麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表による初の党首討論をめぐって9日、与野党の協議がスタートした。次期衆院選をにらみ「党首力」対決に持ち込みたい与党に対し、小沢氏は討論が「苦手」とされ民主党には警戒感も。与党は早ければ22日の開催を目指すが、民主党は「衆院解散の確約が前提」(幹部)との立場を崩しておらず、双方の駆け引きが続きそうだ。
9日午後の党首討論開催に向けた衆院国家基本政策委員会の理事懇談会。与党筆頭の萩山教厳氏(自民)が、日程を決める合同幹事会について「なるべく早く開きたい」と提案すると、野党筆頭の鳩山由紀夫氏(民主)は「衆院解散の時期が見えませんね」とけん制した。
首相は小沢氏との対決に向け、所信表明演説で逆質問を連発。小沢氏が無視すると「残念だ。予算委員会で論戦し、国民に違いを見せられることを期待する」と挑発した。「首相にふさわしい人」を問う世論調査では小沢氏を大きくリードしており、一騎打ちで与党の支持拡大につなげる作戦だ。 2008/10/09 20:04 【共同通信】 (時事ドットコム)
「党首討論」と、首相の権限である「解散」を天秤にかける?党首討論してやるから解散せよと? こういうところが、民主党のあり得ない部分。党首討論は、国民に党首が思うところを示すためにやることで、それさえも解散確約が前提などとは、真っ当な政党がとるやり方ではない。政策を通してほしければ解散をしろ、党首討論してほしければ解散の約束しろ・・民主党には「正々堂々と」という言葉はないのですか? これでは、民主党という政党の本性を疑われても仕方がない。こんな政党に国政を預けられるのか、想像するだに恐ろしい。