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久しぶりに道端の蕗を採りながらの散歩に出かけたら、ちょうどキイチゴの鈴なりの時期で、ジューシーでうす甘い、懐かしい味を摘まむことができました。
このキイチゴ(木苺)は正確にはモミジイチゴ(紅葉苺)、葉の形がモミジの形で、白い花も黄色い実も下向きに付くのが特徴です。
少年時代の山歩きで、空いた弁当箱に入れて母にお土産と持ち帰ってみましたが、山で食べた美味しさを家では感じられなかった記憶があります。
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スイカズラ(吸葛)は、名前の通り花のつけ根の部分の蜜を吸うことからの命名、今でもつまんで啜ると、舌に甘い味覚が残ります。冬でも葉が生い茂り寒さに耐えているように見えるところから忍冬(ニンドウ、スイカズラ)ともいい夏の季語です。
すひかづら髪に一輪戻り海女 八木林之助
忍冬のこの色欲しや唇に 三橋鷹女
忍冬のこの色欲しや唇に 三橋鷹女
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番外編、道端のオオキンケイギク(大金鶏菊)は北アメリカ原産の宿根草で、日本では工事の際の法面緑化に利用されていましたが、強い繁殖力が問題となり、「特定外来生物」に指定されています。栽培禁止ですので、まもなく刈り取られるまでのつかの間の饗宴です。
白いフランスギクも混じっています。これも外来種で、冬を越せない同種のマーガレットを尻目に日本中に蔓延っています。右の青いネットで囲われた一画は、いま水戸市で推奨しているジョイント支柱栽培を実践している梅林です。
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