スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

タイムリーな切手の発売

2011-07-05 12:03:00 | コラム
スウェーデンの郵政公社は今年3月24日に自然エネルギーをモチーフにした切手を発売していた。




太陽光・風力エネルギーに加え、バイオエネルギー波力エネルギーだ。
波力発電に関しては、スウェーデンの中でも私の住むヨーテボリのシャルマシュ工科大学で研究開発が続けられてきており、スウェーデン沿岸で既に大規模な実証実験が行われたり、もっと強い波が期待できるイギリス沿岸でも実験が行われている。

スウェーデンは東はバルト海という内海であるし、西はデンマークとの海峡であるために波の力が弱いが、専門家によるとそれでも西海岸の波をうまく利用すればスウェーデンの電力需要の最大8%くらいは電力を得ることが可能だとしている。

(友人のレーナ・リンダルさんから情報を得ました)

<余談>
スウェーデンの郵政公社は、もともと郵政庁という形で国の行政の一部であったが1990年代に国が全株を保有する株式会社へと形を変え、さらに数年前からはスウェーデン政府デンマーク政府が共同出資して持ち株会社を設立し、その会社がスウェーデンの郵政公社とデンマークの郵政公社の株を保有するという形態をとっている。