(続き)
〈その2〉
2.国費外国人留学生制度の在り方と今後の方向(検討用資料)
中央教育審議会大学分科会
留学生部会(第6回) H15.5.2
(2) |
主要国における留学生受入れ状況
※ 学習奨励費とは 〈私費外国人留学生学習奨励費給付制度(文部科学省)〉のことで、 外国人に対する「育英奨学制度」です。金額を試算してみますと、 (50000円×7450人)+(70000円×3,550人・大学院生)×12か月 =合計年額約74億5200万円。 http://www.jpss.jp/life/scholarship/4-2scholarship1.html http://www.jasso.go.jp/scholarship/documents/h20youkou.pdf
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3. 留学生交流の推進について
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出身国(地域)別留学生数(主要国・地域のみ)(平成17年5月1日現在) |
中国からの留学生が昨年に引き続き増加。 韓国・台湾からの留学生を加えると全留学生に占める割合は82.4(83)パーセントに達する。 |
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内は平成16年5月1日現在の数 |
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/015/06060910/002.htm
日本は私費国費留学生全体で10万人を目指してきたそうですが、平成16年に12万人で既に達成しています。
ここでは国費留学生に焦点をあててみましたが、日本の国費外国人留学生は9891人(平成17年調べ)で、これは、主要国の中でも圧倒的な水準とのことです。国別内訳は、中国約17%、韓国約10%で、2国だけで27%にのぼります。台湾が0人(上記H17年資料においては)なのには驚きました。誰がどのような基準でこれを決めているのでしょうか。
一人当たりの費用は、(生活費13万~17万円、国立大学授業料約50万円入学金約28万円は免除、私立大はおそらく最低100万円以上文科省負担、渡航費用、渡日一時金。宿泊補助は今はないようです。)と至れり尽くせりです。一人当たり年間約300万円位(授業料国立不徴収・私立文科省肩代わり分含むとして)として×約1万人で、大雑把な計算ですが、外国人留学生に国費が年間約300億円程度が投入されていることになります。(私費留学生給付制度に(文科省)約74億円位)。日本は外国人の教育に大変熱心な国ですね。2国で3割近くを占めている中国韓国には甘すぎだと思います。地方から都会に子供を出している日本人の親にとっては、同様に教育費を1年間300万円捻出するのは大変な苦労だと思うのですが・・。日本人への奨学金は貸与が多いのではないでしょうか。
※上の数字は資料から単純試算したもので、政府発表の正確な数字ではありません。