(報道によると)来月8日にも、福島第1原発4号機の使用済燃料など(確か)1,533体を来年1年掛けて取り出すとのことです。燃料プールには(3号機から逆流してきた水素による)爆発の結果、ガレキが落ちていますが、作業はそのガレキを避けながらの作業になります。
(某週刊誌によると)水中で燃料棒を(何十本か忘れましたが)キャスクに入れ、そのキャスクをクレーンで引き上げ、それから共用プールまで移送、今度は逆の行程を経てプールに入れられます。その全ての間に、燃料棒や(100トンある)キャスクの落下、その損傷の危険性があり、燃料棒が露出したり、損傷すれば、大事故になる可能性があります。
しかもこの息の詰まるような作業が(最短でも)1年間続くわけで、地震や竜巻、落雷など自然災害に見舞われる可能性と、唯でさえ困難な作業ですから、人為的なミスが破滅的な事故を誘発する危険性すら孕んでいます。ちなみに、燃料プールにある放射性物質の総量は、チェルノブイリ事故時に放出された10倍にもなるそうです。
また、共用プール自体も、今後大きな地震でヒビが入ったり、損傷する恐れがあり、広瀬隆さんは、(空冷の)乾式キャスクに入れて、陸上で管理することを提言し続けていますが、どうも東電は聞く耳を持ってはいないようです・・・
P.S. 台風26号による被害は甚大なものがありましたが、(同誌によると)福島第1原発でも、1号機近くの主要道路が、20メートルほどの土砂崩れに見舞われ、通行止めになったり、(場所は分かりませんが)タンクの近くで陥没があったそうです。同原発ではこれまで、地盤沈下によってタンクを移設していますが、タンクの下で同じく陥没や地盤沈下が起これば、(固定していませんので)タンクが容易に転倒してしまう危険性があります。上記の情報も、東電は公開していないとのことです・・・
P.S.2 さらに同原発では、錆の問題が深刻化しているそうです。(海風に含まれる塩分で)様々な設備が錆びてしまっているそうで、過日折れてしまった(ガレキ撤去に使われた)巨大無人クレーンも、錆による腐食が原因だったそうです。さらに、ベントに使われる排気塔にも8ヶ所の腐食が確認されており、懸念されています。(以前書きましたが)タンクや原子炉自体も注水に使われた塩水による錆や腐食、さらには放射性物質による損傷が生じますから、いつ腐食部分から汚染水が漏れるのか分かりません。しかも、その速度が思っていた以上に速そうで、その点も懸念されるところです・・・
P.S.3 (双葉町から避難され、仮設で暮らす男性は)原発輸出に関して、「自分の国の事故を収束できてもいないのに、よく海外に原発を売れるものだ」、「被災した国民のことをどう思っているのか」と怒りを表現されています。福島第1原発事故では、使用済燃料プールを原子炉の上に置いてはならない、独立したベントラインを1基ごとに設置する、(メルトダウンしたデブリを受け止める)コアキャッチャー付の圧力容器の必要性、大地震や大量の地下水のある場所には原発は設置しない、(過酷事故の連鎖を防ぐ為)敷地内に1基の原発にとどめる、など様々な「教訓」を得ました。今後輸出するならば、こうした要件を満たさなければ、また過酷事故が起きてしまう可能性は否定できません。安倍総理、「世界の原子力安全の向上を図っていくことは、我が国の責任」と仰るのならば、(他にも沢山ありますが)こうした要件は決して外せないと思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年10月31日)
(某週刊誌によると)水中で燃料棒を(何十本か忘れましたが)キャスクに入れ、そのキャスクをクレーンで引き上げ、それから共用プールまで移送、今度は逆の行程を経てプールに入れられます。その全ての間に、燃料棒や(100トンある)キャスクの落下、その損傷の危険性があり、燃料棒が露出したり、損傷すれば、大事故になる可能性があります。
しかもこの息の詰まるような作業が(最短でも)1年間続くわけで、地震や竜巻、落雷など自然災害に見舞われる可能性と、唯でさえ困難な作業ですから、人為的なミスが破滅的な事故を誘発する危険性すら孕んでいます。ちなみに、燃料プールにある放射性物質の総量は、チェルノブイリ事故時に放出された10倍にもなるそうです。
また、共用プール自体も、今後大きな地震でヒビが入ったり、損傷する恐れがあり、広瀬隆さんは、(空冷の)乾式キャスクに入れて、陸上で管理することを提言し続けていますが、どうも東電は聞く耳を持ってはいないようです・・・
P.S. 台風26号による被害は甚大なものがありましたが、(同誌によると)福島第1原発でも、1号機近くの主要道路が、20メートルほどの土砂崩れに見舞われ、通行止めになったり、(場所は分かりませんが)タンクの近くで陥没があったそうです。同原発ではこれまで、地盤沈下によってタンクを移設していますが、タンクの下で同じく陥没や地盤沈下が起これば、(固定していませんので)タンクが容易に転倒してしまう危険性があります。上記の情報も、東電は公開していないとのことです・・・
P.S.2 さらに同原発では、錆の問題が深刻化しているそうです。(海風に含まれる塩分で)様々な設備が錆びてしまっているそうで、過日折れてしまった(ガレキ撤去に使われた)巨大無人クレーンも、錆による腐食が原因だったそうです。さらに、ベントに使われる排気塔にも8ヶ所の腐食が確認されており、懸念されています。(以前書きましたが)タンクや原子炉自体も注水に使われた塩水による錆や腐食、さらには放射性物質による損傷が生じますから、いつ腐食部分から汚染水が漏れるのか分かりません。しかも、その速度が思っていた以上に速そうで、その点も懸念されるところです・・・
P.S.3 (双葉町から避難され、仮設で暮らす男性は)原発輸出に関して、「自分の国の事故を収束できてもいないのに、よく海外に原発を売れるものだ」、「被災した国民のことをどう思っているのか」と怒りを表現されています。福島第1原発事故では、使用済燃料プールを原子炉の上に置いてはならない、独立したベントラインを1基ごとに設置する、(メルトダウンしたデブリを受け止める)コアキャッチャー付の圧力容器の必要性、大地震や大量の地下水のある場所には原発は設置しない、(過酷事故の連鎖を防ぐ為)敷地内に1基の原発にとどめる、など様々な「教訓」を得ました。今後輸出するならば、こうした要件を満たさなければ、また過酷事故が起きてしまう可能性は否定できません。安倍総理、「世界の原子力安全の向上を図っていくことは、我が国の責任」と仰るのならば、(他にも沢山ありますが)こうした要件は決して外せないと思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年10月31日)