顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

縄文住居と桜…大串貝塚ふれあい公園(水戸市)

2024年04月10日 | 水戸の観光

今年の桜は、やっと満開になったと思ったら数日雨模様になったり、天の悪戯が続いていました。

大串貝塚ふれあい公園は奈良時代初期の和銅6年(713)編纂の「常陸国風土記」に載っている巨人伝説「だいだらぼう」と縄文時代をテーマにした公園です。


公園入口には水戸市埋蔵文化財センターがあり、ギリシャ神殿のような柱が並んでいます。


縄文海進の時には、この台地の下まで海が押し寄せていましたので、常陸国風土記に載っている伝承が頷けます。
「昔々、大櫛(おおくし)の丘に大男がいた。男は丘にいながら海へ手を伸ばし、砂浜の貝をほじくり出して採っていた。食べた貝は朽ちて積もって丘となり、この丘の名は大朽が今は大櫛という。」


伝説の巨人「だいだらぼう」の像は15.25m、手のひらが展望台になっており米どころの田園地帯から太平洋方面が眺望できます。


縄文時代の複製住居が数棟立っています。




周りには銅で出来た縄文人たちが生き生きと活動していました。もちろん現代の子供たちも!!


埋蔵文化財センターでは、大串貝塚や市内で発掘された埋蔵文化財が展示されています。


ここはあまり広くはありませんが50本の桜があり、知る人ぞ知る花見の名所になっています。なお今週末まではライトアップも行われるそうです。

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