以前から何度も言っていますが、私は電子書籍を快適に読むための
モバイルデバイスを探す旅を続けています。そんな私の本命は
Surface Duoだったのですが、一向に日本で発売される気配がなく、
海外通販サイトに頼るしかないのかと長い間悩んでいたのですが、
結局以前からずっと気にしていながら価格と耐久性の都合で二の足を
踏み続けていた折りたたみ液晶のスマートフォン、Galaxy Z Fold2に
手を出してしまいました。
箱を開けると7.6インチのタブレットが顔を覗かせ、二つ折りにすると
6.2インチの超縦長液晶スマートフォンとなります。破損が怖いので
高額なSpigenの耐衝撃ケースを購入して装備したこともあり、
分厚くずっしりとしたスマートフォンになりましたが、触っている
時の安心感とデザインのかっこよさから大満足な端末に仕上がりました。
肝心の折りたたみ液晶ですが、やはり折れる部分は線状ののくぼみと
なるので完全なツライチとはなりません。ですが液晶の表示は大変
綺麗ですし、実際に画面を表示していると殆ど気になりません。
肝心な電子書籍リーダーとしての使い勝手ですが、結論から言えば
ほぼ満点です。私が常用しているSony Readerの場合、スマートフォンの
縦方向持ちから開いてタブレットモードとすると縦方向持ちと認識
されて1ページ表示、横に倒すと画面が回転し見開き2ページ表示に
表示が切り替わります。表示エリアは自動的にパンチホールカメラを
避けてくれるので表示が掛ける心配もありませんし、画面比率が
4:3に近く、1ページ表示でも見開き2ページ表示でも余白はかなり
少なく出来ます。さすがに見開きで雑誌や新聞は文字のポイントが
小さすぎて記事を読むのはかなり辛いですが、コミックや小説は
バッチリです。電子書籍リーダー最大の夢である「文庫本持ち」は
見開き表示の時に液晶の折れる部分が画面の横方向に走る形と
なるので出来ないのですが、それ以外は完璧です。
そして折りたたみ液晶機最大の強み、二つに折ってポケットに
放り込んでいられるというのは本当に最強です。購入してから
二週間、外出のお供として常備していたのですが、タブレット端末を
二つ折り出来るというのは、イコール鞄からタブレットを取り出す
必要がない、と同義となります。利便性は桁違い。
まあ、中古でも20万円を超える端末を電子書籍リーダーのために
買うというのは奇特も奇特でしょう。我ながらとんでもないことを
したものです。しかし後悔はしていない。