顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

偕楽園NOW

2016年06月12日 | 水戸の観光

竹林の筍が伸びて皮が剥けつつあります。約1ヶ月半でもう成竹並みの8メートルくらいに伸びています。普通の植物は先端が伸びていきますが、竹は節の間がすべて伸びるので成長スピードは圧倒的に早くなり、24時間でモウソウチクが119cm伸びたという記録があるそうです。
なお、竹と笹は、同じイネ科タケ亜科でよく似ていますが、成長して皮が剥がれ落ちるのが竹で、いつまでも残っているのが笹、これで区別するようです。

こちらは笹の代表、クマザサ(隈笹)で、熊笹とおぼえている方も多いのですが、正確には葉に隈取りがあるので、付いた名前です。写真のように、若葉には隈取りは無く、葉が越冬するときに縁が枯れて隈取りになります。

南斜面の常磐線そばにハナショウブの黄色い花、アヤメ、燕子花、イチハツ、アイリスと似たような花の区別がまだ定かではありません。

遊歩道の側面にタラの芽のタラ(木偏+忽)の木が出ていました。山菜としては珍重されますが、地下茎でどんどん増えてゆく暴れ者で、タラの芽がある山は、放置された荒れ山が多いのです。

同じ南斜面の遊歩道にホタルブクロの群落がありました。毎年、この場所に咲いていて、だんだん株が大きくなるのは、生育状況が合っているせいでしょう。
この時期は来園者も少なく静かな偕楽園は自然がいっぱい…、のんびり歩いていると思わぬ発見があるのでおすすめです。

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