上発地村から

標高934mぐらい日記

二者択一

2013年01月28日 | Weblog
呼び出された。

昨日の代行は夜の寒さも手伝って暇、ちょっと早めに上がったのだが、足が冷たくて
このままでは良く眠れないと思い風呂に入る。就寝はいつものように3時半過ぎになってしまった。

血圧の薬を飲み始めてから、末端が冷えやすくなっている気がする。
寒いところでの仕事はいたしかたないとしても、薬を飲んで酒飲んでしまってはいけない。
飲み会出席を断るか、出ても酒を飲まないか、長く生きることを諦めるかの三者択一
なかなか選びかねてだらだらしているのが実情だ...

スキー場が休みでゆっくりしたいところだが佐久のGFの事務所まで行かないといけない。
とりあえず帰りに入る温泉の用意だけして家を飛び出した。

秋にはGFを辞めると決め、一か月程前には役員さんにその意思を伝えた。
辞める時にはどんな会社でもいいからあれば勤めようと思い、畑が終わってすぐ
農家の先輩が紹介してくれた会社で働きはじめた。
スケートリンクの設計施工や運営管理をする会社だ。
俺は正社員での採用を希望していたのだが、そこはお互いの思惑がすれ違っていたようで
スケートリンクの整氷作業がいくらかできるようになったが、それ以上の進展はなかった。
 
かみさんとも何度か話し合った。そんな中で

もう一度農家をやってみよう。ただし今までとは違うスタイルでという結論が一つ出た。
「多品目の野菜を栽培して直売所をする」「品種を吟味して美味しい野菜を軽井沢ブランドで売る」

かみさんもそれなら賛成すると言ってくれた。今のパートを辞めてもう一度二人で畑に出ようと

俺の思いつき的な意見ではなかった。どっちかというとかみさんに後押しされた感じだったが

実際直売は厳しい。多品目を作るというのは並大抵なことではない、相当なテクニックがいるのだ。
しかし就農した時を思い出し、一度は自らを奮い立たせた、ラストチャンスだぞって....

そう決めてはみたものの、プランはほとんど無かった。
どっちかっていうと走り出しながら考えるタイプなのだ、昔も今も。
課長は心配をして慰留しに家まで来てくれた。その時は考えてみますと言ったのだが、
若干直売に傾いていた。
徹底的に傾いていなかったのは年をとった証拠だろう。いくらか冷静に物事を見れるのと
いくらか冷静に自分の体の状態をみれるようになったのだ。

最終的に決断したのは去年もらった給与明細を見た時だった。
この金額以上のものを稼がないといけない、さもなくば支出を徹底的に減らす他ない。
いろいろ悩んだがGFでやっていく決断をした。楽な道を選んだのだ....

情けないが今の俺にはここまでの力しかない、だが一つ結論は出た。二者択一をした。

上席役員さんは俺を慰留するための言葉をいくつも装填しておいたみたいだったが、
結局狙って撃ってこなかった。俺は最初から白旗を掲げていたのだ。
ただ
「この事業は上から下りてきたもんじゃなく、下から上がってきたものだ」という事と
「直売をやってる農家はどこもいい状態じゃない」という弾が空砲となって放たれただけだった。

帰りに寄ろうと思っていた温泉は一軒目も二軒目も臨時休業。足は冷えてしまったまま...

とりあえず先日強風でぶっ飛んだビニールハウスの補修が最初の仕事になりそうだ。
ビニールは発注してある。正確には農業用ポリオレフィン系特殊フィルムという。
ビニールは環境問題に良くないので最近は大分減ってきている。

  選んだらその道を頑張って歩くだけ まだ足は冷え切ったまんまだけれど.... 


    今日の一曲 決して彼等のようではなく / オフコース
          http://www.youtube.com/watch?v=d40yPUYhOYU


最新の画像もっと見る

コメントを投稿