月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

できること@事件

2010-06-29 04:52:57 | 子ども ボランティア 読み聞かせ
生後10日の我が子を包丁で切りつけ…母親逮捕(読売新聞) - goo ニュース

最初にこの記事を見たのはmixi。

これについての書きこみ。
なるほどな意見もあれば、
ちょっと考えられない暴言まで様々。


自分としては、誰かを批評するというより
どうしてそうなったのか、
そうならないためにどういうことができるのか
ということが気になります。


もちろん傷つけるのはいけないこと。
でも
こういう事件は、珍しくなくなってきています。

ということは、特別な人、
特別な状況だからじゃなく

身近なところで起こっても
不思議ではないと思って
考えた方がいいような気がします。

(実際、先日も市内で悲しい事件がありました)



・・・・・・・・
産後すぐは、ホルモンのバランスも悪く、
精神的なバランスも崩れやすいんですよ
という話がありました。
三女を出産した病院で、退院までの間に
色々教えてくれる集まりでのこと。

普通の状態では、平気なことでも
平気でいられない状態が
ベースにあるということでしょう。

まずこれが前提にないと。
自分のおかしな状態を、
頭だけでも理解しないままだと
それは動揺するだろうし、

周りもそういうものだと思ってないと
対応を間違ってしまうかもしれません。



あと、母乳やミルクをうまく飲んでくれない子、
この個人差は大きいです。

長女の時、授乳室では
ママがずらっと並んで座って授乳していました。

母乳が出ないママ。
どうやっても吸いついてくれないママ。
格闘しているうちに泣けてくるママも。
(哺乳瓶の乳首を受けつけない場合もあり)

手伝ってもらいながら、なんとか覚えていました。
私もそんな一人でした。

経験は大切です。

でも、出産後だいたい5日くらいで
退院じゃないでしようか?
帝王切開など、何かあれば
もうちょっと長くいるのですが。

お風呂に入れる練習など
最低限のことだけの実習で、
うまく生活リズムができないまま
退院することも多いのだと
看護師さんか話していました。

どうしてるのかなと心配に思うこともあるそうです。
なのでその病院では、数日後に
電話訪問というかたちで
様子を聞くようになっています。

入院中にも、そういうメンタル面のことも
それとなく聞かれました。

出産は三度目なので、だいたい段取りは分かるし、
病院では 赤ちゃんのお世話を
かかりっきりでできるから
眠れなくても体は痛くても、気分は楽です。

でも退院すれば、
炊事洗濯子どものケンカ(笑)などなど
わずらわしいことも同時進行でやっていくから
入院中のようにはいかない、
ということは予想できます。
という話をしました。

一人目であろうと二人目であろうと、
それに合わせて状況は変わっていくので、
そのとき経験することは、
いつも初めてではあるのですが、

この 予想できる というのは
大事だなと思います。

予想がつかないことが多いほど、
パニックになりそうですから。



そうはいっても、
一線を越えてしまうのには
何があるのでしょうか。


育児ということが全面に出ているので
育児不安が原因で・・・
ということに目が向きますが
それは、単に要因のひとつなのかな
とも思います。

それほど短絡的なことではなく
色々なことが複雑に絡んでいる
のではないかな、と。


相手を傷つけること、
自分を傷つけること

この衝動を後押しするものは、
それこそ10日間くらいで生まれるものではなくて

それよりもっと、生まれた頃からそれまでの
いわゆる成育歴やら周囲の環境やらも
無関係ではなさそうな気がします。
その人自身を形づくっている、
根の深い部分に
行きつく場合もあるのかな、と。


だとすれば、これは
今、育児に向き合っている人だけでなく
もっと若い世代の人も、上の世代の人も
男女の別なく問題になってくることなのでは・・・。


その人の心の問題が その時大きく現れてきたのが
“育児”だった、とは言えないでしょうか。


ただ、
言いたいのは
育ちに問題あり、ということではなく

むしろ、ごく普通の育ちの中に
誰にでもあるものの中に
種のようなものはあるのではないか、
ということです。

問題として現れる場合もあれば
そこまでいかない場合もある、と。


だとすると、この日常は
問題の蓄積の場でもあり、
解決へ向かう場でもある
・・・のかもしれません。


学校、職場、家庭 等々
それぞれの場で過ごす中で
大切にしたいこと、

自分に対してのことも、
相手に対してのことも。


その大切にしたいことは
ある程度、共通してくるかもしれません。


だから、
特別な人の特別な状況ではない。

当事者ではないけれど、無関係ではない。

それぞれが、それぞれの場所で
できることは あると 思うのです。





以上
何だか長々と書いてしまいました。
というのも・・・・・



記事を読んでいると、

雨の中、傷を負ったまま
放り出されて泣いている赤ちゃんと、

死ぬために
道路へ飛び出していったお母さんが

ぶわっと目に浮かんできて


とても平気でいられませんでした。


でも、そこで終わりにしたくありませんでした。




書き込みの中で見た

そんなお前がしね という言葉。

そんなふうに思っている人もいる、
ということが更に耐えられませんでした。



だから
感情は一旦 横へよけて
ぽつぽつと考えだけを進めることにしました。


たいしたことは考えられなくても、
自分なりの答えを出すことで、

気持ちの方も落ち着いてくれそうな
気がしたからです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 畳の上で… | トップ | ハイハイ初め@三女 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

子ども ボランティア 読み聞かせ」カテゴリの最新記事