プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

アスベスト認定の拡大?

2013-12-12 10:44:07 | 日記
 アスベスト被害による労災認定が、2012年度で1,083人(内、認定時死亡の方は163人)、労災認定された方々が働いていた事業場は1,048ヶ所で、この内の約8割に当たる810事業場は、今回がアスベストによる認定者が始めて出たとのことです。(今まで認定してこなかったことがおかしいのですが)アスベスト認定が(ほんの)少しだけですが、拡大しているように思います。(参照・引用は『朝日新聞』)

 また、死亡後5年の労災時効を過ぎた人でも、遺族(163人)に対して、石綿健康被害救済法に基づく給付金の支給が決まっています。労災と救済法の認定者は、肺がん425人、中皮腫666人、良性石綿胸水45人、びまん性胸膜肥厚39人、石綿肺75人となっています。(累計の労災認定者は1万1,332人です)

 ちなみに、愛媛県で認定された事業場は、丸善石油松山製油所、四国電力松山発電所(現在事業場廃止)、木村化工機四国事業所、上田樹脂工業(現在はありません)、クラレ西条事業所(現在はありません)、住友化学愛媛工場、住友金属鉱山別子事業所です。

 (お知らせが遅くなり申し訳ないのですが)昨日と本日、厚労省は午後5時まで、公表情報の問い合わせや労災補償の電話相談を受け付けています。(Tel 03-3595-3402)アスベスト被害者を支援する「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」でも、本日5時まで電話相談を受け付けています。(北海道は昨日のみでした)関東以東(03-5627-6007)、中部(052-837-7420)、関西以西(06-6943-1527)、四国(0897-47-0307)です。未だ申請されていない方や既に死亡されている遺族の方も、是非問い合わせて見られて下さい。

P.S. でも、アスベストによる被害の方が、たったの1万人強であるはずもありません。何十万、いえ、(正確な数字など分かるはずもありませんが、戦前からですから)100万人を軽く超えてしまうほどの方々に、被害が及んでいると思うのです。いまだ、アスベストによる被害だと知らない、気づかれていない(そうして亡くなった)方々も沢山おられるのではないかと思います。今回は全国の事業場が全て出ていますので、働かれている方や、働いていた方々は、そして(現在離れて暮らしていても)その家族の方は、どうぞ11日付の『朝日新聞』をご確認下さい。また、その事業場周辺に住んでおられる方、以前住んでいた方で、上記の病気に罹患されている方にも、ご確認戴きたいと思うのです・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年12月12日)