上発地村から

標高934mぐらい日記

その前に、「自立」しているかを問え

2009年12月07日 | Weblog
最初の見出しはこれ・・・

先日町の図書館で何冊か本を借りてきた。窓口で「何冊まで借りられるんですか?」と聞いたら
「10冊までです」と言われ、「じゃあこれも」と追加して借りた本だった。ジャケ買いならぬ、”題名借り”だ
筆者は多分俺みたいな奴が手に取るだろうと思っていたに違いない。

他は農業技術書や、農産物直売所ノウハウ本などだったのだが、本書はチョット変わっている
そのやさしげで落ち着いた装丁からは想像もつかないほど人間の本性をブッタ斬っており
「先ず飲酒と喫煙をやめよ」とか「田舎は犯罪の巣窟である」とか、ずいぶん挑戦的な見出しが並ぶ

一見田舎暮らしとなんの関係があるんだと思うが、簡潔な文章の中には迷いは全く見当たらない。
最後にはこう締めくくられていた

「あなたは強力な助っ人の存在を忘れているのです。それはあなた自身です」

酒をやめればもうちょっと頼りになる自分が山の向こうから現れてくるかもしれないな・・・

今日の一冊 丸山健二 ”田舎暮らしに殺されない法” 朝日新聞出版



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4 コメント

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Unknown (鳴澤)
2009-12-11 18:29:30
先輩の書き方を見る限り読む必要はないと理解しました。著者の丸山さんは長野出身者?
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なるさんへ (yasu)
2009-12-11 22:32:18
まあそうも言わずにご一読下さい。
誤解を生むとまずいので書きますが、「田舎は
犯罪の巣窟だ」というのは「都会が犯罪の警戒に厳しくなって来たため、逆に犯罪者は田舎に流れて狙われやすい」と警告しているのです
僕も最初は「どういうこと!」って感じでしたが 最後は彼の人間に対する優しさを感じました。 僕の感想だけではご判断なされぬよう・・・
彼は長野出身です。今は安曇野に住んでいると
本の最後の略歴に書いてありました。
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『ときめきに死す』 (GMT)
2009-12-12 22:05:41
 確か中三の頃『夜、でっかい犬が笑う』というエッセイを読んだ覚えがあります。なんか偏屈なオッサンだなぁ…という印象が(笑)

 Wikipediaを見てみると、芥川賞受賞者ですね。つい最近まで最年少受賞記録だったそうです。
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GMTさんへ (yasu)
2009-12-14 20:42:35
偏屈なおっさんでしょうね・・・
中三で読むなんて、早熟ですね。
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