日露首脳会談が開かれましたが、やはりまずは「経済」(お金)の話です。平和条約、(歯舞・色丹の)領土返還はまだ先のことのようです。島を追われた島民の方々の思いは、生存中に叶うのか、それはとても難しいように思います。それにしても、安倍総理は何故、「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」を、何の「目的」で開いたのでしょうか?何のメリットが日本国にあると言うのでしょうか?
日本の(見せかけ上の)主権回復の日、明らかに日本から切り離され、日本国憲法の及ばない米国の施政下に置かれた沖縄や奄美、小笠原の人々の気持ちを慮れば、このような式典を開くことなど到底できないと思います。只、冷静に考えると、日本は未だ主権を回復などしていないという現実に突き当たります。米国が認める範囲内でしか、日本の施政権が行使できないということが、その証です。もし本当に、自国で作った憲法を自国で行使できない国があるとして、それを主権国家とは言えないのではないかと思うのです。
しかしこれも、憲法という国民を支配するルールを米国が作った経緯に鑑みれば、別にそれほどおかしなことではありません。日本を支配する為に米国は日本国憲法を作ったのであって、全てのルールを米国は日本に押し付けてきたことは開国以来の歴史が物語っています。(美辞麗句に飾られたお題目は別にして)憲法は日本と日本人を守るどころか、日本と日本人を支配し、縛り続けている、その最も過酷な現実が沖縄にあるということだと思います。ちなみに、第9条にある「平和」とは、日本と日本人の平和を意味するのではなく、列強に牙を向いた後発国日本の「牙」を抜く為の条文であり、列強国(戦勝国)、特に米国の占領を安全里に遂行し、米国を始めとする戦勝国の「平和」を確保する為に書かれたものです。決して(かつて列強の平和を脅かした)日本と日本人の為のものではありません。
残念ながら戦前も、戦後もなく、ずっと米国と日本の不平等な関係は続いているちお言わざるを得ません。(百歩譲って考えると)ひょっとしたら安倍首相は、その「不平等」な関係を修正したいと思っているのかもしれません。それなら私と思いは重なります。極めて不平等かつ(実質)占領されている異常な状態から脱したいとの、開国以来の念願を叶えたいと。(標的とされれば)危険かつ脆弱な原発を押し付けられてきた現状を打破したいと。(やはり、違いますか)いずれにしても、日本と米国の不平等な「同盟」関係が、(日米の力関係からして)今後も変わるとは思えませんが・・・
P.S. ちなみに、「同盟」とは、「共同の目的の為に同一の行動をとる」という意味です。(広辞苑)となると、日本と米国は同盟国ではないという結論が出てきます。同一の行動は取って(取らされ)いますが、その目的は常に米国の「目的」だからです。その(米国の)目的を、日本の目的だとして強制されているだけです。湾岸戦争やアフガン・イラクでの戦争でのテロ掃討の「目的」もそうです。戦後は特に、いつも米国の目的が日本の目的だと刷り返られてきた(強要されてきた)に過ぎないのです・・・
P.S.2 TPPのルール(支配権)作りに最も積極的なのは米国だそうです。その為のTTPでしょうから、当然のことだと思います。支配する為のルールをつくることで、自国に利益をもたらすからです。その米国の「目的」を追認する為に、日本もその場に居なければならないのです。共同の「目的」を持った同盟国だからです・・・
P.S.3 尖閣事件後、日米共同で行なわれた占拠された離島の奪還作戦ですが、奪われることを前提の訓練って(本来なら)おかしいですよね。何故、離島「防衛」作戦ではないのでしょうか? つまり。尖閣を守ることは、米国の「目的」ではないのです。では、(中国はしないと私は思っていますが)奪取された場合、米国は日本と奪還作戦を行なうのでしょうか?これも、「しない」と思います。中国の実効支配している島を奪還する義理も意味もありませんから。つまり、日本と米国の間に、(米国の設定した架空の)「共同目的」はあっても、現実には存在しないのです。不平等と言うよりも、「同盟」そのものが成立していない、そう思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年4月30日)
日本の(見せかけ上の)主権回復の日、明らかに日本から切り離され、日本国憲法の及ばない米国の施政下に置かれた沖縄や奄美、小笠原の人々の気持ちを慮れば、このような式典を開くことなど到底できないと思います。只、冷静に考えると、日本は未だ主権を回復などしていないという現実に突き当たります。米国が認める範囲内でしか、日本の施政権が行使できないということが、その証です。もし本当に、自国で作った憲法を自国で行使できない国があるとして、それを主権国家とは言えないのではないかと思うのです。
しかしこれも、憲法という国民を支配するルールを米国が作った経緯に鑑みれば、別にそれほどおかしなことではありません。日本を支配する為に米国は日本国憲法を作ったのであって、全てのルールを米国は日本に押し付けてきたことは開国以来の歴史が物語っています。(美辞麗句に飾られたお題目は別にして)憲法は日本と日本人を守るどころか、日本と日本人を支配し、縛り続けている、その最も過酷な現実が沖縄にあるということだと思います。ちなみに、第9条にある「平和」とは、日本と日本人の平和を意味するのではなく、列強に牙を向いた後発国日本の「牙」を抜く為の条文であり、列強国(戦勝国)、特に米国の占領を安全里に遂行し、米国を始めとする戦勝国の「平和」を確保する為に書かれたものです。決して(かつて列強の平和を脅かした)日本と日本人の為のものではありません。
残念ながら戦前も、戦後もなく、ずっと米国と日本の不平等な関係は続いているちお言わざるを得ません。(百歩譲って考えると)ひょっとしたら安倍首相は、その「不平等」な関係を修正したいと思っているのかもしれません。それなら私と思いは重なります。極めて不平等かつ(実質)占領されている異常な状態から脱したいとの、開国以来の念願を叶えたいと。(標的とされれば)危険かつ脆弱な原発を押し付けられてきた現状を打破したいと。(やはり、違いますか)いずれにしても、日本と米国の不平等な「同盟」関係が、(日米の力関係からして)今後も変わるとは思えませんが・・・
P.S. ちなみに、「同盟」とは、「共同の目的の為に同一の行動をとる」という意味です。(広辞苑)となると、日本と米国は同盟国ではないという結論が出てきます。同一の行動は取って(取らされ)いますが、その目的は常に米国の「目的」だからです。その(米国の)目的を、日本の目的だとして強制されているだけです。湾岸戦争やアフガン・イラクでの戦争でのテロ掃討の「目的」もそうです。戦後は特に、いつも米国の目的が日本の目的だと刷り返られてきた(強要されてきた)に過ぎないのです・・・
P.S.2 TPPのルール(支配権)作りに最も積極的なのは米国だそうです。その為のTTPでしょうから、当然のことだと思います。支配する為のルールをつくることで、自国に利益をもたらすからです。その米国の「目的」を追認する為に、日本もその場に居なければならないのです。共同の「目的」を持った同盟国だからです・・・
P.S.3 尖閣事件後、日米共同で行なわれた占拠された離島の奪還作戦ですが、奪われることを前提の訓練って(本来なら)おかしいですよね。何故、離島「防衛」作戦ではないのでしょうか? つまり。尖閣を守ることは、米国の「目的」ではないのです。では、(中国はしないと私は思っていますが)奪取された場合、米国は日本と奪還作戦を行なうのでしょうか?これも、「しない」と思います。中国の実効支配している島を奪還する義理も意味もありませんから。つまり、日本と米国の間に、(米国の設定した架空の)「共同目的」はあっても、現実には存在しないのです。不平等と言うよりも、「同盟」そのものが成立していない、そう思うのです・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成25年4月30日)