情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




 都立高校では入学者選抜の学力検査がおこなわれました。要するに一般入試がありました。

 今年から受験生には「時計は目安です」という放送や説明をしています。テストのペース配分に時計が必要なのは理解できます。でも、「何分ぐらい経過した」という事を見るために使うものだと思います。テスト中に「23分43秒経ったな」なんて知る必要があるのでしょうか。
 どこかの学校で、極端に狂った時計があって指摘されたんでしょうね。でも、ペース配分は受験生の事情で、こちらで準備する筋合いのものではないと思います。今は正確無比な電波時計もありますから、チャイムが数秒違うと指摘されたら、時報を聞いてチャイムを鳴らせという指示が来るのでしょうか?

 狂った時計で受験生を混乱させるのはよくないことです。でも、私たちの仕事は受検時間を正確に提供することだと思います。ペース配分を考えるためには自分で腕時計を用意すれば良いことだと思います。


 ところが、最近の中高生は時計を持っていないんですね。腕時計を買ってもらうのではなく、携帯を買ってもらうためでしょうか。
 私の学校ではせっかくつけてきた腕時計を受験前に預けにきた受験生が数名いました。「時報アラームの止め方がわからない」ということでした。おそらく、普段していない時計をつけてきたためだと思います。

 いつもは気にならない1分1秒が、入試の時には気になるんです。

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