情報科blog
高校で必履修となった「情報科」の教員が
授業や校務など日々のできごとや
情報教育について思うことを書いていきます。




 とある都立高校で、「情報モラル講習会」をしてきました。

 窓口に行くと、所属、氏名を書かされ、5分ほど待たされました。連絡がないにせよ、講師として派遣依頼を受けて行っているのですから、普通は校長室に通されるものですよね。

 まぁ、ただの教員ですからね。

 担当の方が見えて、体育館へとおっしゃるので、コート等の荷物はどうしたらよいか尋ねると、校長室に案内されました。

 体育館に行くと、調整されていないプロジェクターがぽつんと置いてあります。台の位置を直して、台形補正してセッティングしました。昨日お願いした放送機器の準備はできていなくて、ラジカセを持ってくる始末。結局は放送機器とつないでもらえましたが、ずいぶん投げやりな感じです。

 予定の開始時間より、集合時間が遅れていたので、内容を手短にまとめて、予定通りの時間に終わることにしました。

 途中、先生の数を数えてみると、一番少ないときで6人。ずいぶん安心して任せていただいて光栄です。

 生徒は立派で、静かに聞いていました。少なくとも話し声が良く聞こえるようなことはありませんでした。



 「情報モラルなんて特別なモラルがあるわけでなく、普段のモラルがインターネットや携帯を使うときでも必要だ」ということをお話ししました。ちょっと話を聞いてモラル形成ができるようなことはないですよね。だいたい、私が立派なモラリストだという事もないですからね。

 いつものように通信の仕組みをお話ししました。いろいろなところに証拠が残って、名前を書かなくても発信者が特定できるという事だけは、伝えておきたいところですからね。これだけわかっておいてもらえれば、普段のモラルと大差ないことがわかります。



 「情報モラル」を考える上で、一番良くないのは「私はわからないから」と逃げ回る大人なんですよね。そこは理解してもらえたのでしょうか?


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
お疲れさま… (田中 洋)
2007-03-10 20:22:03
何だか考査後期間消化試合の一部を担当させられたような気がしますね。お疲れさまでした。

それにしても騒がず話しをきいている生徒は偉いなぁ。私の勤務校では無理です。5分ともたない…。

もっとも佐藤さんに、そんな失礼なお招きをすることはしませんけどね。
 
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