情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




今日の1時間目に情報Aのテストが実施されました。
中央線の故障で実際は2時間目の時間に実施されました。分掌は教務なので試験開始まで出席状況の確認などにあっちこっちと走り回る羽目になりました。

さて、無事テストも終わり、採点です。

A3対応のADF付きスキャナを使ってスキャンします。(ADFとはオートドキュメントフィーダの略で、まとめて何10枚の紙をセットすると、1枚ずつスキャンしてくれるコピー機の上についているような機械です。)
私の学校に入っているものは、
スキャナ:EPSON ES-7000H
ADF:ESA3ADF2
です。これにネットワークスキャンカードがついていて、LAN経由でデータを読み取ります。

一クラスずつスキャナーにかけ、画像ファイル(TIFF形式)として保存していきます。8クラス326枚を約1時間で読み取ります。紙詰まりは2回だけでした。

読み取ったデータはRemarkというソフトでデータに変えます。Remarkには採点機能もあるのですが、単純にマークした番号を読み取らせ、CSVとして保存します。

この読み取ったCSVデータをExcelで読み込みます。if文を使って解答と照合して点数化します。Excelで処理すると、後で配点を変えることや、解答が間違っていたときに後で一括修正ができて便利なのです。

次は個人票を作成します。VLOOKUPやindex関数を使って番号を変えると違う生徒のデータが表示できるようなシートを作ります。これをマクロで1つずつ番号を変えて印刷すれば個人票ができます。

これを解答用紙の裏に印刷していきます。表と裏に別の生徒のデータを印刷するわけにはいかないので、1枚ずつ確認しながら印刷します。これに結構手間がかかります。

マークシートはとりあえず点数を出すだけならものすごく簡単です。その後の作業はそれなりに難しく、手間もかかります。
手で採点するよりはずいぶん早く正確にはできますが、「楽でいいですね」と言われるほどバラ色ではないものです。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
よい色気 (田中 洋)
2005-07-09 22:50:51
機器があり、使えて、早く処理が終わる分、その後に「よい意味での色気」が出てしまうのですね。生徒のためによかれと思うことを追求する気持ち、見習いたいと思います。
 
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