キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

解雇をめぐるストレスで奇妙な行動が目立つ子どもたち その1

2010-08-11 22:51:37 | リストラから教えられる人生

 娘は、なかなか眠れない夜を過ごしているんですが、今朝も朝早く5時頃目を覚まして、家中の電気を全部つけ、挙句の果て私のコンピューターでこんなものを作ってみたようです。


 

Always be prepared for the cat attack. They can happen when you least expect it…

ネコの攻撃!!!

いつもネコの攻撃に備えなさい。もっとも予期していない時にこそ起こりうるからです。

(ちなみに写真のネコは、うちのココアです)






  

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吉野工芸の里をめぐる

2010-08-10 22:32:38 | 里帰り
地元近くの吉野谷村、吉野工芸の里に行ってみました。

陶芸、木彫、和紙工芸、ガラスなどの工芸作家が集まり、それぞれの創造活動が紹介されています。

旧家を利用して、アーティストたちの空間の作品をうまくディスプレイしています。






和紙で作ったランタン、うちでも使っています。IKEAなどにも豊富においてありますよねぇ。



この狭い廊下が日本の特徴なんですね。



生地や着物もディスプレイできるんですねぇ。参考になりました。



囲炉裏が懐かしいです~。







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日本ホームシック&ファンタジーの理論

2010-08-09 06:59:28 | 里帰り
アメリカに戻ってきてから、14歳になったばかりの息子は「うつ」の日を過ごす。 

「うつ病」と診断されているわけではないが、自閉症にみられる思い込みの強さと思春期の感受性の高さが相乗効果をかもしだし、気持ちが不安定らしい。

食欲がぐんと減り、沈んだ顔で部屋をいったりきたりし、不眠の日が続く。

里帰りの写真をみては涙ぐみ、日本の話をすると、思い出すからやめてくれと怒りだし、もう一度、日本へ出発した頃に戻れたらと語る。

しかしこれは、今に始まったことではない。

4年前、日本へ里帰りした最初の晩、昼間地下鉄でいろいろなところを回ったことが楽しかったらしく、寝床で「こんなに楽しいなんて。。。アメリカに帰りたくない」と涙をほろほろこぼした。

旅行に連れていくたびに、帰る道中は気を落とし、時には涙を流し旅行が終わるのを悲しむというのがバターンだった。

昨晩、12時になっても眠れない息子はこう語る。

「日本にいった時、時間があっという間に過ぎてしまったんだ。昨日、日本行きの飛行機に乗ったような気がするんだ。どうして時間ってこんなに早く過ぎるんだろう。このままあっという間におとなになって、おとうさんとおかあさんが死んでしまって、僕も死ぬんだ」と涙を流す。

息子の悩みを否定せずに、誰でもいろいろなことを考え想像し悩むもので、大人への過程の思春期には悩みは積もるものだし、不安が多いのは当たり前と伝える。そして日本の楽しかったのはある意味でファンタジー(虚構の世界)にいたわけで、今は現実の世界に戻ったからそのギャップに悩むんだという風に説明する。

児童文学を以前勉強していた私は、子どもがファンタジーを通して、どのように精神的葛藤を乗り越え、おとなになっていくかという図式に興味を持ち、修士論文のテーマに選んだ。

子どもの読む絵本などには、現実ー空想ー現実というパターンで描かれているものが多く(たとえばモーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」)、ジョセフ・キャンベルの英雄伝説分析に潜在していた物語母型を用いて、現在の絵本が子どもの精神発達にどのような役割を持つかを分析することが研究の目的だった。

息子には、自分の研究の話をしなかったが、ファンタジーの世界(里帰り)でいろいろなことを経験することが現実の世界に住む自分の精神成長に役立つ、というかなり無理な解釈をしてしまったが、日本で経験したことが自分の糧になったことを認識し、次へ踏み出して欲しいと思う。こういう話をした後に、次のことを息子に伝えた。

「あなたはとっても大人になったし、お願いがあるんだけど。今うちの家族、転機で大変でしょう。この大変な時にぜひおとうさんを助けてあげて欲しいの。自分のエネルギーを内に向けると、辛いことばかり目に入るけど、それを外に向けて欲しいの。」

「よく分かったよ」と言い、息子は眠りについた。

どれだけ分かってくれたかどうか分からないが、このような葛藤ややりとりが成長の糧となって欲しいと願うハハである。

 
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耳かき(の棒)が好きなネコ

2010-08-08 14:56:47 | ネコ便り
ネコのココアは、耳かき棒のふさふさが大好きらしい。

見つけると狂ったように、手でつかまえようとし、ぺろぺろなめるのが習慣。

そういえば、以前、羽のようなおもちゃをあげた時も、喜んでなめていたことを思い出す。募金運動でもらうような羽が棒の先っこについたネコのおもちゃだったが、ココアもペッパーも嬉しそうになめていた。

そうするとネコのおもちゃにも

1.追いかけるもの
2.手でつっつくもの
3.中に入るもの
4.なめて楽しむもの
5.音を楽しむもの

といろいろな種類があるらしい。

うちのネコたちは、普通の市販のおもちゃよりは、耳かき棒、ヘアーゴム、ベルトなどが好みらしい。ベルトはヘビに見立ててドアの隙間からちらっと小出しにすると大喜び。

ネコの手作りおもちゃ教室なんてあると楽しいだろうなぁ。。。

















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やっぱりフルーツが安いアメリカ

2010-08-08 14:28:36 | 里帰り
空港から家に帰る途中、農家の野菜や果物を直接売っているお店に立ち寄った。

大きなダンボール箱に一杯の桃が11ドル、アプリコットが10ドルと本当に安い。箱の中にはそれぞれ40個くらい入っているだろうか。日本では考えられないくらいの値段。

旬の野菜とうもろこしも4本で1ドル。

もう一つのお店では、一山のトマトやリンゴを安価で買ったが、お店の人が大きなダンボール箱に入ったインゲンを指差して「欲しいんだったらただであげるわよ」とサービスしてくれる。売れ残りだったんだろうか。それにしても気前のいいこと!家に持って帰り、近所の人におすそわけ。我が家ではオリーブ油でいためたり、クリームオブマッシュルームスープなどを入れてキャッスロールにしていただく。

Costcoでは、大きなパックに入ったイチゴが6ドルと安売り。早速スムージーに入れて飲んでみたりしたが、これだけ豊富にあるんだからと思い、ストロベリーショートケーキを作ることにする。ケーキは面倒くさかったのでケーキミックスで作り、その甘さを抑えるために生クリームのお砂糖は控えめに。低カロリーにするためにクリームはHeavy Creamとプレーンヨーグルトを半分ずつにして砂糖を加えあわ立てる。

今回の里帰りで意外と日本も物価が安いことにびっくりしたが、果物はやはり高い。フルーツ大国に住んでいる恵みを味わいつつ、明日は桃を使ったレシピーを探してみよう!




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アメリカヘ戻る!

2010-08-07 16:53:43 | 里帰り
約40日の里帰りを終え、昨日無事に家に帰る。

日本滞在中、オンラインで大学のクラス1コマを教え、かつ論文の仕上げがあったので、ブログを殆ど更新できない程、忙しいスケジュールだった。夏ということで、受講者がやや少なかったので、採点しなければならないレポートやペーパーの数が少なかったのが唯一の救いだった。

昼間は、時には子どもを親や夫に任せて仕事をしていたこともあったが、授業の日程通りにこなすために、睡眠5、6時間という日も多々あった。それでも病気せず元気で過ごせたのは、母や妹の美味しくて健康な手料理があったからに違いない。

久しぶりに家に戻ると、シェークスピアはウォーンと喜びの声をあげながら顔をぺろぺろなめてくれ、ネコたちは足のあたりにつきまとって歓迎してくれた。

お土産はペットたちにはネコ首輪しか買ってこなかったので、昨日と今日はツナの缶詰を3匹にたっぷり食べさせ、シェークスピアにはエピのおせんべいもあげる。






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