顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

ザリガニの大威嚇

2015年07月12日 | 散歩

散歩道、アメリカザリガニがのっそのっそと歩いていました。立ち止まって目線を合わせると、赤いハサミを思い切り広げて、ものすごい威嚇、足で踏まれたらイチコロなのに、自分の身の丈考えずに立ち向かってくる姿に思わずパチリ。せめてこいつの十分の一くらいの気概を持った人生だったらと悔やむのでした。



この機会に出自調査、1930年にアメリカニューオリンズから、神奈川県にあったウシガエルの養殖池に移植されたのが最初という説。慢性的な食料不足に悩まされてきた日本に食用ガエル(ウシガエル)を導入するのにその餌として輸入したものでした。
アメリカでは食用種であるのに、国内ではなかなか食材として認識されず、戦時中は食べていたようですが、いまは、子供の釣り対象で、孫たちが来た時に「イカ燻製」など食べておいしい上等なつまみ類を、タコ糸に結んで垂らすといっぱい釣れます。以前、近所の飲食業の方が、捕まえてしばらく清流で養殖し、泥臭さを抜くんだと言ってましたが、成功しなかったみたいでした。

私の時代は、釣るのにカエルの脚を使いましたが、本来はウシカエルの餌だとは…。You tube に出ていた、ウシガエルがアメリカザリガニを食べる画像では、大きなハサミもすべてお尻からぱくりと飲み込んでいました。
このウシガエルも今は特定外来生物に指定されるやっかいもの、湿地の近くを歩いているとグーグーと低音の不気味な鳴き声が聞こえてきます。

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