じた。

涙が落ちるのは構わないのだが、嗚咽(こえ)が出るのを必死でこらえていた。カッコ悪いもんな・・

昨日代行で送ったお客さんが後部座席で話していた

「若い奴はいい、若い奴には未来があるからな。だから好きだ」
「だって年寄りに、将来頼むなって言えないだろ!?」

バトンタッチはスムーズに それにはスピードが一緒じゃないとうまくいかない。

  ノロノロのバトンじゃ受け取りたくもないし渡したくもない。

   

   今日の一曲 ヨハン・セバスチャン・バッハ Air on G String
     http://www.youtube.com/watch?v=thQWqRDZj7E






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