キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

ジョーダン・B・ピーターソンのベストセラー本を読む

2018-03-12 16:06:08 | 映画・本・テレビなどを語る

ジョーダン・B・ピーターソン氏について初めて知ったのが、たまたまジムでエクスサイズした時に見ていたFoxニュースのインタビュー。1か月前のことである。

インタビューの中では、二つのポリティカル・コレクトネス「政治的に正しい」についての事件が取り上げられていた。まずカナダのジャスティン・トルドー首相が、対話集会で発言に立った女性をさえぎり、「人類(Mankind)」の代わりに、「peoplekind」とするべきだと修正させたことについてのコメント。首相が、発言中の女性の言葉をさえぎり、言葉尻をつかんで修正させたこと、そのやり方が傲慢であったことをピーターソン氏はものおじせずに述べたことに好感を抱く。またニューヨーク市で、「父娘のダンスパーティー」の企画のキャンセル(性や家族の多様性を認めないという理由で)が相次いでいるというニュースについても、このままでいくと全てが「差別」ということで評価され、何もできなくなる、そのような将来に対して非常な危機感をもつことをインタビューの中で伝えている。

このインタビューを見た時に、本来の意味から離れてしまったダイバーシティー政策や観念に対する私自身の懸念を代弁してくれただけでなく、その言葉の巧みさと謙虚さ、勇気に衝撃を受け、早速Youtubeビデオを探し (https://www.youtube.com/watch?v=Jd0uYnD1RQ4)、夫に紹介。翌日、彼の本をオーディブルで購入。二人で毎日朗読を聞いている。

ちなみにピーターソン氏はハーバード大学で教鞭をとった経験をもち、現在はトロント大学の教授である。それだけでなくYoutubeでの動画が大人気であることから、処世術の本『12 Rules For Life』を書くことになったというのがきっかけである。彼の本は、現在アマゾンの「もっとも読まれている本」の1位である。

日本語でも紹介されているので、参考までに。この本の感想はまだ今度。

https://nikkan-spa.jp/1451538

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする