年の瀬からのYouTubeめぐり、続きます。主にポルノグラフィティばかり聞いていましたが、その中でも何度聞いたかわからない2曲。「シスター」悲しい寂寥感のある印象的なメロディーと”物語”。岡野さんの声が頭にこびりついてしまっています。「ジョバイロ」も、どちらも悲しい歌です。
2曲とも作詞作曲は く作詞 新藤春一 作曲 本田昭光>、「アゲハ蝶」や「愛の呼ぶほうへ」と同じで、選んだ4曲が全部同じでした。ボーカル岡野さんの歌がまた素晴らしいのです。(「サボテン」も好きなのですが、作詞は同じ、作曲が違いました。)
「シスター」 (Youtube)
東の海に舟を浮かべて誰より早く朝を迎えに 風が便りを運ぶと言うなら僕に宛てた風は吹いていない あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう 流れ流れて漂う先で懐かしい日々を思い出してる 悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく 数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い
あなたの欠けた世界は今や無秩序にただ組み立てられて ギリリギリリと軋みながらもそれでもまた再び動きだす この季節咲き誇る白い花を摘んで 波の間にあずけようあなたに届けばいい いつもの様に赤い日傘を差したあなたが拾ってくれたら 鐘の音が岬を臨む教会から響く 美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも 時間の移りを優しく告げていく 悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく 西の海まで舟は流れてたそがれと一緒に沈めばいい 明日になったら会えるのかな
「ジョバイロ」 (Youtube)
人は誰も哀れな星 輝いては流れてゆく 燃え尽きると知りながらも誰かに気付いて欲しかった 胸に挿した一輪の薔薇が赤い蜥蜴に変る夜 冷たく濡れた舌に探りあてられた孤独に慣れた心 舞台の真ん中に躍り出るほどの役どころじゃないと自分がわかっている
あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく 悲しい花つける前に小さな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから銀の髪飾り 落としていったのはこの胸貫く刃の代わりか 折れかけのペンで物語を少し変えようとしたら歪な喜劇になった
宇宙の広さを記すとき人は何で測るのだろう? この想いを伝えるとき僕はどんな言葉にしよう? あなたの隣にいる自分をうまく思い描けない はぐれないよう絡めていたのは指じゃなく不安だった あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく 悲しい花つける前にちいさな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから
最後に、本家ドリカムより素敵だったような。カバーの「未来予想図Ⅱ」と、アンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ~」この曲は「くちびるに歌を」という映画が誕生するきっかけになったそうです。
「未来予想図Ⅱ」Acid Black Cherry (Youtube)
「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」 アンジェラ・アキ (YouTube)