「逃避行」を読んだ。

五十歳を超える主婦妙子は夫には女として終わっていると、扱われ、娘には更年期と言われ、辛い気持ちにも取り合わない。

長年家族のために尽くした主婦はこうして、家族から孤立してゆく。

そんな中でも、愛犬ポポは裏切らない。

隣の子供をかみ殺したポポを家族は保健所で処分することを望む。

ポポと家族、ポポと人間どちらが大切？

妙子はポポを選んだんだ、そして、ポポと逃げる。

俺もそうする。

身内であれ、家族の一員を切り離す奴は人でなしだ。

ダンナも娘もろくでなしだ、そんな夫を選んだ妙子が悪いし、そんな子供に育てた妙子も悪い。

まあ、そんな家族は見捨てるべきだな。

阿佐ヶ谷

商店街が好きだ。

特に目的も買いたい物もないけど、ただ見ながら歩くのが好きだ。

店って、売上がないと、どんどん借金が増えるよな。

家賃がめちゃくちゃ高いから、商品に家賃も上乗せしないといけない。

家賃払うために働いているんじゃないか？

消費税の納税のために働いているんじゃないか？

なんて、不満を抱きながら、経営しているんだろうな。