鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

古鑿 31

2017-08-11 06:49:44 | 大工道具
毎日暑い日が続きますが、早朝からエネルギーをもらいます。


それは、ロンドンで行われてる世界陸上。


超人達は凄いですね~。感動を与えてもらえます。日本も頑張ってます。外人との体格は全然違いますが・・・。



古鑿の柄付け(柄の交換)しました。










古い柄もいい雰囲気があります。










黒染め液を塗ってから油を塗るとまたいい感じに甦りました。









だいぶ前の鑿には柄が綺麗すぎるかもしれませんが徐々に馴染んでくると思います。









いい感じで生まれ変わって良かったです。

突き鑿柄のい形

2017-08-05 06:49:46 | 大工道具
紫檀の突き鑿柄が来ました。


この形がお気に入りとの事で、握ってみると確かにフィットします。


産地ごとに形が違い、職人さんのよっても微妙に違います。








昔にこの様な形をした事がありますが、ちょっと違います。


黒檀でこれを2つの型を使って作っていきます。


口金の大きさは違いますが。








握ってみると微妙に違う。


寸法的には限りなく近いのですが・・・。


へこんでる部分が少し長いようです。




改めて作り直してました。


ちょっと先の方が張ってるように思うのですが、握った感じはこちらの方が近いです。


で、仕込みました。









へこんでる部分の長さは合いました。









今までもちょっと太くしたり絞ったりと研究してきましたが、ちっとした事で感が変わりますね~。


改めて勉強になりました。

向待ち鑿

2017-08-03 06:57:46 | 大工道具
向待ち鑿には別名もあります。

建具屋さんが使うので建具屋鑿とも言います。


昔は建具屋鑿専門に作られる鑿鍛冶さんも居られました。









中尾(込み)は五・八分位は四角で、細い分では縦長になります。


マチの形も1分位になるとかなり細いです。








氷鑿でも縦長のマチは有ります。


水が入ると錆びるので縦長の穴を開けます。