鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

桂付け 2

2017-02-14 07:01:27 | 大工道具

またまた桂の抜けた物が抜けた物が来て取り付けました。











桂・口金の形を見るとかなり前の物です。



適正なサイズを付けると再生できます。



柄を細目に削ると輪も抜けやすくなりますし、輪の形でも変わります。



柄屋はここを見て木を削ってます。



実際柄は多少乾燥しますので、調整された経験もおありかと思います。



湿気の多い地方・乾燥した地方でも木の湿度が違いますので、材料の乾燥には気を使います。



柄屋には材料の乾燥作業と言うのがありますので・・・。








グミの太柄

2017-02-13 06:54:54 | 大工道具
グミの古鑿の柄付け交換が来ました。


三木の平待ち鑿です。


マチが細いので、普通に付けると柄は細くなります。反対に太いと柄も太くなります。




付いていた柄は太い柄でした。引退された柄屋さんの物です。









今回のも同じ様に太目の柄を付けました。








細目と太目色々好みは有りますが・・・。



形も色々有り自然と種類も増えます。



柄屋さんによって微妙に形も違いますし、好みの幅も増えますね~。



磨り合わせして仕上げました。






グミと白樫芯持ち中叩き鑿

2017-02-09 07:01:40 | 大工道具
合わせの中叩き鑿が来ました。


柄の種類はグミと白樫芯で持ち形は播州型です。


今回は作業途中の写真は撮り忘れました。今までと同じですけど・・・。





桂の色付けもそうですが、口金の色付けの方が難しいです。


薄くて長さがあるので色むらが出来てしまします。むらが出来るとやり直しと言う作業が続きます。


昔からこの作業は母親と子供の仕事でした。


子供が居る時はたまに手伝ってもらいます。




鏝は薬で色付けするようです。うちらとは反対で厚みがあるから時間掛かるんでしょうね~。


うちに来られる鏝屋さんは「子供の頃ガスで色付けさせられ、むらになってよく怒られてた物や!」と言われてました。


鏝は厚みは違うので難しいんでしょうね~。










グミは何故か一度抜くと割れる。昔から柄屋さん同士の会話でした。


なので確実に一発でいかねばならない。気を使い時間もかかる所です。


今は三木の鑿が新潟に行ったり、新潟の鑿が三木に来たりで、たまに交流があります。


だいぶ前に三条の柄屋さんから電話がありました。「グミどうやって付けてるの?割れて割れて・・・」と。


コミが太けれはなおさらです。白樫芯持ちにもノウハウがありますが。







先月の仕事

2017-02-08 06:52:28 | 大工道具
1月は播州型の磨り合わせが多かったように思います。

合わせ・寸法・材等々色々なパターンがありますけど。




一部ですが、三木の形が多かったような1ヶ月でした。慣れた作業なので・・・。





























幸い蔓延していたインフルエンザや風邪もひかなかった1月。


今月も体調に気を配りながら頑張ろう。

寸法間違え

2017-02-06 07:02:10 | 大工道具
初めても形の依頼が来ました。


前回はイスで作りましたが、入れる時に割れたとの事で、柔らか目のサクラに材を変えました。




見本通りに型を作り調整します。


こういう段取りは仕事を終える時にします。


これが寸法間違えの元。













上が1cm短い物。



間違いは間違い。







でも、時間がもったいないですね~。