鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

彫刻鑿

2019-05-19 20:38:38 | 大工道具
毎年この時期は町の溝掃除があります。

朝7時から行ってきました。

町の衛生委員もしましたが、泥の片付けは大変です。




さて、本題の彫刻鑿と言えば昔は特殊鑿鍛治さん専門でした。

最近ではだいぶ増えてきました。


うちが担当する加治屋さんでは10軒ほどありますが、みんな違います。

仕様は磨り合わせ・焼きイブシの合わせ等々。

形・材質も赤樫・白樫・白樫新持ち。ロウ引き有り無し。

長さも4寸・4寸5分・4寸8分・5寸。


地域性もあって太さも違います。


これは赤樫のペーパー仕上げ(ロウ引き無し)の4寸5分丈です。





これから合わせ目の隙間を無くして磨り合わせをします。

完全に合ってないと仕上がった時に境目に線が見えます。


昔は待ちの境の肉ダレや面直しを、待ち上げと言って柄屋がしてました。

今は合わせなんかもあって綺麗になってきました。


でもカシメないと隙間が出来ますいね~。

あと、ペーパを当てすぎても焼けます。
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