プルサーマル計画を憂慮する有志の会

原発問題に関して投稿します。

地下水対策の敷地の舗装

2013-12-11 11:21:34 | 日記
 政府の汚染水処理対策委員会は、「(放射能)汚染水を生む地下水は、山地からの(地下)水ではなく、敷地周辺への降雨である」と分析、雨水が地下に浸透するのを防ぐため、「(凍土壁周辺の)1.7平方を舗装した場合、(凍土壁などの対策が失敗したとしても)建屋に入る日量400トンの地下水を3分の1まで減らせると」試算しているとのことです。(以下、引用・参照は『朝日新聞』)

 (記事の書き方で良く分からないのですが)雨水の浸透を防ぐために広範囲に敷地(内外)を舗装するとのことです。同委員会は報告書を茂木経産大臣に提出、汚染水対策の根本的かつ実効性ある対策が、(ALPAに次いで)また1つ動き出しそうです・・・

P.S. 現在ALPSは稼働し、放射性物質の除去作業を行なっています。このトリチウム以外の放射性物質が(実際のデータは出ていませんが)かなりの割合で取り除くことができますから、漏出した場合の危険性は非常に低下します。今までに処理しタンクに保管している量は(1週間ほど前で)3万1千トン、(IAEAは海へ排出するよう提言していましたが)このトリチウムの汚染水をどうするのかは、同委員会に「専門家を集めたタスクフォースを年内に設置して議論する」とのことです・・・

P.S.2 また経済産業省は、30~40年掛かるといわれる(福島第1原発の)廃炉作業を長期に監視する専門の組織を、原子力損害賠償支援機構に作るとのことです。「廃炉全体の工程を管理したり、東電の作業に問題がないかをチェックする」そうです。必要な組織だと思いますが、原子力災害対策本部の下には関係閣僚会議や各省庁横断の「廃炉・汚染水対策チーム」がありますから、その中か下に同組織を作るのが筋だと思います。賠償もそうですが、(自民党政権になってから少しだけ前に出てきましたが)どうも政府は腰が引けている、責任を逃れようとしているように感じるのです・・・

P.S.3 韓国には4ヶ所に23基もの原発があるそうです。(現在5基を建設中)しかも、2035年までに40基まで増やすとの「エネルギー基本計画案」が国会に提出されました。(私の住む町から一番近い原発からの直線距離は分かりませんが、)今回の事故を見ても、(韓国の原発が事故を起こせば)かなりの影響を受けることは目に見えています。(避難もしなければいけないかもしれません)また、福島第1原発事故で得た教訓は、メルトダウン連鎖の怖さです。(日本もそうですが)これほど原発を集中させることの危険性をもっと考慮すべきだと思うのです・・・

by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年12月11日)