新宿から浅草を経由して、スカイツリーに

師走と言うだけあって、俺は飛び回っている。

浅草で迷って、地下商店街に行ってしまった。

こういう店並みは三宮にもあったな。

昭和って雰囲気でうさん臭くて、生活臭が滲み出ていて、好きだな。



なんて、なんとかスカイツリー駅に着いた。

会議が終わると、6時だった。

スカイツリーのネオンは展望台の部分でグルングルン回っているんだな。

ソラマチは多くの人で賑わっているけど、その周りの商店は殺伐としている。

スカイツリーができたことが仇になっているようにも思える。

先住者には頑張ってほしいものだ。

「月のうた」を読んだ

章ごとに主人公が替わることに気づかずに、つじつまが合わないなんて、思いながら読んでいた。

2章目を読み終えたときになるほどと、気づきもう一度最初から読み返した。

ただ、章ごとに今回は誰が主人公なのか？しばらく読んでないと分からないから、

分かった時点でまた読み返すから、俺のようなノータリンには骨の折れる物語だ。

民子を中心に描かれた舞台だけど、読み進んでいくと、民子が素晴らしい女性に思えてくる。

電車の中で、感極まって涙を流してしまった。

俺は死とか、貧困とかには弱いんだ。

月がキーになっている。

俺も月が好きだから、満月の次の日の月を十六夜（いざよい）と言うとか、二十三夜に願い事をすると叶うなんて、

坂本九の歌の世界みたいだ。

ポプラ社らしい物語だな。ぜひ読んでみてほしい。