「ジュノーの会」のKさんによれば、3~4年後には、癌をはじめ、心臓障害や脳血管障害等の晩発性障害の爆発的な発症期が訪れると言われます。しかも放射能被曝に関する障害は、「症状が現れたときには基本的には既に手遅れ」であり、「放射能被害に対する『解毒』は、・・・症状が出ないうちに行なってこそ有効」であると。だからこそ、Kさんは昼夜「漢方貼剤」を作り続け、福島に送り続けておられるのです。(支援者によって体制が整いつつはありますが、勿論、同会だけの働きだけで、全てのフクシマ・ヒバクシャに漢方貼剤や食品が届けられるわけではありませんが・・・)
政府が福島の子どもたちへの医療無料を財政的な理由で拒否したことに鑑みても、政府にこうした晩発性の障害を「カバーする意志を持たない」ことは明らかです。やはり、一刻も早い避難と、解毒の為の支援、そして(過酷な現実ではありますが、)線量の高い地域の住民の方々の(支援がない場合は、自発的で)日常的な解毒の営為が必要となってくるように思うのです。
会席でKさんは、愛媛県で福島の方々を(子どもだけでなく親子と言う形で)招いて、一定期間農作業を行い、その代価を支払うようなことはできないだろうか、と提案されました。その主旨には賛同するけれど、代価をお支払いする余裕のある農家は、なかなかないのが(Oさんが話を引き取って答えてくれましたが)今の農業の現実なのです。(後継者すらおらず、田畑も果樹園もどんどん放棄地となっています)だからこそ逆に、こうした放棄地に入植して頂ける方々がおられるのならば、行政の協力も得ながら、農業を再興することも真剣に考えなければならないのではありますが・・・
Kさんにはやはり、「避難」ということが頭にあり、「福島と他の地域を結んだ新しい経済圏というか、生活共同体のようなものが生まれなければならない」と考えられておられるのです。「『避難』を進められないのは、福島の問題というよりも福島以外の受け入れ体制の問題」だと・・・一言もありません・・・
Kさんはまた、「除染作業」という名の「事故処理作業」に関して、「放射能を取り扱う作業は、十全の防御方法に習熟した人々によって、受ける線量に細心の注意を払いながら行なわれなければならない」、「当然のことであるが、一般住民は『事故処理作業』の仕事の現場に居住してはいけない」と書かれています。チェルノブイリ事故後には、「ルクビダートル」と呼ばれる「事故処理作業従事者」が60~80万人おられ、そのほとんどの方が既に亡くなられているそうです。「除染」という名の「事故処理」が、公共工事化され、さらにフクシマ・ヒバク者が増加する、そのような悪夢が、現実のものとなろうとしているのです・・・
P.S. 実際、リフォーム会社が、「除染作業」という名の「事故処理作業」に参入しているそうです。当然放射能の知識も経験もありませんし、被爆を防ぐ為の対策がきちんと行なわれるとも思えません。政府は住民に「除染」(事故処理作業)に従事するボランティアを募集していると聞いたこともあります。除染という名の単なる「移染」が、さらに(住民を含めた)多くの方々の更なる被曝とならないようにと思うのですが・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成24年1月31日)
政府が福島の子どもたちへの医療無料を財政的な理由で拒否したことに鑑みても、政府にこうした晩発性の障害を「カバーする意志を持たない」ことは明らかです。やはり、一刻も早い避難と、解毒の為の支援、そして(過酷な現実ではありますが、)線量の高い地域の住民の方々の(支援がない場合は、自発的で)日常的な解毒の営為が必要となってくるように思うのです。
会席でKさんは、愛媛県で福島の方々を(子どもだけでなく親子と言う形で)招いて、一定期間農作業を行い、その代価を支払うようなことはできないだろうか、と提案されました。その主旨には賛同するけれど、代価をお支払いする余裕のある農家は、なかなかないのが(Oさんが話を引き取って答えてくれましたが)今の農業の現実なのです。(後継者すらおらず、田畑も果樹園もどんどん放棄地となっています)だからこそ逆に、こうした放棄地に入植して頂ける方々がおられるのならば、行政の協力も得ながら、農業を再興することも真剣に考えなければならないのではありますが・・・
Kさんにはやはり、「避難」ということが頭にあり、「福島と他の地域を結んだ新しい経済圏というか、生活共同体のようなものが生まれなければならない」と考えられておられるのです。「『避難』を進められないのは、福島の問題というよりも福島以外の受け入れ体制の問題」だと・・・一言もありません・・・
Kさんはまた、「除染作業」という名の「事故処理作業」に関して、「放射能を取り扱う作業は、十全の防御方法に習熟した人々によって、受ける線量に細心の注意を払いながら行なわれなければならない」、「当然のことであるが、一般住民は『事故処理作業』の仕事の現場に居住してはいけない」と書かれています。チェルノブイリ事故後には、「ルクビダートル」と呼ばれる「事故処理作業従事者」が60~80万人おられ、そのほとんどの方が既に亡くなられているそうです。「除染」という名の「事故処理」が、公共工事化され、さらにフクシマ・ヒバク者が増加する、そのような悪夢が、現実のものとなろうとしているのです・・・
P.S. 実際、リフォーム会社が、「除染作業」という名の「事故処理作業」に参入しているそうです。当然放射能の知識も経験もありませんし、被爆を防ぐ為の対策がきちんと行なわれるとも思えません。政府は住民に「除染」(事故処理作業)に従事するボランティアを募集していると聞いたこともあります。除染という名の単なる「移染」が、さらに(住民を含めた)多くの方々の更なる被曝とならないようにと思うのですが・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成24年1月31日)